3月16日・17日春季永代経が厳修されます。
お斎接待のお買い物に、隣の市へ法友の車に便乗させていただいて出かけました。
吹雪いています。
100人分のかやくご飯用に必要な生鮮食品以外の買い物です。
今年も同じことができました … 有り難いことです、親しかった法友が往って1年が経過。
お斎接待には、特に在りし日の姿が浮かびます。
3月11日(火)
奈良県で最初に緩和病棟で、がん患者さんのサロンが開設されて5週年になります。
記念講演を開催することになり、午前中から準備に入りました。
準備と言っても、病院側が会場に準備はしてくださるので、
お花の活け替えとサロンの飲物にコーヒー(モカ)を準備してお迎えししました。
記念講演 講師 緩和ケア長 徳岡 泰紀先生
緩和ケア 「早期からの苦痛緩和をめざして」
WHO:の緩和ケアの定義(2002)
「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者と家族の痛み、
身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題に同定し、適切に評価し、対応することを通し、
苦痛を予防し、緩和することにより、患者と家族のクオリティー・オブ・ライフを
を改善する取り組みである。
あなたがもしがんになったら、大切にしたいものは何ですか?? 徳岡先生。
もう一度 質問です。
あなたが治る見込みがなく死期が迫っている(余命半年以下)告げられた場合、
あなたはどこで療養したいですか?
最後をどこで迎えたいですか? 自宅 ・ 緩和ケア病棟
これまで通った病院 ・ がんセンター
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緩和ケアに関するう用語
Supportive Care (支持治療)
Palliative Care (緩和ケア)
End Of Life Care (エンドオブライフケア)
講演の後、車座になってサロンが開催され、個々に思いを語り合っておられました。
時間が随分オーバーしましたよ。
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3月14日(金)
ビハーラ奈良セミナー主催、京都府城陽市の、あそかビハーラクリニック 施設見学会。
2008年に開設前の内覧会のご案内をいただいて以来、今回で2度目。
建物はすべて1階建てになっていますので、病室から庭に出ることもできます。
出迎えてくださったビハーラ僧 ・ ボランティアさんに私のささやかな気持の花束を手渡しました。
ビハーラホール
朝は8時40分から、夕方は4時から僧侶がお参りをしております。
夕方のお参りでは短い法話もしております。
どなた様でもご自由にお参りしていただくことができます。
またビハーラホールはコンサートやイベントなど多目的ホールとしても使用されています。
壁に映し出される不思議な模様・・・・ 太陽の傾きによって幻想的に変化します。
故人と家族、医療スタッフのとのお別れ会もこの場所でなされるそうです。
全国でビハーラ病棟は、新潟長岡西病院 ・ あそか「ビハーラ」クリニックの2箇所のみです。
持参したお花が、廊下の何箇所にか分けて活けてくださっていました。
見学後、あそかビハーラクリニック院長 大嶋 健三郎師より講義。
Not doing, But being
何かをするのではなく、ただ傍にいること。
近代ホスピスの祖といわれるシシリー・ソンダース女史が残した言葉。
Do not Curse Darkness but Light a Candle
暗闇をののしるのではなく1本のろうそくに灯りを点しなさい..
高宮 有介医氏から教わった がんと向き合うこと ・ 苦しむ患者さんから逃げない
重たい内容ですが、 避け通れない事実があります。
ふっと 永六輔さんの話された 助死師 そんな言葉を思い出しました。
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福栄寺住職様から送付くださった 春遠からじ フキノトウ キク科 フキ属
二月堂では、修二会が満行した15日の朝、「だったん」の行で錬行衆が被っていた帽子を
子供の頭に被せて、健やかに育つように願う、「だったん帽子いただかせ」が行われました。
祖母に連れられ、お参りしたことはよくよく覚えています。
我が息子の小さい頃にも … とてもそんな歳月が経過したとは… …
いよいよ春本番です