世阿弥と補厳寺 ・ 仕舞三題 ・ 盂蘭盆会法要 ・ ハブランサス・ツビスパツス(別名 ハブランサス・アンダーソニー)

7月7日(木)  


  夕暮れ涼しい風と共に怪しげな雲行き … 東から押し寄せてくる暗雲。


 稲妻が走る … カメラを構えて待っている時は遠くでピカリ!


 カメラの電源を切った途端、物凄い稲妻とともに雷鳴 … 落雷は近くのようです。


 大粒の雨が落ちて … そして停電。          



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8月8日(金)  



         「世阿弥を偲び、能の仕舞を楽しんでみませんか!」 案内をいただいて、


         過密な終日の時間をやりくりしてのご縁でした。



  田原本味間の補厳寺は、能の大成者・世阿弥が禅を学び修行した処です。

その顕彰のため、1984年に補厳寺世阿弥碑期成会によって『世阿弥参学之地』碑が建立されました。

補厳寺の納帳(町の指定文化財)によれば8月8日が世阿弥の命日となっています。

世阿弥の命日に、建碑30周年記念行事を能楽学会と共催して、開催することになりました…


                       昨年11月補厳寺で能 「敦盛」 の鑑賞。



                     10:30 講演  『世阿弥と補厳寺」



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                    11:30  第2部 仕舞 三題



               観世流 山本家一門  仕舞 三題 「屋島」 「井筒」 「野守」


                                         当日いただいた資料より



                             仕舞 「屋島」

    都の僧が四国の屋島を訪れ、魚師の老人に宿を借りる。老人は屋島合戦での景清と三保谷と
   の戦いの様子を語り、源義経の霊であることをほのめかして姿を消す。やがて僧の前に甲冑姿の
   義経の霊が現れ、屋島合戦での弓流しの話など語り、平家と激しく戦う様子を見せて消え失せる。
   平家物語を題材にする世阿弥作の二番目物。



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                             仕舞  「井筒」

    旅の僧が初瀬へ向かう途中で在原寺に立ち寄ると、夜なのに女が現れて古塚に回向を行う。
  僧の問いに女は古塚が在原業平の墓標だと答え、業平と記有常の娘の話を語る。僧が不審に
  思っていると女は一度姿を消し、業平の形見の直衣を着て現れる。死後もなお業平を思い、女は
  舞を舞う。「伊勢物語」を題材とする世阿弥作三番目物。



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                               仕舞  「野守」

   羽黒山の山伏が大和で野守の老人と出会う。 山伏の求めに応じて老人は、野守の鏡とは鬼神が
  持つ鏡だと語って姿を消す。やがて鬼神が鏡を持って現れ、天界から地獄までの様子を鏡に映して
  見せて去って行く。 世阿弥作五番目物。



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    12:20   昼食を済ませて病棟へ … ひまわりの仲間3名でいつも通り。


    14:00   コーヒーはブラジルを用意…先週までは気温の関係で、アイスコーヒ・アイス紅茶が大部。


            気温が5度違うと今日はホットコーヒーが主でした。 


     

  浄照寺の盂蘭盆会法要に参拝したかったのですが、ここを放り投げて行けず、いつも通りの日程で。 


  15:40雨がポツポツ…自転車の私は一足お先に。


                           

         


    19:00   浄照寺 盂蘭盆会(歓喜会)法要 夜のお座に参拝。


                       講師   花岡 静人師  


                          御讃題


          あまねく、無量・無辺光、 無碍・無対・光炎王、 清浄・歓喜・智慧光、


          不断・難思・無称光、 超日月光を放って、塵刹を照らす。


          一切の群生、光照を蒙る


                          21:30 過密なスケジュールの1日が暮れました。


8月9日(日) 


     

   台風11号の接近に伴い分厚い雲は大雨をはこんできているようです。


  午後から盂蘭盆会(歓喜会)御満座法要に参拝。


                            講師   花岡 静人師


 金子 大榮師のお言葉 … 「生は偶然 死は必然」 偶然の生をどう生かせていただきましょうか。


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                   送付いただいた「福栄寺だより 8月号」より抜粋


  いろんなはなし 8  テーマお盆とは

 今月はお盆の話です、新しくお盆を迎えられるご家庭も有るでしょうね、浄土真宗(通称もんと)はお盆
は一般に思われているお盆とちょっと考え方が違います。
一般では、お盆三ヶ日にご先祖さんが地獄の釜のふたが開いて帰ってこられ、お迎えをし、滞在中はお
接待をして、そしてお送りをする。
と言われるが、浄土真宗ではご先祖さんは仏となられお盆だけに限らず仏壇の阿弥陀仏様を通して、あ
なたがお参りをし『なんまんだぶつ』と称えた時いつもそこにおられ、あなたを見守り浄土へのご案内をし
て下さっているんです。大きな違いですね!
 お盆には忘れかけていたご先祖さんを思いだし、生前中に受けたご恩を思い、阿弥陀仏様の前に座ら
せて頂き「私もきっと、あなたと同じ極楽浄土に生まれさせて戴きますよお導きありがとう」と、思いを極楽
浄土に寄せるご縁(きっかけ)とさせていただきましょう。



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16:30 帰宅すると法友からシマウリが届いていました。


  柔らかいうちに昨年同様即席漬けにしてみました。


             シマウリ   500g     塩 20g  砂糖  70g


  2つ切りにしたシマウリの中子を削り取り、1cmの厚さに切り、 塩・砂糖を混ぜたものを振りかけ、


  ストックパックに移して冷蔵庫で保存。

  




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          2時間後にはいただけます … 簡単で美味しいです …お試しください。



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          1度に沢山のキュウリをいただいてお裾分け先も見つからなくなった時、 歯ごたえ抜群の

          即席キュウちゃんもどきをつくり置きました… お味はグー、お試しの価値ありです。


          キュウリ 5本 (乱切り)  醤油 1: 酢 1: 味醂 1 鷹の爪・お好みで砂糖。 


                            醤油 80cc 酢 80cc 味醂80cc 砂糖 大さじ1 鷹の爪


            醤油・酢・味醂・砂糖・鷹の爪をお鍋に入れ火にかけ、混ざったところに乱切りした

            キュウリを入れ沸騰させて煮る。

            調味液につけたまま冷まして、保存容器に移して冷蔵庫で保存。



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  庭のバイカウズキの木の下、こちらが忘れていても花の時期になると芽吹いて開花してくれる小さな花。



             ハブランサス・ツビスパツス(別名 ハブランサス・アンダーソニー)


                          夕暮れには閉じてしまいます。


                            雨の降る前の花姿です。



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            蕾が次から次に上がってきます。


           グリーンの球が合体したような形の果実には隙間なくいずれ黒い種が詰まります。



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      ゼフィランサスの仲間は北~南アメリカにかけて約70種類もあるそうです。


      白の花を咲かせるタマスダレ(ゼフィランサス・カンディダ)や、ピンクの花を咲かせる


      サフランモドキ(ゼフィランサス・カリナタ)などが順次咲いてくれることでしょう。



            雨に打たれた ハブランサス・ツビスパツス(別名 ハブランサス・アンダーソニー)



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8月11日(月)


   台風一過 …  近畿圏直撃して各地に大雨や突風をもたらして日本海に抜去った台風11号 …


   如何せん 自然の猛威には人間の努力も及ばないことが多すぎることを実感しながら溜息。


   8月11日が、2016年(平成28年)から新たに『山の日』国民の祝日(休日)祝日になります。


    山の恵みに感謝する日で、登山に心誘われる人、ふるさとの里山を思い浮かべる人、10人いれば


   10人それぞれの「山の日」があるでしょうね。



    海に面していない奈良県では、山と川が身近な自然であり、歴史と文化の源です。


   美しい山と川を次世代に残すことを目指して、国民の祝日「海の日」である7月の第3月曜日を


   「奈良県山の日・川の日」としてすでに条例で定められています。

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