
公園北エリアに 県民協働花壇コースが設けられています。
花壇1区画(約10平方メートル)の植栽を計画し、個々にユニークな花壇を維持管理されています。
その一角に今最盛期の ブラックレースフラワー セリ科 トラキメネ属
株元が人参のようになるところから「ノラニンジン」の別称をもっています。
花色は ピンク ・ 紫 ブルーレースフラワーが原種で、ピンクはその色変り.。
小さな虫たちが集まってきています … シロテンハナムグリかなあ!
蕾が入り混じると渋い色合は、落ち着いた素的な花壇に見えます。
ノラニンジンと呼ばれる人参の原種ですが、食用ではないとのことです。
右下の鶯色の花は咲き終わり近い花です。
小さな花序、小花の密度や色などが少しずつ異なり、長く楽しめそうです。
花序は大きいもので15cm以上の花もあります。
最盛期の花色が黒に近い濃紫色になるので、ブラックレースフラワー と呼ばれるのかも。
ブラックレースフラワーの間から、ニョキニョキと伸びる花。
花丈はどれくらいの高さになるでしょうか … 私の背丈の倍??
アリウム・ギガンチウム ネギ科 ネギ属 別名 はなねぎ
葱に似た花なので … 随分大きさが異なりますよね。
レースフラワーの陰に咲く ジギタリス(キツネノテブクロ) オオバコ科 ジキタリス属
県民協働花壇、ラックレースフラワーの向かい側のコーナーに見かけないお花。
フェンネル の花 セリ科 フォエニクルム(ウイキョウ)属
別名 ウイキョウ(茴香)・ クレノオモ(呉の母、懐香)
柔らかくふんわり広がった黄緑色の葉の間から高く伸びた太い茎先に、
黄色い小花が集まって傘のように咲いています。
一瞬レースフラワーの色違いかも? 近くで作業されていた方に尋ねました。
「アスパラガスの花と聞いています」 ?? 「ええ!アスパラガスですか??」
違うように思ったのですが …
帰宅して検索してみましたが、フェンネルに到達するのには随分時間がかかりました。
フェンネル(ウイキョウ)…茎葉やタネに芳香があり、ハーブやスパイスとして利用され、
日本には平安時代に入ってきて、江戸時代には栽培されていたと言われています。
完熟寸前の種を収穫しててんびに干したものを「茴香(ういきょう)」と呼び、
痰切りや胃の薬となり、ヨーロッパでは咳止めや利尿に用いられるそうです。
さわやかで甘みのある芳香は料理にも利用され、魚や肉料理の臭み消しやお菓子・
お酒の香り付けに利用されます。
燻製のスモーキーな風味ともよく合い、スモークサーモンなどと相性がよいです… と
説明がありました。
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鮮やかな赤は目立ちます … 近寄ってみると アメリカデイゴ マメか デイゴ属
海紅豆(かいこうず) 海外から来た赤い豆の意味だそうです。
ヒペリカム オトギリソウ科 オトギリソウ属
ひまわりメンバーがお気に入りで緩和病棟に買って活けるお花が、ヒベリカムの実なんです。
公園の一角にこのように多くのヒベリカムが植わっているのに出合って感激。
この実を育てて活けることができたらどんなに嬉しいでしょう。
来年、テラスガーデンで挑戦してみる価値ありですね!なんて!
育て方を検索してみました … 挿し木で育てれそうです!
次回ヒベリカムを1本余分に買ってもらって挿し木をしてみましょう。
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帰り道、公園館前、寄せ植え用の大鉢に張り紙を見つけました。
何が書いてあるのだろう! 近づいてみると…
「ツマグロヒョウモンの幼虫です。 殺さないでください!」 …と。
多分張り紙された時は幼虫だったのでしょう … 今は蛹になってぶら下っていました。
ツマグロヒョウモンの蛹は不思議です … 表面に金色の飾りがあります。
キラキラと金色に輝く10粒の スタッズ( ジュエリー) ? 銀色に輝いているスタッズも。
右キラキラのスタッズが金色だと、羽化後にメスになるそうで、左、銀色だとオスになるそうです。
蛹化が終わり10日くらい経つと羽化が始まるようです。
この植木鉢にぶら下がっている蛹が無事に羽化でき、公園の花に戯れる日が近いようです。
この写真は5年前、同じ馬見丘陵公園自然観察会で撮った ツマグロヒョウモン の雌です。
金色のスタッズを持った蛹がこんな蝶になるのですね。
