

台風10号の影響でしょうか … 雨粒がぶらさっがているような空模様です。
目覚めた時、とても涼しく感じたので、「なつの鹿寄せ」(7月17日より8月28日土・日・祝日)15回の、
最終日と知っていたので、急に思い立ちました。
近鉄奈良駅から市内循環バスで「春日大社表参道」で下車。
鹿寄せ場所は、飛火野(とびひの)。
春日大社.表参道と循環バスの通りの交差点から東南に広がる芝生の原を飛火野といいます。
内回り市内循環バス停春日大社表参道から飛火野。
南東に飛火野 南西に片岡梅林と丸窓。
古くは「とぶひの」ともいわれ、鹿島大明神が春日の地にお着きになられたとき、八代尊様が
光明のため口から火を吐かれ、その炎がいつまでも消えず飛んでいる様に見えたことから
この名がついたとも、飛火が古代の通信施設「烽火」の意味であるからだといわれています。
クスノキ クスノキ科 ニッケイ属遠くから見ると一本の巨樹に見えますが、根元を見ると
三本の木が左右に広がって伸びているのがわかります。
樹高 26メートル ・ 幹周り 4.8メートル 3本中の最大木(左端木)
推定樹齢 150年 案内板
9:00前、クスノキの周りに鹿寄せのを楽しむための人たちが集まり始めました。
あちらからもこちらからも、飛火野に人の数が増してきます。
雄の鹿の角は硬くなり側によると突かれますから気をつけるようにと。
テレビの撮影があるようです … スタッフの方の動きが目につきます。
最終日のなつの鹿寄せに集まって来られた観光客 … 近場の私もその一人。
奈良鹿愛護会のスタッフがホルンを持参してこちらに向かって来られます。
鹿寄せ」は 100年以上続く伝統行事。
ナチュラルホルンの音色で鹿を呼び寄せる、奈良の風物詩です。
奈良の鹿愛護会のスタッフから説明や注意点などのお話があります。
この春生まれ奈良公園にデビューしたばかりの子鹿たちにもであえますよ。
ナチュラルホルンが吹かれ「鹿寄せ」が始まりました。
ナチュラルホルンが東西南北に聞こえるように向きを変えて吹かれます。
取材のスタッフさんあちらへこちらへ忙しそう。
随分多くの観光客が最後のなつの鹿寄せに集まって来られました。
撮影のスタッフさんがどうも気になっていけません …ごめん!!
ナチュラルホルンが吹かれて2分後ぐらいから、続々と春日大社方向から鹿さんが集まり始めました。
大きな角のある雄鹿・雌しか・小鹿 … どんどんホルンの音の方に向かって集まってきます。
奈良公園の鹿の数は約1,200頭とも(2015年7月調べ)だそうです。
撮影のスタッフの後ろ姿 … テレビ東京 「ニッポンのミカタ!」 たけしさんの番組のようです。
ナチュラルホルンの音が止んでも続々と集まってくる鹿さん。
まだまだこちらに向かってきますよ。
案内では約100頭位が集まって来ているとのことです。
これから鹿さんに集まってくれたご褒美が与えられると案内がありました。
それはボランティアさんが秋に拾い集めてくださったいろんなどんぐりの実です。
どんぐりの実をご褒美に撒く愛護会のスタッフさん。
身近にこれだけの鹿さんがどんぐりの実を食べる姿には圧倒されます。
今夜は鹿が夢に出てきそう!!
まだまだまばらに鹿さんが集まってどんぐりをもらって食べてます。
どんぐりの入った籠は空っぽになり、今日のなつの鹿寄せ最終日は終了。
奈良の鹿愛護会方との記念撮影が始まりました … 自由参加でしたので失礼しました。
奈良の鹿愛護会の今日お話しくださったスタッフの方 … 撮影のお相手も順番待ちのようです。
この行事のためにいろんな方々がスタッフとして参加くださっています。
鹿サポーターズクラブと書かれた法被姿のスタッフも何人か…
奈良の鹿愛護会の指導のもと、奈良公園内の鹿パトロールや愛護会が主催する鹿の角きりや
募金活動などの行事の支援、その他全般をサポートされています。
いろんな方々のささえのお陰で今「なつの鹿寄せ」の最終をおかげさまで見学させていただけました。
時間にして20分位、でもとても長く感じ楽しませていただけました。
近鉄奈良駅に着いた頃にはぶら下がっていた雨粒が落ちてきました ・・・ 飛火野でなくて好かった。
近くに居ながら何十年も見ることの無かった鹿寄せ … 次回は「冬の鹿寄せ」多分もう ・・・・・
道草をしないで10時過ぎには帰宅できました … 雨は少し強くなりました。
2時間少しの楽しい散策でした。