「節柝」(せったく) ・ 紙芝居 ・ 山の辺のあかり 柳灯会

                            
                             黒 塚 古 墳

        黒塚古墳陵墓を囲む幻想的な灯り(柳灯会)は、古代のロマンを思いめぐらせます。


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9月19日(金) 

   年に1度ボランティひまわりの主催で緩和病棟リビングで行う紙芝居イベント。

   紙芝居は町の図書館で毎年同じ紙芝居を借ります。

   切ないですが、もう一度同じ紙芝居を見てくださる方は皆無といっても過言ではないからです。

   以前からあれば一層雰囲気が高まるのになあ!と思っていた 「節柝」(せったく)をお借りできました。



   2本1組の唐木製の打物で、数人以上が一緒に経典を読誦するときに読経の速度を調節するために

   用います。


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      先日の浄照寺秋季永代経法要で 「佛説阿弥陀経」 を読経のおり、僧侶が使用された節柝です。

     坊守様に不要になった「節柝」はありませんか … 厚かましいお願いをしたのです。

     1組しか無いとおっしゃったので、遠慮しました … のに… 使ってくださいと。 

 この「節柝」を打って佛説阿弥陀経が何百回…いや何千回と読経されたことかと思います。


                 14:30  始まり・始まり … カチ・カチカチカチカチカチ…… カチ          

                        黒檀の「節柝」の打ち心地、乾いた響きは抜群です。 


         「虹になったキツネ」               狂言紙芝居 「ぶす」


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                          「たべられたやまんば」

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       紙芝居を見てくださった方から 「 懐かしい!!」  「随分長い間紙芝居なんて見てないなあ!」 

           「飴細工を買いました」…などなど…子どもの頃の思い出話にしばし花が咲きました。          

        コーヒーは薫り高い「グアテマラ」を用意しました … デザートは栄養科からプリンが。


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9月」20日(土) 

      山の辺のあかり 柳灯会  … がんサロンのお仲間Yさんから誘いいただいて今回2回目。


    黒塚古墳をメインとして・専行院や伊射奈岐神社・4千数百の灯りの点灯だそうです。

    暮れゆく秋の山の辺を灯す幽玄な風景です。 


         行灯の和紙に描かれた絵や歌は、地元の皆さんが丹精こめて手書きされた作品です。                   

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  昼間であれば自転車で移動できる範囲なのですが、夜はままなりません。

  連れ合いが送迎するというので、伊佐奈伎神社からJR柳本駅に向かって下って行くことになり、

  JR柳本駅で迎えてもらう約束をしました。

 
                     誰もいない伊佐奈伎神社の境内を灯りを頼りに… 

        伊邪那岐命(いざなぎのみこと)を祀っていて、境内には「大和天神山古墳」があります。


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         伊佐奈伎神社から少し下った專行院 (浄土宗) この境内も私ひとり占め。

          参道の灯り…本堂                  お内陣 阿弥陀如来立像

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         黒塚古墳公園 … 赤々と燃え上がるかがり火、バチバチと火の粉が飛び散ります。

         側に薪を積んで火の見守りをしながら薪をかがり火に添えておられます。

               このコーナーの灯りは大小太さの異なる青竹の行燈です。


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                     黒塚公園池の南東からの眺めた池に映る燈火。


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                    古墳東側から北西の池に映る古墳燈火の眺め。


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           この黒塚古墳は、大和古墳群にある全長約130mの前方後円墳。

           1面の画文帯神獣鏡と33面の三角縁神獣鏡などの副葬品が出土しました。

           三角縁神獣鏡は「卑弥呼の鏡」と呼ばれます。


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                    黒塚古墳の灯りが池に映って幻想的な雰囲気。


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          落ち着いた静かな街並みに灯る灯火…各家々のお方もお世話くださるそうです。


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                      灯火に浮かびあがる  ヒガンバナ 

      別名 マンジュシャゲ   「日本植物方言集」には、ヒガンバナの地方呼び名として地獄花、

          葬式花、死人花、ハッカケババアなど約400もの名があげられているそうです。


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       「山の辺のあかり 柳灯会」会場から手作り行燈の違った灯りを集めてみました。

  「柳本もてなし町づくり会」などの皆様方で、行燈に和紙を張るなど準備をしてくださったそうです。


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                   イベント会場に置かれていた手作り陶の灯り行灯。


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                19:30JR柳本駅に連れ合いの車が待ってくれていました。

                今年も癒しの「山の辺のあかり 柳灯会」 のご縁をいただけました。

                素晴らしいこの雰囲気をまだまだ知られていないようです。

                多くの方に是非幻想的な古代のロマンを体感していただけたら好いですね。




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