
京都駅八条口から徒歩で正午過ぎに西本願寺へ。
5月20・21日に勤められる宗祖降誕会の白洲布教用のテントが準備されています。
集合場所安穏殿で持参の昼食を済ませて、
今年度第9回念仏奉仕団1泊2日の日程に参加させていただきます。
九州・四国・近畿・東海から203名の参加です。
団体ごとに襷が色分けされています。
安穏殿から御影堂に移動して開会式、その後清掃奉仕(30分)
経蔵後ろの空き地で草抜き・通路の砂利掃きに分かれての清掃。
短い時間の清掃後、百華苑に移動して、御門主さまとの記念撮影とご面接。
百華苑から眺める御影堂 ・・・・ キショウブが見頃でした。
日常必要な作法などの実践指導をいただいてた後、
2日目の日程説明を受けて宿泊場所 本源寺聞法会館へ移動。
フレンチレストラン むとう での夕食懇親会
メイン・ディッシュは写真の撮り忘れ

5月18日(金)

本願寺での2日目・・・ 朝5:30起床。
6:00から晨朝参拝に阿弥陀堂へお勤めは「讃仏偈」。
阿弥陀堂から御影堂へ移動、 勤行は 「正信偈」 ・ 御堂法話 ・ 御文章拝読。
朝食後、チェックアウトをして安穏殿へ。
2日目の日程説明 ・・清掃場所は国の重要文化財虎の間と書院廊下の清掃。
普段は虎の間は板間なのですが、観世流による祝賀能が催されるため、
畳を敷き詰められているので、その畳の拭き掃除です。
大混乱です・・・・1人畳1畳も割り当てられません

職員さん、 この滑稽な現場を察して「格好だけでも清掃してください!」


豊臣秀吉の伏見城から移築されたという伝えもある虎之間の障壁画。
復元模写された障壁画を原障壁画の前に設置されています。
今回初参加の同朋のSさんご満悦。
この虎の絵・・変ですね!
当時は日本に虎がいなかったので、
贈られた虎の毛皮を人が着て、
絵師に画かせたとのことです。
現存する能舞台としては、日本最大のものとして、重要文化財に指定されています。
5月21日の宗祖降誕会には、観世流による祝賀能が演じられます。
3色の幕が張られて準備が調っています。
重要文化財 南能舞台
国宝 対面所(鴻の間) 203畳敷きの大広間でお抹茶接待を受けます。
その後 国宝 雁の間 ・国宝菊の間 ・ 国宝 白書院 ・黒書院 拝観。
国宝 北能舞台
白書院前の北能舞台は、懸魚(げぎょ)に天正9年(1581)の 墨書紙片があり、
日本最古の能舞台とされています。
特別名勝 虎渓の庭
中国廬山のふもと虎渓を模して造られた江戸初期の枯山水庭園。
御影堂の屋根を廬山に見せた借景の技法を取り入れています。
国宝 飛雲閣を拝観、今年は2度目ですが、宗祖降誕会の茶席が設けられるため、
追い込みで清掃が行われています。
滄浪池(そうろうち)池の藻を取り除く作業のようです・・・滅多に出あえない光景でした。
清掃をされている側で申し訳ないですが、
お仲間で飛雲閣を背景に・・・ハイ ! チーズ!
金閣・銀閣とともに京都三名閣の一つで秀吉が建てた聚楽第の遺構といわれています。
藻がほとんど取り除かれ池の水が徐々に澄んできています。
安穏殿に戻ってご法話を聴聞 ・ 念仏奉仕団の21回目の日程を終えました。
奉仕団といわれるのが、恥ずかしいとさえ思う日程です。
あの手この手で、担当のとてもユニークな職員さんのお話しに
引き寄せられ退屈させないように御持て成しを受けている感じです。
名残惜しくさえ感じたことでした。



閉会式後、昼食場所 京料理 「板安」 で松花堂弁当をいただいて
浄照寺第21回念仏奉仕団の全ての日程を終えました。
来年のご縁を願いながら今を大切に心がけます。
前回 第20回は記念行事で祇園へ
備忘録として。