

冬型の気圧配置が強まり、今シーズン一番の冷え込みとなりました。
風も強く気温は12℃、晴れてはいますが昼間も気温はそれほど上がらないようです。
昨日予定していた正倉院展の招待券も無駄になってしまいましたが…
余命3か月と告知を受けた友の友だちの揺れる心を、如何にかしてでもささえのヒントが欲しいと
連絡をいただいて、急遽予定を変更して友をがんサロンへお誘い。
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暫く自然塾もお休みしていたので、晩秋の馬見丘陵公園を訪ねました。
公園縁道北口近くの イロハモミジ 紅葉が始まっています。
赤や黄色 …色さまざま 青空が引き立ててくれます。
花笑み橋付近から眺めた違った形の二上山
なごみの道、花笑み橋の両側に植えられた コダチダリア(皇帝ダリア)
橋のたもと、強風がいやおうなしにコダチダリアに襲いかかります。
花弁は今にも千切れそうになりながら、持ちこたええています。
コダチダリア (コウテイダリア) キク科 ダリア属 メキシコ原産
高さが5mはあるでしょうか … 橋の上から花を見上げる高さは、1・5mはあるでしょう。
強風は花の笑みをゆがみに変えてしまいましたが、強さを知りました。
行も帰りも花は千切れんばかりの風に耐えています。
ダリヤ園 ・花見茶屋 右奥の小高い丘は 乙女山古墳
国指定史跡 帆立貝式古墳 130m 5世紀前半築造
「花の道」 ダリア園近く、コダチダリア・イロハモミジの紅葉
「花の道」の「ススキの丘」からの眺めです … 紅葉している木はケヤキです。
左・ 強風にあおられ穂が少なくなった パンパスグラス イネ科 シロガネヨシ属
タカノハススキ イネ科 ススキ属
何だか寒々しく感じる上池 カメノ甲羅干し ・ 群れから離れたカモさん
国指定史跡 ナガレヤマ古墳 前方後円墳 105m 5世紀前半築造
休眠期を迎える準備、来春には芽吹き蘇生する樹木の営みも感じ取ることができます。
ヤシャブシ カバノキ科 ハンノキ属 先端に実が付く
下垂する雄花序 ・・・ 丸い果実。
ベニバナトチノキ トチノキ科 トチノキ属 の新芽
大きな木陰を作っていたトチノ葉っぱ見上げるとわずかに残りるのみ …
ふっと 残る発葉っぱも散る葉っぱ! 良寛さんの桜の歌が浮かんでくる。
見上げては 「葉っぱフレディ」 がまた浮かぶ。
ひとりぼっちになってしまったフレディは、雪の朝、迎えにきた風にのって枝をはなれ、
しばらく空中を舞ったあと、そっと地面におりていく。
初めて木全体の姿を目にしたフレディはダニエルが言っていた“いのち”の永遠を思い出す。
そして静かに目を閉じ、ねむりに入っていく。…そして季節は巡ってまた春になる…。
黄葉する コブシ モクレン科モクレン属 花から想像できないようなグロテスクな実。
陽が射すと冷たい風もやわらかく感じます。
晩秋の公園は、色とりどりの樹木の実を楽しむことが出来ます。
休眠期を迎えて、来春には芽吹き蘇生する樹木の営みも知ることができます。
コブクザクラ(子福桜)につづく。