
お天気に恵まれ午後から紅葉狩りに。
あちらもこちらも見頃お情報に迷いながらも、近場の明日香中尾山古墳に決めました。
一昨年初めて訪れたのですが、何度も訪れたくなる心地よい静かな場所です。
国営飛鳥歴史公園館前の丘陵の上に位置します。
飛鳥駅から徒歩10分ほどの近場です。
丘陵の尾根に沿って中尾山古墳へと遊歩道が整備されています。
紅葉が一際目立つ所が中尾山古墳
散策道でお出会いした方はたった2人 … 隠れた紅葉の穴場です。
紅葉はここ2、3日が最高見頃のようです … この時間この場所のひとり占めです。
古墳の周りは紅葉のトンネルになっています。
コナラの落ち葉が行き場が無くて紅葉のトンネルの上に積み重なっています。
紅葉に囲まれた中尾山古墳を背面から眺める。
墳丘の直径22m・高さ3.2m、全面を葺石で覆う三段構成の八角形墳です。
石槨は底石(1.7m)、天井石(1.32m)と1mを古超える花崗岩の巨石を使用し、
側石、閉寒石は凝灰岩の切石を使用しているそうです。
内部はきわめて狭く、火葬骨蔵器が納められていた考えられています。
現在は天井石のみ露出しています。 明日香村文化財説明より
文武天皇陵であった可能性が極めて高い八角墳だそうです。
紅葉の種類によるのでしょうか? 色さまざま
古墳を囲むように 色様々な紅葉のトンネル
トンネルの空を仰いでみました。
古墳の反対紅葉の向う側は国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区。
中尾塚とも呼ばれ、墳丘には川原石が多く散乱していたことや
墳丘が丸く墳頂から東方にかけて盗掘抗が存在しており、
長さ約1.2m程の天井石が露出している。
中央に天井石

一昨年に大木が枯れただったのですが、切り倒されてすっきりしていました。
何の大木だったのでしょう … いのちの芽生えに驚きました。
根は生きていたのですね …ひこばえです


何時の日にかきっと大木に

もう一度背面から振り返って史跡公園へ下りて行きました。
史跡公園から高松塚古墳への散策道
散策道から丘陵の中尾山古墳の紅葉
散策道からも見え隠れする明日香村集落
多分日本でここでしか見ることができない飛鳥史跡公園に設置している屑籠。
大きな石を刳りぬいて屑籠がすえられています。

何とこの風景に合った小粋な計らいでしょう ・・・・・
散策道から間近の高松塚壁画館。
築造当時の状況に復元整備された高松塚古墳の墳丘 側面から。
築造当時の状況に復元整備された高松塚古墳背面からの眺め。
高松塚古墳から明日香の集落
国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区 で行われている里山落ち葉まつりの案内

