
青春18きっぷ春の旅。
冬の旅が終わった時点で、春は津山の桜を愛でる旅にしましょうと決まっていました。
4月3日に予定していたのですが、今年は桜の開花が遅く、1週間延期になり、とうとう青春18きっぷの
使用期限最終日になりました。
日にちの変更で予定していたメンバーが揃わなく、4婆の珍道中になったのですが、思い出深いいい旅に
なりました。
近鉄最寄り駅を5:30 始発に乗車、 大阪線で鶴橋へ JR鶴橋駅から青春18きっぷを使用。
大阪 6:51 姫路 7:55 8:01 岡山 9:29 9:42 津山 10:50 着。
先に聚楽園を散策、お昼を済ませて津山城(鶴山公園)へ。
裏下門跡から裏中門跡へ続く石垣を盛り立てる満開のソメイヨシノに溜息。
紙櫓の石垣 … 感嘆詞が絶えません。
裏下門跡 干飯櫓跡 二の丸跡 裏中門跡
二の丸には、十二棟の櫓と大小七棟の門があったと聞いてびっくり!
栗積櫓跡 大戸櫓跡 長屋櫓跡
きつい階段を登りきると菜の花が咲き乱れています。
城跡に菜の花がとけこんでほっこり

裏中門跡 感嘆詞の出ずっぱり !
裏中門 跡木製の備え付け階段・ 裏鉄門跡 ・裏切手門跡 ・ を通り抜け、二の丸から本丸へ。
本丸跡から眺める桜の種類、案内には16種類の桜と
アズマニシキ ・ イチハラトラノオ ・ イチヨウ ・ ウコンザクラ ・ オオシマザクラ
カンザン ・ ジュウガツザクラ ・ ショウゲツ ・ ジンダイアケボノ ・ ヒガンザクラ
フゲンゾウ ・ ベニナンテン ・ ヨシノシダレ ・ ヨウコウ ・ヤマザクラ
ソメイヨシノが約1000本植えられているそうです。
本丸御殿後に植わるシバザクラ
仕切門跡から天守閣跡へ上っていきます。
天守閣跡
天守は五層、石垣も含めると、高さは約26メートルにもなるという。
漆喰塗りの白壁、層塔型天守という外観だったそうです。
天守跡から眺める備中櫓 … 満開のソメイヨシノ。
天守台跡から眺める津山市街
天守閣跡から備中櫓に続く通路
「日本さくら名所100選」に選定された公園で、西日本有数の桜の名所。
花曇りの包櫓跡から、4婆で溜息 … 「桜の雲海」 ? 「桜の雲波」??
包櫓跡から雲海の表鉄門辺りの眺め。
花曇りの中の花の雲海 … 花の雲海のことばが似合います。
表鉄門跡に一際華やかに咲く ヨシノシダレ
ソメイヨシノの枝垂れ品種だそうです。
到来櫓跡から眺める備中櫓に続く藤棚 … 幹の太い古木の藤が2本。
到来櫓跡から眺める桜の雲海
長局から眺める備中櫓 長く続く藤棚。
包櫓跡にも植えられているヨシノシダレ … 表鉄門跡への桜並木。
包櫓跡から津山市街
再度本丸へ降りて仕切門(六番門)から再度天守跡をひとまわりして八番門へ。
辰巳櫓跡から眺める備中櫓。
咲き誇る桜に感嘆詞が絶えません!
四半世紀前に連れ合いと桜の時期に訪れているのですが、随分整備され、石段、石垣など
遺構の保存、建造物の復元など、各種の保存整備事業をされているようです。
表鉄門跡辺りから藤棚と備中櫓を望む
二の丸四足門辺りから備中櫓を仰ぎ見る。
三の丸表中門跡辺りからの桜
冠木門(公園入口)からお城を出たところに、森忠政公の銅像 ・ 津山城跡の案内 ・
津山城城主森忠政(1570~1634)鶴山公園(津山城跡)
幼名を千丸、元亀元年、美濃(岐阜県)金山城に生まれる。
京都本能寺の変で織田信長を守護し、悲運の最期を遂げた森蘭丸の弟。
津山城跡に桜を植えた人 福井 純一さん
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お城と石垣と桜、各地のお城を拝見しましたが、お城と石垣と桜と問われたら…
間違いなく真っ先に「津山城の桜」と多分答えるでしょう…
津山城を取り囲むように植えられた満開の桜は、お城が桜に包み込まれているようで、本丸の櫓から
曇天に眺めた桜の花びらが波や雲のように見える様は春爛漫・桜花爛漫、この季節が巡ってくる度、
忘れず思い出すことでしょう。