

「ひまわり」でご一緒している仲間とウォーキングに。
近場で知らない所へ行ってみたい … とのことだったので、
生駒市平群町 … 櫟原川沿いを遡り山に入るコース、
鳴川清滝石佛群 ・ 元山上 千光寺を案内することになりました。
元山上 千光寺山門前
近鉄王寺から生駒線 元山上口駅下車
駅前の女人山上道案内の の石碑から歩くこと15分足らず、
森厳とした清楚なたたずまい延喜式の古社 生駒山 山口神社。
急勾配の石段を数えて75段、 息切れして、はあ・はあ・はあ!
これから先が思いやられそうです。
神前橋を渡り首なし地蔵さんに礼拝、上りの細道へと … 田園風景が広がります。
田園から人一人通れるぐらいの細い山道に入ります。
桜の木・笹・イノシシ避けの柵にまで絡まっていたる所に黄色い花が目立っています。
カエデドコロ ヤマノイモ科 ヤマノイモ属 雄花。
山間でのお花 1 クサギ シソ科 クサギ属 アキノタムラソウ シソ科 アキギリ属
イヌホオズキ ナス科 ナス属 ウツギの実 ユキノシタ科 ウツギ属 コマツナギ マメ科 コマツナギ属
カーブをまわったところで、いきなり頭上彼方にコンクリート大橋。
あああ!何十年か前工事をしていたあの橋 ? 細道と続く杉林。
櫟原川に沿って川上へ … … 川石が段になってせせらぎが聞こえる。
鳴川清滝の石仏群。
以前はここに滝に打たれるように水が落ちていたはず!
近くにお住まいになる方に尋ねると、現在は行事のある時のみ、滝が落とされるそうです。
大きな苔むした一枚岩が、見上げるとモミジの緑葉天井に。
秋には清流と紅葉が彩る … … 鳴川清滝渓谷。
鎌倉後期 五智如来
阿弥陀如来、薬師如来、大日如来、宝生如来、釈迦如来の5尊像を浮彫りにしている。
歳月は、法螺吹地蔵さん(左)・はらみ地蔵さんのお顔も苔むして拝顔し辛くなっています。
鎌倉中期の八尺地蔵と呼ばれる地蔵立像。

山間でのお花 2 ベニバナボロギク ・ コウゾリナ 山間でのお花 3 ギボシ ・ チジミグサ ・
ヒヨドリバナ ・ ヨウシュヤマゴボウ ・ ネコハギ ダイコンソウ花後 ヨメナ・ タカサブロー
頭に大きな笠石を載せる 「揺るぎ地蔵」 さんと十三仏板碑
痛みが揺るぐ(消える)との身近な信仰からの呼び名
鳴川集落 漆喰画造りも。
鳴川千光寺は、修験道の開祖、役行者の開いた寺で、大峰山(山上)を開くまでは
ここで修行したため「元の山上」と呼ばれるそうです。
「女人山上」とも称して、女性にも開放された修験道場となっています。
山門への両縁に役行者さんが。 手水舎の手水口修験道場らしい法螺貝の形 初めて!
十三重層塔 … 鎌倉時代後期の作、総高417cm。
梵鐘は県指定文化財 鎌倉時代梵鐘としては県内最古のもの。 そして本堂。
境内奥、行者堂(開山堂) ・ 中央に役行者が座し、
左右に斧を持つ前鬼と壷を持つ後鬼が片膝をついて従っているそうです。
役行者ゆかりの「鉄の下駄」「鉄の錫杖」、片方を提げてみました … おお!重い!
「鉄下駄をはいて3歩あゆめば玉の輿の良縁来る」 …… 遥か昔に手遅れ

鳴川峠を越えて大阪の枚岡へと続く細道 …… 櫟原川は次第に細くなり水は澄み、
不動の滝に不動明王が。 右 行場 ・ 左 鳴川峠の矢印が。
豊かな緑といたる所に流れをつくる生駒山系の湧き水。
持参した冷凍の缶入り甘酒に擂り生姜を入れ、飲みながら……
「もう1度訪ねてみたいなああ」……との感想をいただく。
往路同じ道をゆっくり下って駅に向かいました。
栗の実が沢山弾けていたのを復路で初めて気付きました。
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日頃、出歩いてばかりいるような印象ですが、決してそうではありません。
それなりに行事にも参加したり、家でくすぼっていることもしばしばです。
くすぼる≒家にひっこんで 表にでてこないこと

