
お寺から報恩講法要の案内をいただいています。
報恩講は、親鸞聖人の祥月命日にお勤まりになる浄土真宗において最も大切な法要です。
二日間にわたり、親鸞聖人のご苦労を偲びつつ、
阿弥陀さまのお心を共にお聴聞させていただきましょう。
快晴に恵まれました。
8:00 お当番と仏婦の役員が4日にお出しするお斎の準備に集まりました。
9:30 気温上昇で衛生面を考え、夜のお座を終えてから最終準備にと決まりました。
法要前 お荘厳 … お花は白のカーネーションのまわりを赤のカーネーションで
牡丹のイメージ。
13:00 御伝鈔 上巻拝読 (親鸞聖人ご伝記)
14:00 法要 勤行 念仏正信偈
14:40 ご法話 龍谷大学教授 葛野 洋明 師
御讃題 真実信心の行人は、摂取不捨のゆえに、正定聚のくらいに住す。
このゆえに、臨終まつことなし、来迎たのむことなし。
信心のさだまるとき、往生またさだまるなり。
19:00 法要 初夜礼讃偈
19:40 ご法話 龍谷大学教授 葛野 洋明 師
御讃題
信楽の悲願は大経にのたまはく、「たとひわれ仏を得たらんに、
十方の衆生、至心信楽して、わが国に生れんと欲うて、乃至十念せん。
もし生れずは、正覚を取らじと。ただ五逆と正法を誹謗せんを除かん」と。
21:20 1日目の法要終了後、 4日にお接待するお斎の準備に。
六角子芋 ・ 飛竜頭 ・ 椎茸 ・ 蕗 などの煮物。
20℃のエアコン設定していただいて、4日の準備も怠りないように。
22:30 帰宅。
5月4日 (木)

6:30 お当番と仏婦の役員 お斎(おてランチ) 120食の準備に集まりました。
120食分の準備はかなり大変ですが、手慣れた様子で9:00過ぎには
完了いたしました。
その後のお楽しみは、試食会 … ともに仕上げた同じ釜の飯を食べる仲間。
おこげの部分は使った梅干しの種を混ぜ、種を取り除いておにぎりに。
煮物、天ぷらは形の悪いもの、大きさが揃わないもの、煮崩れたもの等など。
試食しながら…美味しい!のことばが多かったですよ。
二十数年来、同じお精進の献立です。
煮物 … 高野豆腐・飛竜頭・椎茸・蕗・キヌサヤ・六角芋・花人参。
煮豆 … 白花豆
天婦羅 … 紅生姜・南京・獅子唐・蓮根・薩摩芋。
酢の物 … 大根・人参・胡瓜。
デザート … 果物の缶詰3種(パイナップル・ミカン・チェリー)
お斎後のコーヒーの準備もできました。
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11:00 葛城楽所 雅遊会 雅楽公演
雅楽演奏者入堂 左側 打ちもの方 太鼓・鉦鼓・鞨鼓
右側 吹きもの方 異笙 ・篳篥 ・ 龍笛
雅楽楽器の説明を丁寧にしてくださっています。
雅楽演奏 鳥急 原曲名 迦陵頻伽
「阿弥陀経」では共命鳥とともに極楽浄土に住むとされる。
殻の中にいる時から鳴きだすとされ、その声は非常に美しく仏の声を形容するのに用いられる。
日本の仏教美術では有翼の菩薩形の上半身に鳥の下半身の姿で描かれています。
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舞楽 抜 頭(ばとう) 「撥 頭」 「髪 頭」 とも書く。
長髪の大仮面をつけ、桴を持って舞う舞人一人の走舞です。
左方の舞と右方の舞がある。
左舞には装束は赤色系唐楽を用い、楽器は龍笛・篳篥・笙と太鼓・鞨鼓・鉦鼓を用います。
面は非常に誇張した顔つきをしています。
目は大きく、眉は大きく上向きに跳ね上がり、鼻は大きな団子鼻のものや鷲鼻のものがあります。
口はへの字に歯をむき出しにしています。
面自体が、強くすさまじい動きを持っています。
髪は、絹糸を縒り紐にしたものや、馬の毛を植え付けたものなど、様々です。
舞中何度も「髪掻く手」という所作があります。
猛獣に父をかみ殺された胡人の子が山野を探し求めて遂に父の仇を打ち、
歓喜する姿を舞いにしたという。
一説には嫉妬に狂った唐の妃が髪をかきむしる姿を舞にしたともいわれています。
舞人は女性のようでした … しなやかな手振りから想像。
この表情は嫉妬に狂った唐の妃が髪をかきむしる姿に見えましたが…
舞人は 入綾(退場するとき、舞いながら舞台を降りる演出)で退場されます。
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12:00 おてランチ(昼食) 昨日から仏婦が用意した精進弁当を召し上がっていただきます。
120食 準備したお斎が、20食ほど足りなくなりました … 人数を読むのは難しいです。
好評だったので素直に喜びました。
昼食場所に御殿も開放してくださって、満開のヒラドツツジの庭を眺めながら多くのお方が、
お斎とおしゃべりを楽しんでおられます。
13:30 御伝鈔 下巻 拝読 … 若院さん 兄弟
14:00 御満座法要
勤行 正信偈
ご法話 龍谷大学教授 葛野 洋明 師
御讃題
煩悩成就の凡夫、生死罪濁の群萠、往相回向の心行を獲れば、即の時に大乗正定聚の数に入るなり。
正定聚に住するがゆえに、必ず滅度に至る。
16:30 長く感じた2日間の報恩講法要が終わりました。
今年もお斎にもかかわることが出来、難なく終わることができました。
有り難い感謝のことばを自身にのべました。 合掌