大池から山焼きが終わった若草山 ・ 紅しぐれ大根

2月1日(水)

        教堂清掃のお当番と聞法の集いへ浄照寺法友16名で本願寺奈良教堂へ。

       11:30清掃を終えて昼食をいただく。

       午後の法座までの時間、今にも吹雪きそうな空を仰ぎながら、

       山焼き後の景色を見に、連立って大池まで散策に出かけました。


         山焼きから4日目、墨絵のような背景に焼けた若草山が左側にぼんやりと。


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      4日前の1月28日に、古都・奈良に春を呼ぶ若草山の山焼き行事がありました。

      厳しい寒さの中、奈良公園などに約18万人の観光客が集まったと報じられていました。

      解体修理で薬師寺国宝東塔を覆った素屋根が炎に照らし出された様子を、

      ここ大池から撮影された古都の冬の風物詩若草山山焼きを、

       「デジブック広場」で見ることが出来ます。  

      またこの映像を撮るためには並々ならぬご苦労が・・・撮影場所取りの映像が・・・・・

    ここは歩道です! ・・ 山焼きの始まるまで5時間以上・・・・はてその時間を如何されん???


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子どもの頃の山焼きは、観光行事ではなかったので消防団員の父が、「山に火を点けに行ってくる!」

後日、「焼き残りがあるので、もう一度焼き直しに行って来る」・・そんな言葉を聞くことがありました。

現在と違って、ゆったりとした行事だったのだなあ・・・と懐かしく振り返っています。


       凍てつく空、垂れ込める雲、春日山や東山山系が墨絵のような風景画に見えます。


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                        池の周りは茶褐色の冬色です。


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             葦の向うにカモに混じって、嘴の白いオオバンを見つけました。

             バンの巣篭もりを見たのですがオオバンは、お初の対面です。


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     午後からの聞法のつどい  ・・・・・・・  講師   八木 顕宣 師

 楽に三楽がある。表的なものは中国の曇鸞大師の著書『浄土論註』の中に記されています。   

「人生の楽しみに三種あり、

  一つには外楽(げらく)、これは人間の五官(眼・耳・鼻・舌・身)、
                 つまり人間の欲望を満足させる楽しみである・・・と。

  二つには内楽(ないらく)、これは欲望から離れて精神的な統一によって得られる心の楽しみである。

  三つには法楽(ほうらく)、これは仏の功徳を愛でることによって、智慧が生じてくる楽しみである」と。

      外楽・内楽に満足せず、仏の智慧を我が人生の深い楽しみとすることを願い、
       法楽と名付けたものです・・・と。

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   帰宅すると、友人から沢山の種類の野菜の差し入れをいただいていたのです。

   水菜・大根・青梗菜・白菜・紅しぐれ(大根) ・・・ 

  珍しい紅しぐれ大根で、甘酢漬けを作ってみました。

  出来上がった甘酢漬けをミーティングに持参すると、思いのほか好評で全て無くなり、
 
   残りの1本も甘酢漬けにすることにしました。


                                   先日いただいた大根・・・吊り干大根にしました。

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       表皮がアントシアニンによる濃紫色で 酢とあわせると鮮やかなピンク色に変色します。

       ポリフェノールの含有量が多い大根です。

       甘酢漬けにすると、シャキシャキ感があり、少し硬めの繊維質のように感じました。

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1月28日(土) 

 午後から浄照寺初法座。

講師は  光雲寺 前住職 久掘 勝敏 師 

他力のものがら   他は仏さま 仏力。 

他力とは如来の本願力なり・・・

「体」 は 無義 為義 は相。
無義 - 凡夫の自力のはからいを否定して、これを捨てる。
為義 - 如来の大いなるはからいを肯定して、これにうちまかせること。
「用」 は  はたらき    摂取不捨

仏教にはいろんな独特な言い回しや、表現がありますが、「他力本願」ほど
誤解され続けた言葉はない・・・と。
 俗には、「自分は何も努力しないで、人の力を当てにする」などなど。
本来の意味とはまったく違うのです
 ・・・・ N○Kへも抗議されるそうです。
「わかりました勉強不足でした訂正いたします・・と言われるそうです」・・・が、
担当が代わると ・・・・ また同じ繰り返し・・とか。


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2月3日(金)  

           早、 節分、金曜日何時のように緩和病棟へ。

           お仲間が、今日は巻寿司を買って帰ると言う ・・・・「やろいさんは?」・・・と。

   「3日前に家で作って食べたよ、今日でなくても、どちらの方角でも、食べやすいように切って」・・と。 

           「??・・・・・・・・」 チグハグナ会話 

           海苔・かんぴょう・その他・・少しでも経済が活性することは好いことですよね。

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  2月4日(土)  

今日は立春は、朝、カーテンを引くとベランダに薄く積もる雪。

暦どおりにはなかなか春は近寄ってくれません。

立春が過ぎ「三寒四温」で春に1歩1歩近付いてくれることを待っています。


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  ミーティングが終わって、緩和病棟のリビングにお雛様を飾りました。 

   遅いお昼を近くのお店でお仲間とお茶べりして済ませて帰宅。

   日が長くなり、冬至から45分ほど日の入りが遅くなりました。



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