

息子の家族がお墓参りを兼ねて訪ねてくれた。
父親を抜いて見上げるような背丈に成長した孫に目を細める。
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19:00過ぎ二月堂から下って来て眺めた大仏殿前の鏡池
16:00過ぎ、ベランダから西の空、雲間から日脚を感じて、二月堂から夕焼けが見れるかも…
そんな思いから、17:00を過ぎたころから東大寺大仏殿夜間特別拝観へ出かけました。
国宝二月堂本堂舞台から … 遠くに生駒山・大仏殿・二月堂湯屋・二月堂参籠所‥
参道でであった鹿の親子(今年生まれたバンビ)
国宝「法華堂」床下で休む鹿の親子
参拝者は日の入りの時刻18:46と言いながら夕焼けを期待してその時刻を待っておられます。
私もその中のひとり。
回廊の吊り灯篭に明かりが灯されました。
お水取りの時に松明を持った練行衆が駆け上がるの登廊にも灯りが。
お百度を踏んでおられるお方が … 握った竹の棒を1本ずつ箱に放して回廊を回られているようです。
お百度用竹棒入れ
良弁杉 右に二月堂参籠所 奥に二月堂湯屋 大仏殿
日の入り時刻はすでに過ぎています … 雲に隠れたまま日は落ちてしまいました。
舞台からひとり去りふたり去り … 寂しくなった本堂前。
明かりの灯った東面 2月堂南面 「仮眠中ですお静かに」 小さな札が。

国宝法華堂の前の石畳道を下って大仏殿に向います。
鏡池前の通路に続いています。
人・人・人・ 2日間の夜間特別拝観です … (8月13日・14日19:00~21:00)。
中門(国重要文)は、大仏殿(金堂)の手前にある入母屋造り本瓦葺きの楼門(2階建ての門)
普段は閉ざされていますが特別拝観のみ中門から入門できます…行列で待機。
大仏殿正面の観相窓が開いて、参道からお顔が燈火に浮かび上がり拝顔できます。
燈火に浮かぶ 盧舎那仏 を拝顔。
警備の方のマイクで叫ぶような言葉が次から次へ …
「立ち止まらないでください!」 ・ 「この場所ではカメラは禁止です!」 ・ 「左側通行を守ってください!」
入堂制限がされて、並んで待っています。
入堂が許され礼拝 … 8月7日にお身拭いが終わって直ぐの盧舎那仏。
つい先日のニュースで拝見。
120人程の僧侶や関係者が、早朝より二月堂の湯屋で身を清め、白装束に藁草履姿で大仏殿に集合、
7時より撥遣作法が行われた後、全員でお経を唱え、年に一度の大仏さまの「お身拭い」。
本尊盧舎那仏に向かって左に虚空蔵菩薩坐像、 右に如意輪観音菩薩坐像の三尊形式。
人波の流れのまま出口へ … 立ち止まることもままなりません。
再度振り返って(注意の言葉を聞きながら…)
重い足取りを感じて夜間の拝見は、もしかしてこれが最後のような気が。
来た道とは違って南大門から大仏前バス停へと。
東大寺南大門の国宝、金剛力士像、運慶・快慶らによって作られた、鎌倉彫刻の代表作。
南大門の阿形像 吽形像
最後に振り返って 国宝建造物. 南大門
「大華厳寺」と書かれた扁額が掲げられている… 大華厳寺は東大寺の異称
子どもの頃から親しんできた大仏さま … 歳月の経過と関係なく感動。
実家の墓会でいただいてきた「聖武講」のチケットでまた拝観に来ましょう。
20:40帰宅所要時間3時間少し … 連れ合い 「遅かったなあ!」