ヘイケボタルの羽化 ・ 遊び心の蛍袋行燈 アーカイブ(保存記録)より

6月4日(金)

梅雨の中休みなのかなあ!昨日までのしとしと雨が上がり、朝からからりと晴れる。

朝一、買い物でスーパーから出ると雨が降っていたのには驚いた … 

不安定なお天気、中休みとは言えないようです。

 
                                  


カメラの修理が戻って来るのは来週中半になりそう… 

ヤフオクで落札した、前に使っていた型番、これも北海道からの送付なのでもう少し時間がかかりそう。

そんなこんなで、全て福栄寺住職さまからいただいたアーカイブ(保存記録)からの映像です。


                    山辺郡山添村大塩  ゲンジボタル

                    ゲンジボタルは、前胸部に黒い十文字の模様があります。                 

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      すでに7年が経過しているヘイケボタルの羽化の映像、この時期になると、必ず見たくなります。 

                       この光景が今も続いていることを願って。

               7年前の山辺郡山添村大塩  田植えが済んだ畦道でのヘイケボタルの羽化。


                     熱心に観察のようです … 住職さまのご友人?

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           ヘイケボタルは、ゲンジボタルと比べて小さく、光も弱いので地方によっては

           「コメボタル」、「ヌカボタル」と呼ばれているようです。

           ゲンジボタルは比較的きれいな川にしか住めませんが、ヘイケボタルは、

           川や水田でも見られます。


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                      ヘイケボタルの一生 参考になります。

    じめじめした暑い日の夜、強い黄色の光を放って土繭の中で羽化したホタルが姿をみせます

        成虫  [体長 約10mm 色 くろ] *成虫の生態 ・寿命 約7~10日 ・えさ 草のつゆ


 

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             オスのホタルは、点滅を繰り返しながら高いところを飛びまわり、

             草むらで光っているメスのホタルを見つけます。


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    2009年6月26日(金)の記事より (アーカイブ)保存記録より


                     ホタルブクロ キキョウ科 ホタルブクロ属 の 蛍行燈


   ホタルブクロの名前の由来「花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える」ところから

   また、提灯の古名を 「火垂(ほたる)」といい、 その提灯に似ているので 「ほたる」、それが

   「蛍」になったとも。


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       ほたるぶくろの中に2匹の蛍に入っていただきました。

       薄いピンクと白色の花でしたが、いずれも蛍の色になりました。

       実際はもっときれいで幻想的でした、チャンスの有る方は一度試してみてください。

       縁も同じ色になっています。

       他は薄いピンクの蛍袋で花のふちが少し濃いピンクでした。

       蛍の光は光量が少ないので少し濃いめの所では通りにくいみたいでした。

       今度はもう少し濃い色の花でやってみたいです。  福栄寺


                      
                            釣鐘草蛍行灯手燭台 … とでも。


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               薄いピンクの蛍袋で花のふちが少し濃いピンク … カンパニュラ でしょうか。

               カンパニュラ   キキョウ科 ホタルブクロ属

               和名 風鈴草(フウリンソウ)  別名 釣鐘草(ツリガネソウ) 蛍行灯


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            蛍雪の功に使われる蛍の光ではなく、見ているだけで癒しになる光です。


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    明日香稲渕へホタル観賞に行ったことがあります。

   一切の明かりがない細道を水辺へと下りながら…そんな光景を読売編集手帳に

   古事記の黄泉比良坂 (ヨモツヒラサカ)と記されていた。

   死者の国への坂を感じるのは、谷底の淡い光に亡き人の魂を重ねる感傷ゆえか・・・と。

   蛍にとって光は雌雄の愛のシグナルといいます。

   いそがしく飛び回りながら光るのは雄、草むらでじっと待つのが雌。



   最近 「行方不明になった認知症の親や夫、妻を何年も探し続ける人々がいる。」

   そんなニュースを何度も耳にしました。

   記憶が失われても、冷たい骸になっていようとも、この手でもう一度抱きしめたい。

   それが人の情であろう … と。

   古事記の神々は違う。

   イザナギは亡き妻を恋い慕い死者の国を訪れたが、変わり果てた姿に恐れをなして逃げ帰る。

   どんな姿でもいとおしく思えるのは、神ではなく人であるからこそ。

   草むらで動かぬホタルに心寄せるのかも。


                             お付き合い有り難うございました。

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