台風の影響なのか厚く垂れ下がった雲、フロントガラスにポツポツを落ちる雨粒。
「涼しい朝のうちに」との実家からの案内で、妹の車に便乗して墓会にお参りさせてもらった。
久しぶりに母や姪・甥の家族と食事。
甥の子供たち（中学生・小学生）の頼もしい成長ぶりに目を細めるばかり…
墓会からの帰りちょっと道草して… 旧南大門跡地に建立された大安寺山門
南都七大寺のひとつに数えられ、左京六条四坊から七条四坊にまたがる広大な寺域を占め、
南大寺とも呼ばれて大安寺式の大伽藍を誇っていました。
西の薬師寺に対峙する国家鎮護の寺でもありました。
現境内の南に残る塔跡に昔日の威容を偲ぶことができます。
手水舎 本堂 収蔵庫
境内のお花
サルスベリ ミソハギ科 サルスベリ属 モクゲンジの実 ムクロジ科 モクゲンジ属
クサギ クマツヅラ科 クサギ属
コスモス キク科 コスモス属
未発掘空地 一面の セリ セリ科 セリ属 の花 ガマ ガマ 科ガマ属 の穂
イヌビワ雌株 クワ科 イチジク属 ナンキンハゼ トウダイグサ科 ナンキンハゼ属の若葉
美味しいジャムが出来ます。
甥の子供たちが整備されたすぐそばの「杉山古墳へ上ろう」との誘いで…
妹、「５０年以上も経つかなあ！」
杉山古墳は大安寺旧境内の一部になります。
古墳時代中期の前方後円墳。 周囲には盾形の濠。
墳丘は全長約155m、後円部は直径約80m、円筒埴輪・家型埴輪が出土しています。
前方部では瓦窯跡が6基発掘されています。
奈良時代、大安寺に瓦を供給していたようです。
1度に焼かれた瓦は500枚前後と考えられているそうです。
復元された瓦窯跡
古墳最上部（１０ｍ？）から眺めた二上山
眺める角度で随分形が違って見えます。衣服から出てている部分を籔蚊の大群に攻められて、早々に退散しました。
～～～～～
～～～～～奈良公園周りの上街道を南下のコースで帰宅することに。
みちくさは鷺池浮見堂の付近に咲くサルスベリの見頃かなあ！との想いで。
浮見堂 ・ 春日奥山
蒸し暑さが続いたので鷺池の水は藻の発生で異様にも感じるグリーン …
大型の胴水門 （水琴窟） 浮見堂・春日原始林
鷺池に浮かぶ桧皮葺の浮見堂は、八角堂形式（六角形）のお堂です。
左屋根の向うの建物は、奈良ホテルの屋根です。
サルスベリは満開に近いようです。
お堂の中は外国の方が何人か読書をしたり、絵を描く方 …
鷺池をひと回りしてサルスベリロードへ…道路を隔てた荒池畔にもサルスベリ花が見えます。
陽射しを受けると鷺池どんな風に変わるのかなあ。
車に戻る前にもう一度振り返りました。
お土産にいただいた弟夫妻の育てた大きな西瓜を割って、友人におすそ分け。
扱いには小玉西瓜が好いですね … 勿体ないことです。
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