み教えを深く味わう機縁としていただくため、親鸞聖人750回遠忌法要が厳修されています。
親鸞聖人750回遠忌法要に出勤された僧侶から貴重な御葩(おはな)をいただきました。
御葩(おはな)御華葩(おけは)・・とは法要の時の散華用に紙で作られた蓮形の花びら。
御葩(おはな)は出勤された僧侶に7枚お渡しされるそうです。
6枚は法要のなかで散華され1枚は記念にいただかれるようです。
親鸞聖人750回大遠忌法要記念の御葩(おはな)月によって模様が替わるそうです。
奈良教堂親鸞聖人750回大遠忌法要記念の御華葩
お手伝いでいただきました。
普段手元にある何冊かの経本に挿んである御葩(おはな)を集めてみました。
収集しているわけではないのです・・・・いただいた時、経本に挿んでいた御葩(おはな)です。

御葩(おはな)華葩(けは)花びらをかたどった紙片で本来は、法要で散華(さんげ)の時に使用されます。
散華とは、この御葩(おはな)御華葩(おけは)を僧侶が散らす作法です。
元は花籠に生の蓮の花びらを盛っていたとのことです。
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10月8日(土)

門信徒の集いのお斎、散らし寿司120食分の準備に午後から浄照寺へ。
椎茸・人参・高野豆腐・筍を小さく切り2釜に分けて下味を付ける。
12人の法友たちと作業、明日の準備も整えて2時間足らずで終わる。
夜、10Kのお米を2釜に分けて仕掛ける。
10月9日(日)

朝 7:00 集合。
出来上がったご飯に合わせ酢。
金糸卵を焼いてくださる方・・大忙し。
刻みのり・金糸卵・グリンピース・Yさん手作りの紅生姜・
Aさんが用意くださった緑の紅葉を飾りに使いました。
8:40 120食完成 ・・・・・ 少しの余りものを20人でお味見。
「美味しい!」とお手伝い全員自画自賛。
10:00 音楽法要
10:30 仏事の話 浄照寺住職さま
11:00 法話 今回のテーマは、「真実のみ教えにあう」
ご講師は 龍谷大学大学院特任教授 本願寺教学伝道センター常任研究員
葛野 洋明 先生。
親鸞聖人のことば 「人生そのものの問い」 拝読 浄土真宗のみ教えより
日々の暮らしのなかで、人間関係に疲れた時、自分や家族が大きな病気になった時、
身近な方が亡くなった時、「人生そのものの問い」が起こる。
「いったい何のために生きているのか」「死んだらどうなるのか」この問いには、
人間の知識は答えを示せず、積み上げてきた経験も役には立たない。
目の前に人生の深い闇が口を開け、不安のなかでたじろぐ時、
阿弥陀如来の願いが聞こえてくる。親鸞聖人は仰せになる
弥陀の誓願は無明長夜(むみょうじょうや)のおほきなるともしびなり
「必ずあなたを救いとる」という如来の本願は、煩悩の闇に惑う人生の大いなる灯火となる。
この灯火をたよりとする時、「何のために生きているのか」「死んだらどうなるのか」
この問いに確かな答えが与えられる。
12:00 お斎 温かいコーヒーの接待。
多くのお方から「 美味しかったは!」 と
喜んでいただき担当者嬉しく思いました。
120食 辛うじてセーフ。

学生さんにはお代わりを差し上げることが
出来ませんでした。
来年もし、ご縁があればもう少し多く作りましょう。
13:00 法話 「凡夫」
親鸞聖人は仰せになる。
凡夫といふは 無明煩悩われらが身にみちみちて 欲もおほく
いかり はらだちそねみ ねたむこころ おほくひまなくして
臨終の一念にいたるまでとどまらずきえず たえず
凡夫は、、命終わるその瞬間まで、煩悩から離れられないものを言う。
すべてのことを私中心にみて争いをおこし、欲望・怒り・妬(ねた)みに、
心と身体を悩ませ苦しみ続ける。
仏法に出あうとき、煩悩に満ちみちている凡夫は、他の誰のことでもなく、
この私のことと気づかされる。念仏申すひぐらしの中に、ありのままの私の姿を見せていただく。
蚕繭の自縛するがごとし
曇鸞大師 『往生論註』巻上では、「三界を見るに、これは虚偽の相であり、
これは輪転の相であり、これは無窮の相であり、尺蠖の循環するが如く、
蚕繭の自縛するが如し」といい、虚偽の世界、流転の世界、尺取虫が丸くなって
丸いものを廻るように流転し、蚕の繭の如く自らを縛りつけ苦しむ世界。
14:00 法話 「真実の教え」
あらゆる者を救いとる教えこそ真実の教え、究極の教えである。親鸞聖人は仰せになる。
それ真実の教(きょう)を顕(あらわさ)さば
すなわち「大無量寿経」これなり
「大無量寿経」には、あらゆる人を念仏一つで救おうと誓われた、阿弥陀如来の
本願が説かれている。
釈尊は その生涯をとおしてさまざまな教えを説き広められた。
この経が説かれるとき、釈尊のお顔は、いまだかつてないほどに悦(よろこ)びにあふれ、
気高く光り輝いておられた。
あらゆるものを救いとる阿弥陀如来の本願を説くことこそ、
釈尊がこの世に出られた目的だったからである。
15:00 アトラクション
身体をリラックスするための身体の体操と 頭の体操。
浄照寺子ども会の先生 龍大生と京都女子大生。
口演童話 「姥捨て山」を熱演。
15:40 ご法義談義 (質疑応答)
16:10 閉会式
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朝7:00からお寺での行事 ・・・・・ 何度聞いても笊漏れの自身。
「そのかごを水につけよ」と。わが身をば法にひてておくべきよし、仰せられ候う。
(蓮如上人後一代記聞書)
終日法水に浸ったご縁でした。