病院から自転車で5分も走れば小さな黄色の花に出あえます。
ブルースターの虫の駆除を済ませてから、走ったのですが、すでに萎んで面影はありません。
花は早朝に開き昼頃には萎むことをすっかり忘れていました。
次の朝、今年も懲りずに・・・・
万葉名 『あざさ(阿邪左)』・学名 「アサザ」 リンドウ科(ミツガシワ科)
池や沼に生えるリンドウ科の多年草水草。
夏の午前中に黄色い5弁の花を咲かせる。
花の大きさは3~4センチ。
花は早朝に開き昼頃には萎むが、次々と開花する。
朝の気温が20度以上にならないと咲かないので、なかなか見ることができない。
幻の花ともいわれる。
万葉集で「三宅の原」の花として読まれている。
【絶滅危惧種】 案内板より
「万葉の花」とは万葉集に登場する花の名前。
小さな花です ・・・・ お昼には萎んで水の中に沈んでしまいます。
その昔三宅は湿地帯で、一面にあさざが咲き誇っていたそうです。
近代になり、絶滅してしまいました。
奈良県農業試験場にあった、あさざを一株ゆずり受けて、磯城野高校の裏庭の泉水を借り、
少しずつ、少しずつ増やしたあさざを三宅町の家に配ってくださったそうです。
今、太子道を走ると、あちらこちらのお宅の玄関前であざさの花を見ることができます。
花蓴菜(はなじゅんさい)とも呼ばれる・・・ 葉が蓴菜に 似ているところから。
「法隆寺建立のため、聖徳太子が「飛鳥の里」から「三宅の原」を経て「斑鳩の里」を
往復されて道路で太子道といわれ北北西に筋違いになっている」 案内板
屏風杵築神社・・・太鼓橋を渡ると大きな睡蓮鉢何鉢にもあざさが育てられています。
私は一見、キュウーリの花を小さくした花に思えて仕方ありません。
「あざさ」 を歌われた万葉集 巻13・1329 読み人知らず
うちひさつ 三宅の原ゆ 直土に 足踏み貫き 夏草を 腰になづみ
いかなるや 人の子ゆゑぞ 通はすも我子 うべなうべな 母は知らじ
うべなうべな 父は知らじ 蜷の腸 か黒き髪に 真木綿もち あざさ結ひ垂れ
大和の 黄楊の小櫛を 押へ刺す うらぐはし子 それぞ我が妻
現代語 三宅の原を通って、裸足で土を踏み貫き、夏草の中を腰までも入って難渋し、
どのような人の娘ゆえにお通いか、我が子よ。
もっともです、もっともです、お母さんは知らないでしょう。
もっともです、もっともです、お父さんは知らないでしょう。
(蜷の腸のように)真っ黒い髪に、木綿であざさの花を結んで垂らし、
大和の黄楊の小櫛を押さえ刺している可愛い女。それが私の妻です。
「あざさ」を歌われた上記の万葉歌碑
あざさのイメージキャラクター 『みやっぴぃ』 も登場!町民であざさの栽培を支援されています。
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屏風杵築神社境内地に潰れた実のようなものが一面に、上を見上げて驚きました

大木の桑の木 ・ 桑の実です

クワ イラクサ目クワ科 クワ属
小さい頃母の実家で蚕業が行われていて、桑畑があったことを覚えています。
そんな頃の桑の木が、こんな大木になったんでしょうか!
三木霧風作 『赤とんぼ』の歌詞に桑の実がありますが、
今では本当に歌詞のように幻になってしまいました。
「夕焼けこやけの赤とんぼ
負申れて見たのはいつの日か
山の畑の桑の実を
小篭に摘んだはまぼろしか」
桑の木にテイカカツラが絡み付いて、花の真っ盛りで甘い香り!
桑の実は、ジャムや果実酒を作るのによく用いられます。
抗酸化物質アントシアニンなどのポリフェノールを多く含みます。
採りたくてもとても手が届かないので残念!
追記
自宅に帰って連れ合いから・・・・「 何処を歩いて来たの? 」 「・・・・・」
「得体の知れない色と粒粒・・・・」
一面に落ちていた桑の実を足場が無かったのでスニーカーで踏んだのです。
靴裏の隙間をびっしり桑の実のお土産を詰め込んで持ち帰り、
玄関通路を紫色にペイントしていたようです。
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5月27日(金)


近畿地方が入梅したもようと発表されました。
平年より12日、昨年よりなんと18日も早い梅雨入りとか。
暫く雨と上手く付き合っていこうと思います・・・・雨もまよしです。
病院ボランティアのお仲間からパソコンSOS!・・・・ 走りました。
フリーズ何とか直りました。
お隣の花友さんからいただいた秋の花苗、この小雨は有難い。
連れ合いがひと言 ・ 「これ以上花は増やさないでくれ!」 「私水やりします!」
一言多かったこと反省

2 .3日前からくしゃみ・鼻水・目のかゆみが特に酷い!
カモガヤ イネ科 と格闘・・・時が過ぎ去るのを、ただひたすら待つ!待つのみ!
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