
病棟のお花を活けかえ飲物の準備を調えて、がんサロンへ。
NCN奈良キャンサーネットワーク 若草の会 野村 佳子さんが発行人となり、
関係者とご苦労くださって、がん体験談手記を発刊してくださった。
「珠のコトノハ」 ~ がん患者のたまゆらの手記とサポート情報 ~
そんな冊子をいただきました。
この冊子はがんと向き合って生きる力にしていただくこと、 病気や治療を適正に理解し、
そしてあなたには支援者がいることを知っていただき、サロンに参加できない方にとっても、
サロンで耳にするのと同様の励まし、勇気、希望を抱いてほしいです。
「珠のコトノハ」に願いをこめて・・・と締めくくりに記されている発行人野村さんの記事から抜粋。
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冊子名 「珠のコトノハ」 解題 … 本冊子名の由来
珠(たま) とはここでは 「珠の緒」 のことで、魂(たま) を 身体につないでおく 緒 (を)の
意味を表し、生命(いのち)の古語。
「コトノハ」とは言の葉と表記され、心に感じたり思ったりした事実を種(たね)にし、
言語化され表現されたもので、ここでは生命の込められた真実の文章のこと。
がん患者の多くの体験した、生と死との相克を乗り越えた尊い生命の絶唱とでも言える
ものを文章にまとめ、その内容にふさわしい題名としました。
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道すがら微かに香る ソシンロウバイ ロウバイ科 ロウバイ属 の花
入手ご希望の方は冊子は無料です、1冊につき送料300円分の切手を添えて、
〒 630-8122 奈良市三条本町13-1
奈良市ボランティアインフォメーションセンター
「NCN 若草の会 冊子作成委員会」まで。
「珠のコトノハ」 について… 1月16日(水曜日)
18:10 NHK ならなび ニュースで放送の予定です。
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年末に部屋の花活けに使った蕾の固かったロウバイ、そっと開花して … ほのかな香り。
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がんは、ひとりで向き合うにはあまりにも重すぎることがあります。
患者さん自身や家族が体験しなければ分からない
「全人的苦痛(トータルペイン)」と呼ばれる辛さを、語り合える場として、
国保中央病院緩和ケア病棟「飛鳥」に2009年3月 「ほっとサロン飛鳥」として誕生しました。
回を重ねるごとに、要望と熱意が拡がり、治療を受けられる病院で次々にサロンが誕生しました。
現在、県内にがん診療連携拠点病院、7箇所にがん相談支援センター・患者サロンが設置されています。
全国地域のがん診療連携拠点病院のがん相談支援センター窓口などにお問い合わせください。
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1月11日(金)

緩和病棟で毎年松の内に行われるお抹茶接待とお筝・フルートのユニット。
今年もお手伝いすることになりました。
茶道を嗜まれる看護師さんのお手前で…忙しくなった楽屋裏。
和菓子は紅白の巳を模った練り餡と和三盆の干菓子。
菊藤 明歌さんの演奏 春の海から始まり、フルートとユニット。
さくら・冨士の山・はなかげ・荒城の月・等々・・皆さんで一緒に歌ったり …
お抹茶もお菓子もいただくのを忘れて? …
最後は三味線で 「松づくし」 1時間の演奏が終わりました。
患者さんご家族、長い時間にも係わらず最後まで聞き入っておられました。
筝の和の音色からは、厭きずに安らぎと癒しを感じるのかもしれません。