


義父の月忌法要をお勤めして、昼食後
「やまと郡山城ホール混声合唱団」 定期演奏会に友人と出かけました。
「いのりの詩(うた)」と題して約2時間心地よいハーモニーに余韻を残して会場から出ると、
そこかしこに大きな水溜りが…… ああ!にわか雨が降ったようです


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帰宅すると、連れ合いが出かける準備をして待ってくれていました。
天理市内で夕食を済ませて、行灯が揺れる灯りの祭典、
「山之辺のあかり」 を今回初めて訪ねることになりました。
交通規制も無く、普段と変わりない通行量に、へええええええ!と変な戸惑い。
国内最古の美しい 長岳寺 の鐘楼門(国重文)
長岳寺千燈会も今回で10回目 …… 何故かご縁が無かったのです。
門前に篝火が焚かれ雰囲気を盛り立てています …… 篝火の裏方さん暑さで大変です!
境内にも篝火が焚かれ炎に浮かび上がる庭園は幻想的な雰囲気です。
1,000年を経た鐘楼門(国重文)や庫裏(国重文)の庭園などがライトアップされます。
千燈会の裏方さん、 手書き行灯
風で消えた行灯に再度点火。 「秋風静」 ・「いかされて かんしゃ」 ・など
長岳寺境内12,000坪に、2,600灯余りの灯火が。
本堂前の放生池周りを囲む灯火が池に映る …… 初夏にはカキツバタの花が。
昨年秋に訪れた弥勒大石棺仏 の映像。
本堂での催しを失礼して、柳本柳灯会へ移動。
伊射奈岐神社(いざなぎじんじゃ) 天神山古墳に接した西側に鎮座します。
道路をはさんだ東側に伝崇神天皇陵(行燈山古墳)があります。
お出会いする方もなく、間隔狭く点される行灯が明るく迎えてくれました。
夜の神社は静寂に包まれて少々身の縮む思い。
伊射奈岐神社から西へ直ぐ 浄土宗 専行院 林泉寺
柳本は、慶長5年(1600)織田信長の弟で茶人としても知られた織田有楽斎の知行地となり、
さらに元和元年(1615)有楽斎の五男尚長が入府して、柳本織田藩の祖となった。
柳本織田氏の菩提寺である専行院には、有斎・尚長をはじめ歴代藩主の墓が残っている。
天理市 HP
阿弥陀如来立像に合掌礼拝。
専行院 林泉寺 から徒歩5分 国の史跡に指定されている 黒塚古墳 へ。
周辺では計4150個のろうそくと行灯が灯されていると聞きました。
発掘調査で33面もの三角縁神獣鏡と画文帯神獣鏡1面が出土したことで知られています。
明かりは全長約130メートルの前方後円墳丘の鍵型のカーブに沿って灯火が並べられ
周壕の水面に映って揺らめく灯はとても幻想的でした。
この日の柳本柳灯会のためにどれほどの方々のご苦労があっただろう……。
そんなことを思いながら、ゆったりと拝見できる時間と空間はとても有難いことでした。
昨年秋の黒塚古墳と柳本周辺
黒塚古墳からJR柳本駅に下って来ました。
19:41駅に列車が到着 …… ほとんどが地元の通勤客のようです。
柳本柳灯会目的のお方はおられない様子に少し残念!
この駅には思い出があります。
弟が国鉄の職員になり、この駅から社会人の第1歩を歩んだのです。
遥か昔、でも少し前のことのような錯覚に陥ります。
そんな想いを振り返りながら駅を眺めながら、連れ合いの車を待ちました。
帰宅して友人に「是非明日お出かけを!」 とPRすることも忘れませんでした。
夜の写真はお昼以上に上手く撮れません…… ご辛抱ください。