浄照寺報恩講執行「舞楽・雅楽公演・蘭陵王」

  5月2日(金) 

                        浄 照 寺 報 恩 講 執 行

       報恩講は宗祖親鸞聖人のご恩をしのび、そのご苦労を通じて、

       阿弥陀如来のお救いを あらためて心に深く味わわせていただく法要です。

                  13:00  ご伝抄上巻拝読

                  14:00  法要     念仏正信偈
                         法話    講師   龍谷大学大学院教授  葛野 洋明 師

                  19:00  法要     初夜礼讃偈
                         法話    講師   龍谷大学大学院教授  葛野 洋明  師

                                  御 讃 題
 
           至心信楽の本願の文、『大経』に言わく、設い我仏を得たらんに、十方の衆生、
           心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。
           もし生まれざれば正覚を取らじ、と。

            至心 ・ 信楽 ・欲生  三心即一は本願の固有、合三為一は天親菩薩の釈功。    

            「至心」とは「真実心」 「信楽」とは「疑蓋無雑」  
            「欲生」とは「必ず浄土に生まれると思えという仏さまのおおせ」

5月3日(土)           

                  11:00  芸術鑑賞会  「舞楽 ・雅楽公演」

                        出演  葛城楽所 雅遊会

                        演目  壱越調 「胡飲酒破」 「蘭陵王」



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             芸術鑑賞会  「舞楽 ・ 雅楽公演」  雅楽・蘭陵王(らんりょうおう)

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                         荘厳された浄照寺お内陣
 

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                 芸術鑑賞会  「舞楽 ・ 雅楽公演」  雅楽・蘭陵王 ご案内


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                      葛城楽所 雅遊会 … 演奏 「胡飲酒破」で開演。

演奏 … 楽曲は林邑八楽の一つとして雅楽の中でも非常に有名な名曲&舞です。
       胡国の王が酒を飲み、酔って舞った姿を舞にしたものと伝えられています。
       林邑(現在のベトナム)の僧であった仏哲により、天平8年(736)日本に伝わりました。


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          雅楽「蘭陵王」陵王用の赤色禰襠装束に金色の顎のゆれる大型の竜頭の面をつけ、

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                   右手にみ金色の撥を持ち、左手は剣印という形をして舞う。

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                          「舞楽 ・ 雅楽公演 雅楽・蘭陵王」 


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      この曲の由来となった伝説によると、蘭陵王長恭はわずか五百騎で敵の大軍を破り
     洛陽を包囲するほどの名将であったが、「音容兼美」と言われるほど美しい声と優れた
     美貌であったため、兵達が見惚れて士気が上がらず、
敵に侮られるのを恐れ、
     必ず獰猛な仮面をかぶって出陣したと言うもの。


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                   舞楽のうちでも最も軽快華麗なものといわれる。

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                 両手を高くあげ、活発に舞う姿は勇壮で、左方の走物の代表とされ、

                 右方の「納蘇利」とともによく舞われる。

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        演奏会の最終曲として必ず奏される 「長慶子」 の演奏で報恩講雅楽公演会は終了しました。



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                12:00   お斎 ・ ピアの演奏 「おてらいぶ」&「おてらんち」

             3日前から本堂前のお花の植え替え … 友人が花苗を調達してくださった。

            140食のお斎準備 … 雲竜紙と和紙千代紙で手作りお箸袋に食前の言葉。

            担当地区と役員で買い物 ・ 調理 ・ 盛り付け、準備万端でお迎えします。

            ご飯 ・ 煮物 (飛竜頭・高野豆腐・椎茸・花人参・六角小芋・蕗・絹さや)

            酢の物 ・ てんぷら(薩摩芋・獅子唐・蓮根・紅生姜・南瓜)・白花豆・デザート


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        140食のお斎は足りず、当番役員20余名は、お焦げのおにぎりと残り物で済ませました。              

                     
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                      ピアの演奏 「おてらいぶ」&「おてらんち」 

                 出演  ピアにスト&作曲家  榊原 明子 (acco)さん



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                「おてらんち」 の食後は皆様に、コーヒーをお席までお持ちした。


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                 13:00   ご伝抄下巻拝読

                 14:00   ご満座法要   正信念仏偈
                          法話   講師  龍谷大学大学院教授 葛野 洋明 師

                                     御 讃 題

           至心信楽の本願の文
 
          『大経』に言わく、設(たと)い我仏を得たらんに、十方の衆生、心を至し信楽して
         我が国に生まれんと欲(おも)うて、乃至十念せん。
         もし生まれざれば正覚を取らじと。ただ五逆と誹謗正法を除く、と。



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        今年の報恩講もなんとか不自由な手の代わりに、口数多く手伝うことになりました。

        後片付けを済ませてそれぞれ担当者がほっと一息 … 今年も報恩講のご縁に遇えたことを、

        喜びながら三々五々夕暮れの自宅に急ぎ足 … 両日朝が早かったので。

        

              法友からお斎が美味しかったこと、舞楽 ・ 雅楽鑑賞等など、

              お礼のおことば、嬉しく聞かせていただきました。


                片手で撮った映像 … ぶれてうまく撮れませんでした。 


                                    2014年度報恩講法要  備忘録として。

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