薬師寺 根尾からの淡墨桜(薄住桜) ・  越前市花筐公園からの薄墨桜

3月23日(土) 

    東京では”ソメイヨシノが満開” の便りを聞く中、

    こちらは寒の戻りとでも言うのでしょうか、どんより曇り空は寒々しくさえ感じる。

     ソメイヨシノよりひと足先に満開を迎える淡墨桜があります。

 

                薬師寺の玄奘三蔵院伽藍・写経道場前の 淡墨桜 (薄住桜)


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           金堂が落慶した昭和51年に、山田法胤管主のご縁で

           ふるさとの根尾村から薄墨桜の若木が贈られたそうです。

 
         石碑には「淡墨桜(薄住桜)」と、側面には第26代継体天皇の歌が刻まれています。

             「 身の代と遺す桜は薄住よ 千代に其名を栄盛へ止むる 」


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    淡墨桜(薄住桜)・・・蕾は薄いピンク、満開になると白色、散りぎわには独特の淡い墨色になり、

               淡墨桜の名はこの散りぎわの花びらの淡墨色に因みます。



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                 写経道場前、満開を過ぎ散り際の淡墨色・銀色にも近い  淡墨桜


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                向かい合うように植えられている  薄墨桜  ”淡と薄” の1字違い


             福井県越前市の花筐公園の展望台奥に、

             継体天皇が形見に残されたという樹齢約600年の薄墨桜があり、

                    その若木がこの地の贈られたそうです。



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           若木の勢いから隙間無くビッシリ花が付いて、手まりの塊のようにさえ感じます。           



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          笑みがこぼれた風景 …  フラットコーテッド・レトリーバーが薄墨桜をバックに 

                      ”ハイ ポーズ” と  記念撮影に応じています。


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             薄ピンクの蕾を何輪か見つけました … 手まりを集めてたように咲く薄墨桜


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            玄奘三蔵院伽藍通路をはさんで、左・薄墨桜    右・淡墨桜(薄住桜)


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            左・薄墨桜                          右・淡墨桜(薄住桜)

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               玄奘三蔵院伽藍から解体修理で覆われた   薬師寺 国宝 東塔


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            岡崎市天然記念物の「奥田山の枝垂れ桜」の挿し木で移植されたもの。

                     本坊寺務所前の 枝垂れ桜 エドヒガンザクラ 


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                          玄奘三蔵院伽藍 近くに咲く花 


                    シロボクハン  ツバキ科    シデコブシ モクレン科  モクレン属

             アセビ  ツツジ科 アセビ属        ユキヤナギ バラ科 シモツケ属
 

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                振り返ってもう一度 … 薄墨色にも銀色にも見えました。

                       今年もこの桜のご縁に遇えました。


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                    参道の 満開を過ぎた シュゼンジカンザクラ

                       カンヒザクラとオオシマザクラの交雑種とか。

                      地面には花弁が散って …  先に散る桜。
              


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                     散る桜    残る桜も     散る桜

                             良寛さんの辞世の句を  先日先に往った法友を偲んで。


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                  28日、伊丹空港から、昼前のJALで羽田に向かう予定です。

                   ひまわりの仲間5名 (婆と中婆)で、おのぼりさんになります。

                      多分相当な珍道中を覚悟でツアーに便乗します。

   




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