
秋晴れに恵まれた町生涯教育課 スポーツ振興係り主催、
「第94回歩こう会 紀州山地の聖山世界遺産高野山を散策しよう」と、広報で案内がありました。
参加者は180名、高野山金剛峰寺駐車場までバス5台での移動です。
奥の院英霊殿辺りが紅葉が始まっています。
赤や黄色の 色さまざまに … 早くも歌詞の景色のようです。
六時の鐘
元和四年(1618)、2月6日福島正則侯が亡母の菩提のために建立したこの鐘は
時刻を告げるためのものです。
6時から22:00時まで、2時間ごとに時刻を知らせているそうです。
10:00を知らせる鐘を聞きながら大伽藍へ移動しました。
大塔の鐘・高野四郎 … 白い鐘楼に少し驚きました。
天文16年(1547)に完成した、直径2,12mの大鐘で、日本で四番目に大きな鐘だったので、
高野四郎と呼ばれるようになったとか。
毎日4:00、13:00、17:00 彼岸中日までは18:00、21:00、23:00の5回、
時刻を知らせているそうです。
除夜の鐘のテレビに放映される高野山の鐘はこの大塔の鐘・高野四郎です。
根本大塔
真言密教の根本道場におけるシンボル。
多宝塔様式としては日本最初のもの。本尊は胎蔵大日如来、周りには金剛界の四仏が取り囲み、
16本の柱には堂本印象画伯筆十六大菩薩、四隅の壁には密教伝来八祖像が描かれ、
堂内そのものが立体の曼荼羅として構成。 説明より抜き書き
弘法大師が真言宗をひろめるための場所を選ぶのに、唐から日本へ投げた三鈷杵(法具)が、
高野山の松の木にひっかかっているのが見つかったそうです。
その松の木は三鈷杵と同じ三つに分かれている三葉の松だったので 「三鈷の松」と伝承されています。
三鈷の松 記念にお持ち帰りのお方が多かったです。 三鈷の松 ・ 根本大塔

御影堂 弘法大師空海の御影(肖像画)が。 三昧堂
西行法師が三昧堂を伽藍へ修造した際の記念として、手植えされた桜と伝えられています。
西 行 桜 長い列で一の橋へ移動中
一の橋 奥ノ院入口
武田信玄・勝頼の墓所
伊達正宗 墓所 薩摩 島津家初代家久・2代光久 墓所

石田 三成 墓所 明智 光秀 墓所
中の橋手前で脇道に反れ、昼食場所中の橋案内所広場へ移動。
三々五々木陰のベンチでお弁当をいただきました。
木陰の ノアザミ キク科 アザミ属 ノコンギク キク科 シオン属 逞しい 杉 若芽
再び中の橋から奥の院散策へ 奥の院散策
水向け地蔵 玉川を背にお地蔵様や観音様、不動明王が安置させています。
亡き人を想い経木を水向地蔵に手向け、この水をそそぎ合掌されています。
御廟橋から奥の院燈籠堂
奥の院 燈籠堂 大師へ献上するたくさんの灯籠が堂内に下げられています。
堂内には消えずの火として祈親上人が献じた祈親燈、白河上皇が献じた白河燈、
貧しいお照が大切な黒髪を切って献じた貧女の一燈・昭和燈が燃え続けています。
燈籠堂前の灯篭 弘法大師御廟前灯篭
燈籠堂前から奥の院参道
国重文 結城 秀康 石廟(徳川家康次男)
今年のNHK大河ドラマの 黒田家の御廟 普段なら気付きにくい奥まった場所。
中の橋駐車場14:30の出発なのでゆったり散策には時間が足りなかったのですが…
町生涯教育課の春・秋年に2回の「歩こう会」 … 昨年秋・今年春は雨天のため中止になりました。
今回は好天に恵まれ、樹齢200~800年の樹木の癒しをたくさんいただいてバスで帰路につきました。
この地は何度訪れても再度訪ねたくなる場所です … 樹木に誘われて


