竹富島は周囲約9km 面積5.4㎢ 人口約350人の素朴で美しい沖縄の原風景が残る島。
国の「重要伝統的建造物群保存地区に」指定されています。
サンゴ石灰岩の石垣、ブーゲンビリアの花が咲き乱れています。
竹富島港にバスがお迎え、水牛車に乗り換え島内観光へ。
私たちを引いてくれるのは水牛満作君19歳 … 人間で例えると還暦ぐらいかなあ?
水牛を使うお兄さん、三線を弾いて楽しく解説。
「サンゴの石垣さて何段積んであるでしょう?」 … 懸命に数えましたよ!
「そりゃ…3・5 は15段でしょう」 数えたら9~12段位が多かったです!

満作君、何度も何度も止まってはサンゴの白砂の道に小便 … お兄さん忙しくバケツを受けます。
「満作、ほら行け・・・満作、満作・・・ほら行け」 叱咤するのですが、
満作君まったくのマイペース、途中で何度も動かなくまり、止まってしまうのです。
サンゴ石灰岩の石垣にブーゲンビリアの花
後ろから追ってきた水牛君、とうとう待っていられなく道順を変えてしまいました。
どちらのお宅もサンゴ石灰岩の石垣にブーゲンビリアがとても美しい。
それでもマイペース、大回りしてきた後ろの水牛君にまた追い着かれました。
白い砂の道サンゴ石灰岩の石垣にバナナの花 … 小さなバナナの実がたわわについています。
どうやら満作君のマイペースの案内は他の水牛車より短めのコースで散策は終了しました。
残りの時間を自由散策。
どの通りもよく似ているので戸惑います。
お兄さんが教えてくださった竹富島で一番高い場所「なごみの塔」を目指して散策。
赤山公園の丘に立つ塔 「なごみの塔」
赤山丘には壇の浦の戦いで敗れた平家の落ち武者、赤山王が住んでいたという伝承があるそうです。
塔には登れなかったのですが、塔の土台から赤瓦の集落を見下ろすことができました。
カエンカズラ ノウゼンカズラ科 カエンカズラ属 ブラジルなどが原産。
赤山公園の珊瑚石灰石壁面を覆うように咲く鮮やかなオレンジ色の花が美しい。
花の群れ咲く姿が炎のように見えるので、和名の(火炎葛)がよく雰囲気を示しています。
公園の大きな樹 ガジュマル クワ科 イチジク属
色とりどりの ブーゲンビリア
オオバナアリアケカズラ ハチジョウソウ キバナキョウチクトウ
キョウチクトウ科 アリアケカズラ属 セリ科 シシウド属 キョウチクトウ科 キバナキョウチクトウ属
キンチョウ(錦蝶) (カランコエ・デラゴネンシス) ベンケイソウ科 ・ カランコエ属
水牛車に座っての目線に入る植物、1番最初にお兄さんに尋ねました。
「珊瑚の石垣に生えている爬虫類のような妙な植物は何ですか?」と。
灰緑色の地に黒紫色の斑紋です。
石垣の隙間からニョキニョキ伸びているのです。
2月の 開花時期に縁あったのはラッキーでした。
竹富島の屋根にいろんなシーサー 魔除けだとされています。
良く見比べてみると、同じ顔のシーサーは全くないことに気がづきます。
新しい白い漆喰がシーサーを引き立てています。
竹富島の住宅は全て平屋なので、シーサーはとても良く見えます。
赤い瓦は、地元の土を低温で焼くとあのような綺麗な赤い素焼きの瓦になるそうです。
台風でも飛ばないように留めているのが、白い漆喰です。
赤い瓦に白い漆喰の美しい屋根、この漆喰は、数年で雨で汚れて黒く変色するそうです。
白い漆喰の家は漆喰が新しく、黒い漆喰の家は歳月の経過した漆喰でしょうか。
集合時刻が過ぎても男性1名が戻って来られません … ご夫妻で参加の連れ合いさんです。
船の出航時刻の関係で、添乗員さんもあちらこちらを探しに… 奥様は携帯でやり取り、
この島は赤い屋根に、白い道、サンゴの石垣、ブーゲンビリア、特定する建物もなく、
電話をドライバーさんと交代して何か指示を出していただいているようです。
バスは出発しました … ドライバーさん「広い道が見えましたかその道まで進んでください」…と。
姿が見えました … 皆さんが拍手で迎えました … 一件落着。
「同じような道なので、方向を見失ってしまいましたすみません」 携帯電話に感謝・感謝。
予定通り高速船は竹富島港から石垣島に向かって出航15分の移動です。
今夜のお宿石垣島の「ホテルロイヤルマリンパレス」に向かいます。
つづく