
浄 照 寺 報 恩 講 執 行
報恩講は宗祖親鸞聖人のご恩をしのび、そのご苦労を通じて、
阿弥陀如来のお救いを あらためて心に深く味わわせていただく法要です。
13:00 ご伝抄上巻拝読
14:00 法要 念仏正信偈
法話 講師 龍谷大学大学院教授 葛野 洋明 師
19:00 法要 初夜礼讃偈
法話 講師 龍谷大学大学院教授 葛野 洋明 師
御 讃 題
至心信楽の本願の文、『大経』に言わく、設い我仏を得たらんに、十方の衆生、
心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。
もし生まれざれば正覚を取らじ、と。
至心 ・ 信楽 ・欲生 三心即一は本願の固有、合三為一は天親菩薩の釈功。
「至心」とは「真実心」 「信楽」とは「疑蓋無雑」
「欲生」とは「必ず浄土に生まれると思えという仏さまのおおせ」
5月3日(土)

11:00 芸術鑑賞会 「舞楽 ・雅楽公演」
出演 葛城楽所 雅遊会
演目 壱越調 「胡飲酒破」 「蘭陵王」
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芸術鑑賞会 「舞楽 ・ 雅楽公演」 雅楽・蘭陵王(らんりょうおう)
金色の竜頭の面をつけて舞う。
荘厳された浄照寺お内陣
芸術鑑賞会 「舞楽 ・ 雅楽公演」 雅楽・蘭陵王 ご案内
葛城楽所 雅遊会 … 演奏 「胡飲酒破」で開演。
演奏 … 楽曲は林邑八楽の一つとして雅楽の中でも非常に有名な名曲&舞です。
胡国の王が酒を飲み、酔って舞った姿を舞にしたものと伝えられています。
林邑(現在のベトナム)の僧であった仏哲により、天平8年(736)日本に伝わりました。
雅楽「蘭陵王」陵王用の赤色禰襠装束に金色の顎のゆれる大型の竜頭の面をつけ、
右手にみ金色の撥を持ち、左手は剣印という形をして舞う。
「舞楽 ・ 雅楽公演 雅楽・蘭陵王」
この曲の由来となった伝説によると、蘭陵王長恭はわずか五百騎で敵の大軍を破り
洛陽を包囲するほどの名将であったが、「音容兼美」と言われるほど美しい声と優れた
美貌であったため、兵達が見惚れて士気が上がらず、敵に侮られるのを恐れ、
必ず獰猛な仮面をかぶって出陣したと言うもの。
舞楽のうちでも最も軽快華麗なものといわれる。
両手を高くあげ、活発に舞う姿は勇壮で、左方の走物の代表とされ、
右方の「納蘇利」とともによく舞われる。
演奏会の最終曲として必ず奏される 「長慶子」 の演奏で報恩講雅楽公演会は終了しました。
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12:00 お斎 ・ ピアの演奏 「おてらいぶ」&「おてらんち」
3日前から本堂前のお花の植え替え … 友人が花苗を調達してくださった。
140食のお斎準備 … 雲竜紙と和紙千代紙で手作りお箸袋に食前の言葉。
担当地区と役員で買い物 ・ 調理 ・ 盛り付け、準備万端でお迎えします。
ご飯 ・ 煮物 (飛竜頭・高野豆腐・椎茸・花人参・六角小芋・蕗・絹さや)
酢の物 ・ てんぷら(薩摩芋・獅子唐・蓮根・紅生姜・南瓜)・白花豆・デザート
140食のお斎は足りず、当番役員20余名は、お焦げのおにぎりと残り物で済ませました。
ピアの演奏 「おてらいぶ」&「おてらんち」
出演 ピアにスト&作曲家 榊原 明子 (acco)さん

「おてらんち」 の食後は皆様に、コーヒーをお席までお持ちした。
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13:00 ご伝抄下巻拝読
14:00 ご満座法要 正信念仏偈
法話 講師 龍谷大学大学院教授 葛野 洋明 師
御 讃 題
至心信楽の本願の文
『大経』に言わく、設(たと)い我仏を得たらんに、十方の衆生、心を至し信楽して
我が国に生まれんと欲(おも)うて、乃至十念せん。
もし生まれざれば正覚を取らじと。ただ五逆と誹謗正法を除く、と。
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今年の報恩講もなんとか不自由な手の代わりに、口数多く手伝うことになりました。
後片付けを済ませてそれぞれ担当者がほっと一息 … 今年も報恩講のご縁に遇えたことを、
喜びながら三々五々夕暮れの自宅に急ぎ足 … 両日朝が早かったので。
法友からお斎が美味しかったこと、舞楽 ・ 雅楽鑑賞等など、
お礼のおことば、嬉しく聞かせていただきました。

片手で撮った映像 … ぶれてうまく撮れませんでした。

2014年度報恩講法要 備忘録として。