馬見自然塾 ・早春の野草樹木・ホトケノザの不思議

3月16日(土)

       「馬見自然塾・早春の自然観察会 ・ 春の七草など」と案内をいただき参加。


             友と急ぎ足で近鉄池部駅から、丘陵公園公園館へ。

             なごみの道に咲く満開の マンサク マンサク科 マンサク属 

                 語源 ・・・  先ず咲く ! 豊年満作  どちらも納得       
                  


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               集いの丘近く 大寒桜(オオカンザクラ) バラ科 サクラ属

                 寒緋桜(カンヒザクラ)と山桜(ヤマザクラ) ・ 寒緋桜(カンヒザクラ)と

                   早咲きの大島桜(オオシマザクラ)の雑種と考えられている。


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           公園館10:00 5班に分かれて 初めての女性森林インストラクターの案内で

           流れのある坂道を下って出発。

                   ウメ (白加賀)  バラ科 サクラ属 の老木。 


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                      スモモ バラ科 サクラ属 の蕾が膨らむ。


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            ムクロジ ムクロジ科 ムクロジ属  羽根突きの羽根の玉や、数珠玉などに。

                  サポニンを含むものが多く、昔石鹸代わりに使われたと。

                    下池の向こうに …  一本松古墳 ・ 倉塚古墳 


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                     ブンゴウメ (豊後梅) バラ科 サクラ属

            アンズとウメの交配と聞きましたが、果実も大きく、熟すと黄赤色になります。

            大分県の県花・県木だそうです。


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                   ハナモモ バラ目バラ科 サクラ属の根元に 

                 コメツブツメクサ マメ科 シャジクソウ属が群生しています。

               何故なのか! … 肥料との関係? … 未だ不明だとか。
   

               根元を囲むようにコメツブツメクサの群生が見られます。


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             ハナモモの林を通り抜け、田んぼの畦道へと移動、春の草花の観察に。


                      知らなかった ホトケノザ   の不思議

                       ホトケノザ シソ科 オドリコソウ属

                    ○ 印 は 赤くて小さな蕾のような花。

                  花びらが退化した「閉鎖花」で、花が開くことはありません。

                  花弁を一度も開かずに、つぼみのような花の中で、

                         同花受粉をしてクローンを作るそうです。 


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                   春の七草のひとつ 「ホトケノザ」 ・・・ キク科  ヤブタビラコ属

                  コオニタビラコ  または タビラコ とも。

              この花が 春の七草で言う 「ホトケノザ」 だそうです。

       見つけるのはとても難しいく、ロゼット型をした葉が地面にへばりついている。

                                   セリの群生 ・ コハコベ ・ ホトケノザ
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                      タンポポ  キク科 タンポポ属 の花の不思議。


         タンポポは集合花で1つに見えるタンポポの花は、60~250の花の集まり。

          ピンセットで引き抜かれた1つの花は 右下の一枚の花弁(合弁花)。

              伸びた雌しべ 短い雄蕊 ・ 白い毛のような がく片は綿毛。

                       遠い昔、理科の時間で教わったような …


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            ミチタネツケバナ と タネツケバナ  アブラナ科 タネツケバナ属


                大きな違いは、実の付く角度が違います。

            ミチタネツケバナは茎に寄り添うように鋭角に実が付きます。

            タネツケバナは茎よりやや開いた角度で実が付けます。

            ミチタネツケバナは、やや乾いた道端などで、よく見かけます。

        タネツケバナは、湿性の高い田んぼなどに生育し、花期には根生葉がなくなります。


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                      スイバ  タデ科 ギシギシ属

                       シュウ酸を含んでおり、かむと酸っぱい 。

                  この酸っぱさが和名となっていて、若い葉は食用にされた。

             インストラクターが、スイバの葉で10円玉を取り出して擦りま始めると

            10円玉の表面の酸化鉄が溶け出して擦った部分がピカピカの10円玉に。


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         擦った部分はピカピカに                スイバとタンポポの葉のサラダ 


   人の通れないような細い畦道で、スイバとタンポポの葉を何枚も積んでいるインストラクター。

           素早く一口大にちぎって、持参されたドレッシングを振りかけて…

               即席スイバとタンポポの葉のサラダ … 「試食してください!」

        スイバは酸っぱくタンポポの葉は、ほんのり苦味…なかなかおつな味体験でした。




                    土手の ノビル ユリ科 ネギ属

                 素揚げにすると、ホクホクして美味しいと教わりました。


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            教わった春の草花の中の記憶に残った一部を覚え書きに。

          今回は小学生の理科の野外自然体験学習のようで何だか遠い昔が懐かしく、

                2時間は瞬く間に過ぎてしまいました。


            他にお誘いしたお方とは行動を共に出来なかったのですが、

                  違った楽しみ方をしてくださったと聞きました。

                 次回の自然塾にはご一緒出来ればと楽しみにしています。


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