
金剛葛城山麓線(県道30)の新緑に魅せられ、葛城古道を散策場所に選びました。
晴天に恵まれ、お誘いを受けて今回は便乗させていただきました。
同乗のお方が葛城古道は初めてとおっしゃったので、案内気分で楽しませていただきました。
葛城の道(一言寺道) 御所市HPより
金剛・葛城山麓を南北に走る山裾の道で、街道として最も古いと言われる竹ノ内街道から、
北葛城郡新庄町大字寺口・笛吹を経由して、御所市大字小林・櫛羅・楢原・森脇・名柄・極楽寺・朝妻
高天・伏見・鴨神に至る古道で、この道に沿って数多くの名神大社や由緒ある寺院が存在し、
更に歴史の彼方へと消え去ってしまった、高間千坊や戒那千坊と伝えられる、
おびただしい数の古代寺院が存在していた。
また、この道は、鴨族、葛城族などの古代豪族が、当時の主要道として往来していた道でもある。
静かな高天彦神社前の駐車場は、金剛山郵便道 登山者の車で賑わっていた。
金剛山頂の社務所に届ける郵便物は御所側から徒歩で届けられたことに由来する。
戦後間もない頃まで続いたと聞いています。
多くの種類(2000株)のエビネを育てておられる 高天山草園へ
高天彦神社と向かい合っているような位置関係です。
入園料200円を常設されている料金箱に入れる。
坂を上って一番最初に目に入る斜面一面の キエビネ ラン科 エビネ属の黄色。
杉木立に漂う香り ・・・ ニオイエビネ 薄紫・薄ピンクの小さな花のようです。
ミツバツツジ だろうか? ツツジ絨毯にキエビネが栄える。
30度近い園外、鬱蒼とした杉林から降りそそぐ木漏れ日が眩しく感じる。
キリシマツツジ ツツジ科 辺りが華やかに。
散策路は 種類の違った エビネ ・ 香りに初めて訪れた友たちはやはり感動のようです。
エビネ ・ シャクナゲ ・ その他50種類ほどの草花を四季楽しめることができます。
クリンソウ サクラソウ科 サクラソウ属が杉木立の間に。
ピンクスズラン スズラン科 クリンソウ サクラソウ科 ギンラン ラン科
古来の日本シャクナゲはほとんどが落花 … セイヨウシャクナゲでしょうか?
普段あまり見る機会のない 白と黄色の シャクナゲ ツツジ科
ご一緒した友人のお1人が シラユキゲシ が繁殖しているので株分けしますと…
色とりどりの オダマキ キンポウゲ科 ケマンソウ ケシ科 シラユキゲシ ケシ科
ハナイカダ ミズキ科
ヨメノナミダ ・ ママッコ
ミヤコワスレ キク科 こんな呼び名もあるのですね。
ニオイアラセイトウ アブラナ科 掲示板でおーば -さまより教わりました。
クサイチゴ バラ科 モモイロバイカイカリソウ メギ科 ヤブレガサ キク科
ムサシアブミ サトイモ科
仏炎苞の形が馬 のあぶみのように前方に強く湾曲しています。
武蔵の国で産したアブミの形 に似ていることが名前の由来。 マムシグサ サトイモ科
杉木立の散策路を感動をいただ気ながら散策 … 杉の丸太を加工した椅子が用意された場所、
木漏れ日を受けながら持参のお弁当を6人が輪になっていただきました。
食後に友人が用意くださった熱いカフェオーレが美味しかったです。
離れ難い場所ですが、葛城古道は始まったばかり … エビネランを振返りながら …
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高天彦神社
この地が天孫降臨神話に登場する、神のおわした「高天原」と考えられてきたという土地。
小さな神社ですが 短い参道は樹齢数百年の杉並木が生茂っています。
本殿左側に土蜘蛛を埋めた跡とされる蜘蛛塚 … 注連縄に奉納された硬貨。
振返りながら高天原をあとに同じ高天に位置する橋本院へと移動します。
個人的にとてもお気に入りの場所なので…強引?にお誘いしてしまいました。
つづく