

2013年度最終回、 馬見丘陵公園自然塾 第6回 ~ 春をさがそう ~
9:30より植物インストラクターのお話、テーマは、「春の野草」
冬越しの植物(ロゼット ・ め生え) 春の七種(草)など。
ロゼットとは本来はバラの花の形を現す言葉である。
そのため植物の葉(根生葉)が平面的に放射状・円盤状に広がった様子をいい、
ロゼット葉ともいう。 特に前年の終わりに発芽し、冬を越して春から成長する越年草には、
ロゼット葉をつける例が多い。
公園館研修室より班に分かれて出発。
サンシュユ ミズキ科 ミズキ属 の並木がナガレヤマ古墳へと続きます。
秋の自然塾には紅い実が付いていることでしょう。
結びの広場へ続く道 … 休憩所からナガレ山古墳
結びの広場から眺めた ナ ガ レ 山 古墳 全景
古 墳 の 丘 … 春遠からじ
乙女山古墳への道
ハナモモ バラ科 サクラ属 古木の 白 加 賀(シロカガ)
左 ・ 乙 女 山 古 墳 … 巾広い木道は心地よい響き ツグミ かなあ!
まもなくグリーンに萌える 一 本 松 古 墳 倉 塚 古 墳
下池の鴨 上池の鴨の群れ
未来の広場から梅林へ … サンシュユ ・ 紅白梅 ・ ボケの生垣
ボ ケ バラ科 ボケ属 の低生垣
ア セ ビ ツツジ科 アセビ属 別名 アシビ 、アセボ、アセミ
お水取りが済んだころが満開になります。
ア ケ ボ ノ ア セ ビ ツツジ科 アセビ属
ほんのりピンク色 ・ 自生か園芸種か不明。
ウラクツバキ(有楽椿) タロウカジャ(太郎冠者) ウラク(有楽)と呼ばれる。
多くの花を重たそうに付けています。 近付くとほのかな香りが漂っています。
ト サ ミ ズ キ マンサク科 トサミズキ属
こちらのコーナーは トサミズキ の生垣につくられています。
アセビ満開 … 未来への広場へのお気に入りのデッキ・木道
ト チ ノ キ の芽吹き トチノキ科 トチノキ属 ソ メ イ ヨ シ ノ 花芽
ナ ワ シ ロ グ ミ グミ科 グミ属 ソ ヨ ゴ モチノキ科 モチノキ属
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春の七種(ナナクサ) … 小正月の七草粥は 「七種」 と書くらしい。
万葉の時代からこの時期、若菜(野草)摘みをされていたようです。
君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ
光 考 天 皇 古今集 春・21
萌え出る若菜の生命力を食することは、一年の健勝を願うことだったのかも…と。
明日よりは 春菜採まむと 標(し)めし野に
昨日も今日も 雪はふりつつ
山部赤人 万葉集 巻8-1427



植物インストラクターの説明を受けながら移動 ~ 春をさがそう ~ ロゼットのめ生え ~
ナノハナ タネツケバナ チチコグサ
ハコベ オニタビラコ スイバ
カンサイタンポポ ロゼット 花 綿毛(冠毛)のついた種子
オドリコソウ スズメノヤリ ホトケノザ
ナズナ オオイヌノフグリ ヨモギ
スズメノエンドウ ハハコグサ(御形(ごぎょう) オランダミミナグサ
ホトケノザ 2種
春の七種でいう ホトケノザ は、一般には タビラコ キク科 オニタビラコ属 だそうです。
ホトケノザ シソ科 オドリコソウ属 は春の七種のホトケノザとは別のものです。
タビラコ にも オニタビコラ コオニタビコラ ヤブタビコラ などなど判別不能です。
12:00 公園館で解散 … 集いの丘で友人とおにぎりをいただきました。
お土産… 駅までの道すがら摘んだ土筆 … 夕食に卵とじとして食卓にあがりました。
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