
年に1度の病院ボランティア ひまわりメンバーのハイキング。
前回の定例会で王寺町の360度のパノラマを楽しむことができる明神山へと決まりました。
10:00JR王寺駅南口集合 … 参道口へ直接車で行かれるお方も。
8名は、明神山登山口鳥居までタクシーで移動しました。
明神山鳥居 ・ 明神山参道

参道近く、民家の庭に、ホソバ ヒイラギナンテン メギ科 メギ属…黄色の花が目にとまりました。
標高273.6mの明神山 ハイキングコースは整備され、車道なのに規制されています。
自然林の中落ち葉を踏みながらの上り道、婆には少々堪えます。
医大生の❉さん夫妻 … 何とも眩しい後姿です。

山頂の案内板
山頂の展望デッキには望遠鏡が設置されていました。
東大寺大仏殿や興福寺の五重塔、復興中の中金堂・県庁・薬師寺などを確認できました。
左端、 信貴山(信貴山朝護孫子寺)から生駒山に連なっています … 三郷町市街地。
展望デッキからの眺め … 霞でしょうか?雲でしょうか???
「かすみ」は、空気中に浮かんでいる細かい水滴やちりなどのために遠くがぼんやりとしていて、
はっきり見えない現象です。
「霧」「もや」「煙」「遠い山にかかった低い雲」などを指して一般的に「かすみ」といっていますが、
気象学的にはっきりと定義づけられている「霧」や「もや」と違って気象用語としては使われません。
「かすみ」が発生している状態を表現する「たなびく」は、「かすみ」や「雲」にはいいますが、「霧」には
いいません。
なんと言えばいいのでしょう?霞たなびくが合っていそう。
呼び方は何でもいいです!! とても幻想的で奈良の山々をこのように眺められた
ことは感激です。
大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち
国見をすれば国原は 煙立ち立つ海原は 鴎立ち立つ
うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は
万葉集 舒明天皇のこのお歌が「ぴったリね」 … と 仲間と山並を観賞。
大和三山 畝傍山 ・ 耳成山 ・ 香久山 雲?に目隠しされて観づらい状態です。
二上山雄岳(517m) ・ 葛城山(959.2m) ・ 金剛山(1,125m)が重なって見えます。
音羽山 ・ 熊ヶ岳 ・ 龍門岳 ・ 右端尖った 高見山
手前の二上山重なるように葛城山・金剛山 屯鶴峰 …
柏峰 ・ 春日山 ・大阪太子町や富田林市 … 美しい眺めです。
大阪側の眺望。
県立王寺工業高校の生徒さん13人が、「悠久の鐘」と銘板を制作してくださったそうです。
医大生の❉さん、来春卒業です…❉さんと呼んでいたのに❉先生と呼び方を変えないとね。
「悠久の鐘」を鳴らす❉さん夫妻
大阪市街地の眺望
2本のタワーは南港、遠く左は淡路島、右は明石方面
アップしてみました。
高さ300mのビルアベノ 「ハルカス300」 が確認できます。
関西空港に向かうJAL
陽当たりの好い場所に陣取ってお弁当をいただきました … 私は手作りサンドイッチ。
昼食後、 「明神山の周回道を散策してみましょう」 ・・・ との声に山を下って行ったのですが、
道は細く生茂った草だったので、後に続いている仲間はわずかなようです。
ヒヨドリバナ キク科 ヒヨドリバナ属 の群生地なのでしょうね …
枯れ姿が無数にあちらこちらに。
行き先に倒木で道を遮断しています … 先頭のSちゃん倒木を綱渡りのように
すいすい渡ってしまいました。
婆も仕方なく足元を十分気遣いながら渡り切りました。

最後はMさん、頑張れ!!
倒木を渡って山上への案内板にホット一息 …
フユイチゴ バラ科 キイチゴ属 にも目がとまります。
標高273.6mの明神山、鳥居からゆっくりゆっくり登って50分ぐらい。
おしゃべりしながら登れるとても眺めが楽しめる山です。
近場に居ながら今回が初めて登った山です …
14:00過ぎには出発地点の鳥居前で解散。
電車組は王寺駅前の喫茶で温かいコーヒーで再度おしゃべり。



山上からの眺めの感激は翌日も続いていました。
春の桜の時期に再度登ってみたい山です。