被災されて仮住いされている五條住宅で毎月のお茶会を継続くださっています。
12月は「餅つき」と豚汁の会食を通じて、
和やかな集いのひと時を過ごす準備を、してくださったので法友と参加。
搗きあがった4種類のお餅。
前日12月21日は吉野地区で有志の方で、
東北の被災者に送付される 30Kgのお餅 をすでに搗いてくださっていました。
22日 10:00 あいにくの雨、車に便乗させていただいて五條住宅へ。
11:00 教務所長の挨拶で始動。
もち米の蒸しあがるまで、豚汁の仕込みを手伝ってくださった。
100人分を3つの鍋に分けて用意。
2つの石臼・1つの木の臼・杵が用意されています。
昨日から研いで水に浸けられている、もち米 45Kg

吉野の手慣れた坊守さんと門徒さんで蒸しを担当、杵搗きは住職さんや住宅のお方。
蒸しあがったもち米 … お鏡用 … ヨモギ餅
搗きあがったお餅を小さなお鏡に仕上がっていきます。
五條住宅のお方は、そもそも熟練のお方ぞろい。
指導をしていただきながら、小さなお鏡・小餅に仕上がっていきます。
臼と杵を使う餅つきには相方が必要です。
つき手が杵を振り上げている間に、もちがちょうどよい柔らかさになるように水をつけたり、
もちをこね返したりする大切な役目です…「捏取」や「臼取」と言っていました。
捏取りのとても上手いお方がおれれて、「ヨイショ」と 掛け声かけながら、
いきいきと参加してくださいました。
こんなハプニングがありました。
杵が悲鳴を上げたのです。
そりゃ!45kgのもち米を搗くのですから!
「もう限界!」 ・・・そう叫んだようです。


心配ありません… 「昔とった杵柄」のお方の登場です。
ピカピカの鋸で樫の杵を切って整えてくだったのです。
子どもさんも一搗き エイ!
左 ・・・ 吉野の坊守さんが珍しい ヒエ イネ科 ヒエ属 を用意くださった。
蓬餅がち搗きあがって、珍しいヒエ(稗)を入れた餅搗きです。
3日間水に浸したヒエをもち米と一緒に蒸します。
右 ・・・ 着色された海老をたっぷり入った海老餅
2時間かけて45kgのお餅が搗き上がりました。
何人の搗き手が交代で杵を持たれた事でしょう。
お鏡・ 薄黄色のヒエ餅 ・ グリーンの蓬餅 ・ 赤い海老餅の4種類出来あがりました。
お餅が搗き上がると同時進行で3つの豚汁鍋も仕上がり。
お椀で暖かい豚汁 ・ 大好みのお餅を自由に召し上がっていただく会食。
きな粉餅が好評のようです・・・ 私も蓬のきな粉餅をいただきました。
杵搗きは一味も二味も違った格段の美味しさ。
葛城から応援に 葛城太鼓のメンバーの演奏。
搗きあがったお餅のセットを住宅と大塔住宅に配布くださっています。
豚汁はお陰さまで好評でした… 余った分は各々お鍋を持参くださって、
「明日にでもいただきます」とお持ち帰りに。
お酒も用意された夕暮れのお茶会は失礼して、戻られる僧侶に便乗させていただいて
18:30過ぎに帰宅。
普段使わない筋肉を使う餅つき… 一夜明けて、筋肉痛で困られていないあかなあ!!