
花散らしのしとしと雨は止みそうにありません。
8:00浄照寺子ども会花まつりの花御堂のお飾りに法友たちとお寺へ。
花御堂お飾りの用のお花が届いていました…種類別に分けて準備しています。
花御堂は20数年の歳月とともに木の乾燥で隙間ができて、組み立てが少々困難に。
毎年飾るお花によって雰囲気ががらりと変化します。
今年は用意してくださったお花の種類でパステル調に仕上がりました。

誕生佛を潅佛盤にご安置して、甘茶を満たせて柄杓を用意しています。
今朝庭からセイヨウツバキミリンダ15枝を切り花にして誕生佛にお供えしました。
花弁が雨で少し痛んでいます。
お釈迦様の降誕された4月8日に、インドのルンビニ園をかたどる花御堂の中に誕生仏
(お釈迦様のお生まれ時の姿)の像をご安置して、甘茶を灌いでお釈迦様の降誕をお祝いする仏事です。
色とりどりの草花を沢山あしらった花御堂にご安置した誕生仏の前で法要を行い、お釈迦様の誕生に感動し、 天は甘露の雨を降らせたという伝えを模した甘茶を灌くことをとおして、私がこの世に人として生まれ、
今ここに生き、御仏の教えに会うことのできる身の喜びに感謝する大切な行事です。
9:00 子ども花まつりが始まりました。
龍谷大の学生さんの指導のもと音楽法要。
私たちはここで退堂いたしました。
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14:00 前々坊守さま祥月法要
勤行 らいはいのうた
休憩にはお菓子と甘茶を用意くださっていました。
法話 大阪大学名誉教授 大峯 顕 師
この度第49回「蛇笏賞」が句集 大峯 顕 師 『短夜』に贈られることに決まったそうです。
先生は浄土真宗の僧侶と哲学者と俳人という三つの顔をお持ちでいらっしゃいます。
御 讃 題
「南無阿弥陀仏の回向の 恩徳広大不思議にて 往相回向の利益には 還相回向に回入せり」
「また春が来て桜が咲きましたね …永遠なるものは円環と言います。 」 からお話。
人間は、人情ということを離れて外に目的があるのではない、「人情を何かという研究する学問」
学問も事業も究竟の目的は人情の為 … 西田幾多郎
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今までにお飾りしてきた花御堂の写真を何年か振り返ってみました。
オレンジの布は私が用意して、象さんの画は法友が苦心して仕上げてくださったことが、
つい先日のように感じます。
昨年度 2014年度子ども会 花まつり 花御堂
2013年度子ども会 花まつり 花御堂

2012年度 子ども会 花まつり 花御堂
2011年度 子ども会 花まつり 花御堂

2010年度 子ども会 花まつり 花御堂
2009年度 子ども会 花まつり 花御堂
花御堂のお飾りが終わると毎年必ず坊守さまとお手伝いをした方で花御堂の前で記念撮影をします。
懐かしい写真を見ながら、今はご往生されたお方が微笑んでおられる姿に当時を偲んでいます。
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16:30 法座終了後、参拝者が各々に花御堂の誕生佛に甘茶で潅佛されました。
花御堂の後始末をしてお飾りのお花を分け合って17:00過ぎ帰宅。
今年もお飾りさせていただくことができました。
何方にもコルセットの装備を気付かれずに、有り難いことです。
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地域の児童公園、花散らしの雨で、とうとう一面花弁の筵になりました。