
昨夜まで降り続いた雨が今朝がた止みました。
町の小グループに分かれて月に一度開催されているサンデーウォーキング。
お向かいさんのお誘いで、今回初めてこのグループにご一緒させていただきました。
ちらほら咲の広橋梅林 展望デッキからの眺め
近鉄橿原神宮前駅から吉野行に乗り換え、下市口駅下車、ここからウォーキングの始りです。
吉野川に架かる千石橋を渡ります。
下市は古くから奥吉野への入口として商業の中心地でした。
千石橋は、江戸時代から木造の橋が架けられ、一日千石ともいわれる物資が行き交って
いたことが、(千石橋の由来)らしい。(世話人さんのお話)
吉野川に架かる千石橋
歩き始めて1時間、下市温泉秋津荘着、ここで休憩。
R309から県道へ … がらりと木立の雰囲気に変わる風景。
婆にはかなり厳しい上りの坂道 … 沿道は日本を代表する美林として有名な吉野杉。
ウラジロの群生

急な斜面に… 早咲きの紅梅 寒紅梅だろうか?
県道の急斜面に咲く紅梅。
急斜面に白梅

借景のグリーンに白梅が映えます … ほんのり梅の香りも。
満開の梅の花を想像して訪ねたのですが、今年は随分遅れているようです。
梅林の下にフキノトウが 干からびた柿が残る柿の古木
吉野郡下市町にある広橋梅林は、月ケ瀬、賀名生とならぶ奈良県三大梅林の一つとして知られています。
広さは約25万平方メートル、白梅、紅梅など約5000本の梅が植栽されています。
遠くに金剛葛城山系・大和平野
例年だと満開の梅林を楽しめたはずだったのですが…
金剛葛城山系・大和平野を見渡せる眺望 展望デッキより
展望デッキに着いたのは12:00を過ぎていました。
こちらでお弁当をいただきました … 紅梅はまだ蕾。
昨夜の雨滴が残る白梅 まだ蕾が固い紅梅林


梅林を訪ねるのは私たちサンデーウォーキンギのメンバーのみ。
来週の梅まつりには賑わうことでしょう。
広橋峠まで上らずに、来た道を戻ります。
上りと下りの景色が違って見えました。
満開の時期の広橋梅林を知っているだけに少々残念でした。
でも蕾の梅林もまた捨てがたい好さがあります。
下りは足に負担がかかって、随分応えました。
杉林をゆっくり下りました。
山道で目に留まった植物。
トウヒ マツ科トウヒ属大きなっ果実がブラさっがっています。 樹木や岩の上などにはい登る キヅタ果実
今、最盛期の花粉症の源 杉の雄花 昨年の雌花の実・種飛んで空のすがた。
花粉が無いので侘助かなあ!



展望デッキから広橋峠の頂上にお寺の甍が見えます。
お寺の客殿から満開の梅林を拝見して感動した記憶が忘れられません。
今回は時間の関係で峠の頂上まで行くことはできませんでした。
年の経過は定かではありません、ワープロからパソコンに変えるご縁をいただいたのが、
このお寺の若院さんだったのです。
若院さんが使っておられた大型のブラウン管パソコンを、「使ってみませんか」 …と、
背中を押してくださったのです。
若坊守さんと自宅まで運んで、電話回線の接続設定もしていただいたのです。
それがパソコンとの出合いでした、 … 何度も何度も教えを乞いました。
それから何年経ったのでしょうか…あの素敵な若坊守さんとの別れがありました。
梅の蕾がまだ固い牡丹雪が降る寒い寒い夜、若坊守さんの通夜式参列でした。
真っ白いカサブランカに囲まれた美しい遺影が今も梅の季節になると想い出されます。
急な発病で1年余りに及ぶ闘病生活もむなしく、30年余りの短い人生に幕をじ、浄土に往生されました。
諸行無常を味わった悲しい想い出のある広橋の梅林です。
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