西本願寺阿弥陀堂・御影堂国宝に指定 ・ 大谷本廟(西大谷)へ

5月12日(月) 


      2014年5月12日・13日浄照寺第23回念仏奉仕団へ参加。     

      お昼過ぎに西本願寺へ … 集合場所安穏殿で軽食をすませ13:00オリエンテーション。

         

                     特別名勝 虎渓の庭 の緑がとても美しい。

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                 開会式の後、阿弥陀堂から御影堂・龍虎殿から国宝書院へ

                 九州・四国・関西・北陸の230余名9団体の大移動。


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               国宝 対面所 203畳敷きの大広間、

              上下段の境の欄間に雲中飛鴻の彫刻があるので鴻の間ともいいます。



               お菓子は 「松風」  小麦粉・砂糖・麦芽飴・白味噌・ケシの実 焼かれている 

      「松風」は、織田信長との戦いの中、門徒たちの空腹を満たし命をつなぐために

      兵糧として創製したものが、お菓子として親しまれるようになったとのこと。

                         本願寺職員さんの説明を聞きながらお抹茶接待を受ける。

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              5月21日 親鸞聖人降誕会祝賀能  準備の整った 重文 南能舞台。

                            現存する最大の能舞台。

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       対面所下段左側の巨松と花鳥を描いた豪壮な金碧障壁画(松鶴図)。

       絵の具にはすべて鉱物質が使われているため(金、銀、白は水晶、赤は珊瑚、緑は銅のサビ)、

       400年の年月を経た現在でも美しい色を残しています。


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           お抹茶をいただいた後、職員さんの案内で、書院拝観。

           何度拝観してもやはり感動。

    国宝雀の間 ・ 国宝菊の間 ・ 国宝雁の間 ・ 国宝白書院 ・ 国宝黒書院と続きます


                             国宝 北能舞台

              白書院前の北能舞台は、懸魚(げぎょ)に天正9年(1581)の 墨書紙片があり、

              日本最古の能舞台とされています

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                 八方睨みの猫 … それはそれは小さな猫です。


      書院の東狭屋の間天井には、様々な形の書物が散らされています。

      その中に、1匹だけ猫が描かれた巻物があります。

      大事な書物をねずみにかじられないように睨みをきかせるこの猫は、

      どこから見ても目が合うことから、「八方睨みの猫」と呼ばれています。


                                 初めて参加のお方はとても見つけ難いです。
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               書院の東狭屋から眺めた 特別名勝 虎渓の庭。 

               中国廬山のふもと虎渓を模して造られた江戸初期の枯山水庭園。

               御影堂の屋根を廬山に見せた借景の技法を取り入れているそうです。


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                 雨がぽつぽつ、国宝飛雲閣への移動は取りやめになりました。

                 15:00 御影堂での記念撮影・ご門主さまとのご面接。


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       安穏殿に戻り、龍谷ミュージアムの学芸員さんからの「特別展」の見どころの説明を受ける。

           若き二人の学僧(青木 文教師 ・ 多田 等観師)が挑んだ ”秘密の国”チベット

                  特別展  チベットの仏教世界 もうひとつの大谷探検隊 



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             20世紀初頭、まだ日本人がチベットのことをほとんど知らなかった頃、

           滋賀県出身の青木 文教師が撮影した当時の 現地写真    チベット ・ ラサ


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                       ダライダマ13世から多田 等観師に贈られた

                       「釈尊絵伝」25幅 のなかの 釈尊涅槃の場面


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                  龍谷ミュージオアムへ移動して拝観させていただきました。

                  すでに閉館時刻が迫っています … 何だか忙しい。



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               宿舎にチェックイン … 夕食のフレンチレストラン むとう へ移動。 

          手をかけずにいただける至福のひととき  … 連れ合いの夕食はカレーです。 


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5月13日(火) 

          夜に降った雨も止み、宿舎の窓から眺める樹木は一段と緑の輝きが増しています。

          遠くの愛宕山に垂れ込めた雲が流れるように去っていこうとしています。


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            5:00 起床

            6:00  お晨朝参拝  阿弥陀堂  御影堂  御堂法話

            7:00  朝食 

            8:30  安穏殿へ移動

            
       2日目の日程

            9:00  専用バスで 大谷本廟 へ移動 

                  明著堂前境内の清掃 … 落葉拾い … 探さないと見つかりません。                
                 

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          10:30  本殿で職員さんより大谷本廟についてのお話。

             「龍谷山」  親鸞聖人の廟地「大谷」を漢字にあてた[豅」(訓はオオタニ)を

             「谷」と「龍」を分かち書きにしたものだそうです。

                                            大谷本廟本殿
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                      11:00  専用バスで本願寺安穏殿へ移動

                             閉会式後、東急ホテル中国料理「星ヶ岡」で昼食

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                        京都駅で解散 … そのまま帰宅の途に。

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                  この時点では国宝に指定されることなど知りませんでした。

               世界遺産 国宝に埋もれての2日間でした … 有難く勿体ないことです。

                       国宝に指定された阿弥陀堂 ・ 御影堂

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                  「御影堂」と、並んで建つ「阿弥陀堂」が国宝に指定。


       現存する江戸時代の建築物としては最大級の規模を誇る西本願寺の「御影堂」と、
       並んで建つ「阿弥陀堂」が新たに国宝に指定される
ことになりました。

       16日開かれた文化庁の文化審議会が下村文部科学大臣に答申したものです。
       国宝に指定されるのは西本願寺の「本願寺御影堂」と「本願寺阿弥陀堂」の2件です。

       1636年に完成した御影堂は浄土真宗を開いた親鸞の像が安置され、
       参拝などのための外陣の広さが441畳あるなど、現存する江戸時代の建築物としては
       最大級の規模を誇ります。

       御影堂の北に並んで建つ阿弥陀堂と併せて、「多くの門徒によって支えられた
       浄土真宗の信仰の象徴として高い価値がある」と評価されました。



                       重要文化財に指定されるもの

    阿弥陀堂門 ・ 御影堂門 ・ 経蔵 ・ 鼓楼 ・ 手水所 ・ 総門 ・(附 御成門、目隠塀、築地塀)

    旧真宗信徒生命保険株式会社本館(本願寺伝道院)


                2014年5月16日 夕方のNHKニュースで知りました。



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