オオバオオヤマレンゲ ・ ウケザキオオヤマレンゲ ・ モモイロナツツバキ

5月27日(日) 

以前から妹夫妻に誘われていて、昨年は台風で中止、

今年ようやく実現した五條 「かげろう座」 散策 ・・・今年で最後になるとか。

帰路、葛城古道・高天寺橋本院 へ立ち寄って初夏の茶花を楽しみにしていたのです。


                     オオバオオヤマレンゲ モクレン科 モクレン属


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            オオバオオヤマレンゲの蕾は恥ずかしそうに全て下を向いています。

            樹高は案外低く成長したもので2・3mぐらいかなあ・・・


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        花を覗き込むと雌蕊は淡い黄緑色、それを囲むように多数の鮮やかな深紅色の雄蕊、

        気品があり何とも言えない美しさがあります。
      

          うつむいた花姿を見た時、白い角隠しの花嫁姿をふっと思い出しました。


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                    ウケザキオオヤマレンゲ モクレン科 モクレン属

                      こちらの蕾は掌で受けるように上向きに。


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        オオヤマレンゲホオノキの自然交雑種と考えられているそうです。

            樹高は5メートルから8メートルくらいあります。

        オオバオオヤマレンゲより花は大きく、上向きに花を咲かせています。

                             甘い香りがします。        
     

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            モモイロナツツバキ (桃色夏椿) 前回訪れた時はすでに開花が終り、

              不思議な実を付けていました。


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            高天寺橋本院は、茶花の寺とも呼ばれ、

         この「瞑想の庭」は間近にそびえる金剛山系の白雲嶽が背景となって

         四季折々の花を楽しめるようになっています。


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                 桃色夏椿の蕾の色や形から小さなモモの実を想像してしまいます。


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樹高は10mはあるでしょうか ・・・・ 随分大きくなるようです。

                                          実が弾けたあとかなあ!


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                観音堂の前に樹齢何百年とも思えるような針葉樹があり、

                その側にガマズミノの白い花が盛り上がるように咲いています。

                         ガマズミ スイカズラ科 ガマズミ属       

    妹の連れ合いが ベニカミキリ を見つけて 「連れ帰っても良いか!」

         「やめてよ!お父さん、ひとりで出かけたら、何か連れ帰って来るから」と叱られています。


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                   静まり返った観音堂の前は虫の羽音のみが聞こえます。

                    花粉塗れの  ハナムグリ ・ シラホシハナムグリ  


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            地面には コウホネ スイレン科 コウホネ属 の鉢がいくつも並べられ

            花を見ることができます。

          
                 妹の連れ合いがアオガエルを見つけて撮影している  ドレドレ!


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このような案内板が設置去れています。

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   1970年ニューヨークのクライブ・バクスター博士の

  研究によって植物も人と同じように感覚も感情も

  持っていると言うことが実験的に証明された。

   この事は1200年もの昔、弘法大師によって、全ての生きものは大日如来さまの生命から

   生まれ出ていると教えて下されている。   「これを微細金剛の世界という」


 お釈迦さまの御言葉に、「一切衆生悉有仏性」、「山川草木国土有情無情同時成道」 と有ります。

一切の生きとし生けるもの、又無情の無生物の山も、川も皆仏性で有ると言う事でしょうか。






瞑想の庭を散策させていただくと数知れない種類の花に出あえます。

記載したのはその中のほんの一部です。

ミツバシモツケ バラ科 ギレニア属

小さな風車が並んでいるよう。


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マルバウツギ ユキノシタ科 ウツギ属


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 山門から太子堂・観音堂へ    瞑想の庭から眺める鐘楼 ・ 

                      カキツバタ ・ ジャーマンアイリスの花畑
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庭の散策を終え山門を出た直ぐ前の田んぼ、水が張られて田植えの準備が調っています。

遠くまで水の張られた棚田が続きます。


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駐車場に、高天寺橋本院の案内版 ・ 万葉歌碑

   葛城の 高間の草野 早知りて 標刺さましを 今そ悔しき    万葉集 巻七-1337

                                       水田の向うに観音堂の甍を臨む
  

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静寂だった橋本院は、 私たちと入れ違うように葛城古道の散策途中の団体ご一行さんの到着。

静かだった参道が随分賑やな話し声が。

アオガエルもハナムグリたちも驚くでしょうね 


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