里坊のある町・穴太衆積みの「坂本」 青春18きっぷの旅 ②

 

     JR宇治 10:55  京都 11:11 京都 11:26   比叡山坂本  11:47

     以前、連れ合いと2度訪れている坂本ですが、懐かしく何度も訪れたくなる地です。


                 比叡山山麓 石積みのある門前町 … 「坂本」



      比叡山のふもとにある大津市坂本は、門前町として古来から栄えてきました。

      一帯は国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。

      なかでも里坊は、歴史の街・坂本ならではの町並みを残しています。

      里坊は延暦寺の僧侶の隠居所で、今も数多く残されています。 (旧竹林院リーフレット)




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       タクシーで 天台真盛宗総本山 西教寺へ … 明智光秀と縁のあるお寺です。


             西教寺総門     明智光秀が築いた坂本城を移築したものです。
 

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               長く続く参道は紅葉で被わわれたグリーンのトンネルになっています。

               両脇には塔頭の坊が6か所もあります。


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                        西教寺石碑  右 勅使門


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                       城壁を思わせるような 穴太衆積み石垣


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                      石垣の参道美しい苔むした穴太衆積み石垣に溜息。


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                重文 本堂  総欅入母屋造  用材は紀州徳川家から寄進された。


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          本堂左に「坂本城主・明智日向守光秀とその一族の墓」 と案内があります。

    織田信長の比叡山を中心とした焼き討ちの時、西教寺も全山類焼の厄に遭っています。

    その後、当時坂本城主であった明智光秀が西教寺の再建を助けたことから、このお寺との縁が

    始まっていると記されています。


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                             明智光秀 辞世の句 

       順逆二門に無し  大道心源に徹す  五十五年の夢   覚め来れば 一元に帰す



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        左 … 光秀三女の玉子が父親の供養のために建てたと伝えられる「宝篋印塔」

        右 … 鐘楼堂 … 鐘は明智光秀寄進の坂本城 「陣鐘」(「非公開)



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          坂本城の陣屋を寄進して再建した大本坊 … 改築時に屋根裏から

          「天正年中明智公所造古」がでてきたと案内板に。



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              大本坊内 穴太衆庭園   … その他にも小堀遠州作の客殿庭園なども。 


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     聖衆来迎阿弥陀如来二十五菩薩石仏(桃山時代 )笏谷石、高さ 120Cm

     破損が著しいため屋内の書院と桃山御殿を結ぶ、「欣浄廊」に安置されています。



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             本坊から本堂、書院、客殿をゆったり拝観して、再び境内散策。


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             加工していない自然石で積んだ穴太衆積みの美しさに感激。

      「石の心の声」を聞くことができる職能集団 … たしかなことばを聞いたような記憶が。

      
      あああ!お花の定期便での生け花 … 「私は信楽焼の花器の中心よ! 私はその両脇にね!」

      そういえば日頃の小さな花の声を聞いているような気がします。


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                       境内から琵琶湖が眺望できます。


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             西教寺を後に、地域の方から教わった山の辺の道を通って日吉大社へ。

                 細道の途中の「八講堂千体地蔵尊」。


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                       山の辺の道から眺める琵琶湖 近江富士


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            山の辺の道は秋を感じさせてくれます … 右  アキアカネ ・ 左  ナツアカネ


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    山の辺の道最終辺り、鬱蒼と茂った樹木からの木漏れ日を受けて、

                                     日吉大社の東本宮の朱塗りの灯籠が。

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                     山王総本宮 日吉大社   東本宮 本殿 (国宝)


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          平安京遷都の折にはこの地が都の表鬼門にあたることから、

          都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは

          天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受け、今日に至っています。( リーフレット)



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         東本宮から広大な境内の木陰、小川に沿って流れ宇佐宮から西本宮へ。

         西本宮楼門(重要文化財)脇に神猿の絵馬が吊るされて並んでいます … つい笑みが。


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                       西本宮楼門 (重要文化財) 巫女さんが。


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           神猿(まさる) 神様のお使いで「神猿」と呼ばれ「魔が去る・何よりも勝る」として、

           縁起の良いものとされてきたそうです … お猿さん退屈そうでした。


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     正面の 「山王鳥居」 神仏習合の信仰を表す独特の形 「合掌鳥居」 とも呼ばれるそうです。


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            大宮橋 ・ 走井橋 … 二宮橋とともに日吉三橋 重要文化財


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     日吉大社前の国道に面した通りもこのような雰囲気のある穴太衆積みの石垣が続いています。


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    日吉大社を後にすぐ左手、元里坊 旧竹林院 国指定名勝庭園

 里坊のひとつで邸内には主屋の南西に妬く3,300㎡の庭園が広がり、2棟の茶室と四阿があります。

 八王子山を借景にした庭園は、地形をたくみに利用しながら滝組と築山を配し、四季折々の風情を

 かもし出しています。    リーフレット



                    旧竹林院書院から眺める 国指定名勝庭園


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           大宮川の清流を取り入れた曲水を主体にして八王子山を借景としています。


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         耐震改修工事が完了し、平成26年9月2日から、リニューアルオープンしました。
 
         これまで公開されていなかった 2階からの庭園の眺望 を早々に堪能させていただきました。


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          2階からの眺めは書院からの眺めとまた違った迫力を感じます。

          2階は9月2日からのオープンなので、壁、畳、障子紙壁に至るまで真新しい。             


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                    樹齢?手入れの行き届いた赤松を2階から堪能。


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           旧竹林院から慈眼堂へ … 観光案内の地図では分かりにくかったのですが、

           多分この方向 … そんな感じで散策 … 慈眼堂の案内板を見付けました。


                            慈眼堂 参道


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                             慈眼堂 山門


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               参道の美しい石畳と苔むした庭の空間 … 杉苔が絨毯のよう。


                           慈眼堂 天海僧正 廟所


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     慈眼は南光坊・天海僧正に諡られた称号で、お堂は僧正の廟所。

     天海は家康・秀忠・家光の三代に仕えた人物で、信長の攻撃焼き尽くされた叡山の再興に尽くした。

     東の叡山・寛永寺の開祖でもある。


                   苔むした参道の両脇に大きな笠が特徴の灯籠が美しい。


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                 慈眼堂腋の細道を下って行くと白壁と石積みが美しい、

                 延暦寺の本坊、滋賀院門跡の境内へ。
                 

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    滋賀院は延暦寺の本坊で、江戸時代まで天台座主の居所だったため、現在でも滋賀院門跡

    と呼ばれています。

    里坊の中でも、ひときわ背の高い石垣と白壁に囲まれ、優雅な構えをしています。

    江戸時代初期・小堀遠州の作庭とされる国指定名勝庭園や、狩野派の襖絵が観賞できます。

    穴太積みの石垣が見事に調和しています。


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     大小の自然石を積み上げた、穴太衆積みの石垣。

     坂本の町の道路 … どちらの道筋も同じように美しい石垣。
  
   
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          1度や2度の散策では全くどの道も同じように感じて迷ってしまいそうです。


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          駅から真っ直ぐ日吉大社への車道両脇の歩道はこんな道が延々と続くのです。

          穴太衆積みの石垣と石畳の美しい道です。


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            石積みのある美しい門前町散策には、もう少し時間が必要なようです。

            今回も少々消化不良な感じで駅に急ぎました。

            またいつの日か訪ねたくなる懐かしい町になってしまったようです。


            比叡山坂本 15:02  京都 15:19

                            京都 15:34  みやこ快速 奈良 16:19 

                               奈良駅で1人を改札で見送り 王寺着  16:38


                              予定通り早い帰宅になりました。


  長々となりました … いつの日にか振り返ってみる日があるかも … のための覚え書に。(終)




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