薬師寺玄奘三蔵院伽藍の萩 ・ 浄照寺永代経法要

9月16日(火) 

      本願寺奈良教堂でのつどいに参加のため西の京で下車。

     今回も相変わらずの道草 … 薬師寺玄奘三蔵院伽藍の萩が見ごろかなあ… そんな想いで。

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   薬師寺玄奘三蔵院伽藍参道の萩は満開です … 白のアベリアの花とお互いに引き立て合いながら。


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                  初夏にも一度咲きました … 2度目の秋の開花です。

              ハギの名前は特定できません … ミヤギノハギのように思いますが。


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               アベリア ・ イタドリの白花がハギの赤紫を引きたてています。

     アベリア  スイカズラ科 ツクバネウツギ属         イタドリ   タデ科 ソバカズラ属       


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              秋の公開が今日から始まった薬師寺玄奘三蔵院伽藍

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               慈恩殿前に植樹されているカイノキ (櫂の木) ウルシ科 カイノキ属

           カイノキ 雄株                        カイノキ雌株

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                雌株には赤い果実の中に、青みがかった果実がまじっています。


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                      玄奘三蔵院伽藍礼門 … 玄奘塔 

                      
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                         玄奘三蔵院伽藍礼門と萩
                  

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                       リンゴのような椿の実 

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                玄奘三蔵院伽藍 回廊を囲むように紫・白の萩が満開を迎えています。

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                 左から 経蔵 ・ 大唐西域壁画殿 ・ 玄奘塔 


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               清楚な シロハギ マメ科 ハギ属  ミヤギノハギ(宮城野萩)の園芸品種。

                  長く垂れ下げた枝の葉腋から純白の花序を出します。 


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                少し満開を過ぎた紫色の花弁が地面に筵のように落ちていました。


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               決まった道草の最期に立ち寄る興楽門から金堂の眺め。


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                          覆い屋 … 解体修復中の国宝東塔

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9月12日(金)  


      14:00   浄照寺 「秋季永代経法要」 厳修

              講師 龍谷大学大学院教授 中央仏教学院講師  貴島 信行 師


      19:00   お斎準備のため集合  10Kお米を2釜に分けてかやくご飯の仕込み

                             (山菜・椎茸・揚げ・牛蒡・人参・蒟蒻)

                             10人の法友のお手伝い… 20:30 仕込み完了。

9月13日(土) 

      7:30  盛り付けなどの仕上げに集合。

     10:00  法要 ・ 勤行 「正信念仏偈」

            法話   貴島 信行 師

                                御讃題 

       「聞といふは、衆生、仏願の生起本末を聞きて疑心あることなし、これを聞といふなり。」  

     12:00   お斎接待。  

           
                     お天気に恵まれ2日目の法要。

        お斎の数をよむのはとても難しいのです …  お天気によって随分変化があるのです。

        雨の日はお参りが少なく余ってしまいます … かといって、あまりお天気に恵まれすぎても

        行き先がお寺ではなく、違った所に変更されるのです … さて今日は… …

             

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          8:00  出来上がったかやくご飯の盛り付け100食が出来上がりました。
 


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          お釜の底にお焦げが出来ました … かやくご飯のおこげは特に美味しいです。

          おにぎりにしてお手伝いの方々でいただきました。

          このひと時がまた好いのです … … 

    「同じ釜の飯を食う」なんて慣用句もあるように一緒におこげのおにぎりを感想を言いながら

    輪になっていただくのはつながりがいっそう深くなるように感じます。

                    100食のお斎 お蔭さまで無くなりました。

                    美味しゅうございました。   


         14:00  御満座法要   勤行 「佛説 阿弥陀経」

                法話   貴島 信行 師

            
          「露の世は  露の世ながら  さりながら」     小林一茶

          この世は、露の世だというのはわかっていた、露の世とわかっているのだけれども、

          そうなのだけれども …… 「さりながら」とは無常とわかりながらも、

          自分よりも先に命終えていった娘の死を受け入れがたい一茶の心情。

         
                秋季永代経法要が終わると徐々に秋が深まります。   





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