

早朝、まだ雨はあがらない。
7:19発で京都へ … 朝のラッシュ時は久しぶり、こりゃ毎日だと大変だ!
京都に着いてもまだ雨は止まない。
興正寺前から西本願寺前の堀 … 昨夜よほど降ったのでしょうか。
水の溜まっている堀を見たのは初めてです。
堀の水に映る仏旗 降誕会の案内板が掲げられる御影堂門
5月21日は宗祖親鸞聖人の生誕日です。
本願寺では御影堂では法要をはじめ、 境内各所で生誕を祝い記念行事が行われます。
記念行事にほんのちょこっとご奉仕の時間をいただきました。
境内白洲には、飛雲閣抹茶接待の待機所が準備されています。 門推員着用上着
御影堂修復完成奉告法要に用いられたお同行が寄贈された幔幕。
金箔をつかった豪華な曲線模様に迦陵頻伽や天人が描かれています。
今日の門推員は5名、埼玉・滋賀・京都・広島・奈良、3名はは幔幕の下でのお手伝い、
御影堂階段脇で、職員の方と参拝される方の履物入れをお渡しと回収をするお役目です。
2名は御影堂門でご案内。
9:00過ぎ、法要までの時間 … 雨は小止みになりました。
幔幕をまじまじ拝見しています。
法要前、美しい垂れ幕の御影堂縁側廊下から向うに阿弥陀堂。
9:00 白洲布教 白洲休憩テント
9:30 お茶席(~15:30) 飛雲閣
10:00 日中法要(正信念仏偈作法) 御影堂
御堂布教
11:30 宗祖降誕会奉讃法要 (音楽法要)
12:30 雅楽献納会
祝賀能 南能舞台 (開場 12:00 開演 12:30)
【番組】 一.三 笑(さんしょう)
一.土 筆(つくづくし)
一.杜 若(かきつばた)
13:30 帰敬式 15:30 白洲布教
本願寺でゆっくり過ごしていただくように祝賀能・お茶席・雅楽献納会など各所で催されます。
団体の参拝者が御影堂前・阿弥陀堂前にへ次々にお集まりになります。
雨が上がりました。
阿弥陀堂前の雨上がりの緑鮮やかな大銀杏。
奉讃法要 (音楽法要) の御影堂は多くの参拝者で入堂できなく広縁、廊下で参拝されるお方たち。
履物袋渡し… 「ようこそお参りです」 … それはそれは大忙しでした。
廊下から見たお白洲 … 飛雲閣でのお抹茶接待を待たれる行列。
奉仕の門推員は、法要終了後に参拝、お荘厳をゆっくり拝見させていただきました。
祝賀能 が南能舞台 で始まっています。
御影堂での法要も終わり、休憩に境内を散策、
国重要文化財の鐘楼…5:30開門と法要前にこの鐘が撞かれます。
太鼓楼 本願寺の東北角にある重層の楼閣で、内部に今も残る大きな太鼓は、
江戸時代には周囲に時刻を告げる合図となっていました。
幕末、本願寺を一時的に屯所としていた新撰組による刀傷が、
今も残っていると伝えられえています。
新撰組による刀傷を探したのですが …

参拝者をお見送りのため御影堂門へ移動。
「東京からわざわ来ましたお抹茶は?」 終了時刻間際 … 「急いでください」
間に合って好かったです。
15:30を過ぎ … 飛雲閣でのお抹茶接待は終了しました。
法要の終った御影堂 接待が終って寂しくなった飛雲閣前
西に傾き始めました日に照らされる … 左、今回重文に指定を受けた伝道院。
右、龍谷ミュージアム。
お見送りに多くの方とのお出会いがありました…
外国の方にお応えできないのがとても残念です。
素敵なお方とのお出会い … 京都にお住まいのお能をたしなまれる美しいお方。
仏縁をいただいだかれたおばあさまの思い出などをお話くださった。
尊い時間を嬉しく共有させていただきました。
16:00過ぎ、私は一足お先に失礼することになりました。
天然記念物 大銀杏(逆さ銀杏)の東側、西陽を受けた大きな蓮型の水盤から流れる水。
日は随分長くなりましたが、御影堂西に傾いた陽を受けた御影堂門を振り返って。
6月6日には法統継承式の法要と式典行われる案内板も掲げられています。
貸していただいた袖の広い法被に、指先だけ見える日除け用の手袋をしたことで、
左手にギブスをしていることは誰にも知れることなく、言い訳を話さずに済みました。
門推員としての奉仕は多分今回で最後になると自身で決めています。
多くのご縁を嬉しく備忘録に残しておきます。

