クシノキ (孔子の木) ・ トネリバハゼノキ (多久聖廟桧楷樹)
こんなにも呼び方がある木。
古くから孔子と縁が深いと言われてカイノキは学問のシンボルとなっているようです。
カ イ の木の実 ウルシ科 ランシンボク属
最初にこの樹に歓声を上げたのが、 岡山県備前市閑谷
特別史跡 旧閑谷学校を訪れた時、素晴らしい紅葉・黄葉 2本の 「カイの樹」 との出あいでした。
それ以後、この紅葉に出あえる
ご縁はありません。
何年か前に朝のニュースで
放映された紅黄色の映像です。
本願寺奈良教堂へ毎度のことながら、途中道草 … 薬師寺 玄奘三蔵院伽藍へ。
慈恩殿前に楷の木が一対が植えられていたのを赤い実を見て知りました。
中国の聖人である孔子の墓所に実った櫂の種子から
育てた苗木を、楷の木を広める運動をしておられる
山浦 啓榮氏によって移植されてもの・・・ 案内板
直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っていることから
楷書にちなんで名付けられたとされるようです ・・・ 感じ取ることが出来ます。
1本の楷の木は、すっかり葉を落として、真っ赤な実が鈴生りに生っています。
実が生ることは 「楷の雌木」 なのでしょうね。
楷の木は、雌雄異株で、実をつけるまでに歳月がかかり、
それまでは雌雄の区別がつかないそうです。
少し離れた楷の木は、真紅に紅葉した僅かな葉が、残っていますが、実は1粒も付いていません。
少し雌の木より大きく感じます… 多分 こちらは雄木 でしょうね。
一対の紅葉はきっと見事だったのでしょう。
来春の準備かなあ!芽が大きく膨らんでいます。
一対の楷の木がある直ぐそばの玄奘三蔵院伽藍。
ここからの眺めが好きで必ず立ち止まるところです。
低く垂れ込めた雲は、冷たい風を伴って移動しています。
教堂への道路脇、寒空の枯れススキの穂は寂しく感じます。
ビッシリ実を付けた メマツヨイグサの実 アカバナ科 マツヨイグサ属
タムシバ(ニオイコブシ)の花芽と実 モクレン科 モクレン属
ホトケノザ シソ科 オドリコソウ属
ヒイラギ モクセイ科 モクセイ属
真っ赤な紅葉の向うに薬師寺の西塔の法輪が光って見える場所です。
紅葉と黄色に実った センダンの実 が晩秋を知らせてくれています。
春には右の枯れ枝に満開の桜が咲きます。
道草はこれでお終い … 本願寺奈良教堂の「やすらぎのつどい」に参加。
一段落の時点で、昨年台風12号で被害に遭われ、五條市仮設住宅での生活を
余儀なくされた方々へ「出前お餅つき」行事の打ち合わせ。
12月22日に撞きたてのお餅と温かな豚汁で、ささやかなお持て成しをと計画して下っています。
お邪魔虫にならない程度のお手伝いに …… と.。
2012 / 11 / 27