
先々週、馬見自然塾をお休みしたのがこころのこりで、寒さの中散策してみました。
1年中で最も寒い時季といわれる大寒の厳しい日中でしたが、
早歩きでの散策は、身体中がぽかぽか、ダウンジャケットを脱いで腰に巻き付けました。
古墳の丘から … 冬色の公園内
寒々しい金剛葛城山系 …

枯葉を付けたまま冬越しする クヌギ ブナ科の樹木に多いです。
落葉しない落葉樹 … 葉を落とさないことで、枯葉を風除けにして、
冬芽を寒さから守っているのです。
離層は春、目が膨らむ直前に完成して枯れ葉が落ちます … 自然塾で教わりました。
この場所だけカラフルな色に紅葉した オタフクナンテン メギ科 ナンテン属
ゴシキナンテン の和名がお似合いのようです。
ナガレ山古墳から南エリアへ移動。
公園 南エリア 馬見古墳群最大級の古墳 巣山古墳
巣山古墳と対面して古の丘があります …
古の丘のメインは3種のロウバイです … 近づくとロウバイの香りが漂ってきます。
南エリアヘの入り口に植えられた ソシンロウバイ
満開を過ぎているようです。
ソシンロウバイ 個々の樹木ごとに黄色の濃淡があるようです。
ワロウバイ (蝋梅) ロウバイ科 ロウバイ属
ロウバイの基本種で、花の中心部は暗紅紫色で花弁は剣弁で少し細く、
花冠全体はソシンロウバイなどに比べて少し小さく感じます。
江戸末期に渡来、唐梅とも呼ばれ、漢名の蝋梅をそのまま音読みして日本名となりました。
花やつぼみから抽出した蝋梅油を薬として使用することもあったそうです。
ワロウバイ (ロウバイ) 中心の赤紫色がとても印象深いです。
昨年に比べてとても花付がいいです。
マンゲツロウバイ ロウバイの園芸品種で、 小さな雪洞と表現したくなるような花姿です。
内花被片に淡い暗紅紫色の縁取りがあります。
ワロウバイの花のように中心まで赤紫ではなく、
マンゲツロウバイは、花の中心は黄色なんです。
古の丘は、白・紅のサザンカと黄色のロウバイの春を呼ぶ舞台共演のようです。
ロウバイは個体差があるので、花弁が丸いもの、細くとがったようなもの、
黄色が濃いもの、薄いもの、葉が丸いもの、とがったもの、などなど・・・と、
個々に特徴があります…園芸員さんのお話でした。
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冬の下池 … 殺風景ですが、多くのカモさんたちにあえました。
下池のカモサンを見ながら移動中、じっと池の辺りで立っておられる男性とすれ違って気付きました。
池の周りに茂るヨシの間を見てああああ!! 「カワセミ」
時すでに遅し … カワセミは飛び立ちました。
「すみません!!」 声には出さずに両手を合わせて謝りました。
「笑顔で両手を振ってくださいました」 申し訳ないことをしました。
じっとカワセミを写すテャンスを待っておられたのでしょう …
こんな時は通り過ぎてはいけなかったのでしょうね … でも散策小道だったので …