
夜半から降り始めた雨は続的に降り続き、早朝になっても止みそうにありません。
6:30 … 梅雨の朝、部屋から眺める墨絵の明日香もまた初めてのことでした。
強い降りの様子は朝食をいただくダイニングからもうかがえます。
茶粥を準備くださって、久しぶりに祖母を思い出しながらいただきまいた。
「久米寺へ梅雨の紫陽花を見に行きましょう」 … と午前中の行程がまとまり、
10:00にタクシーの予約をお願いしました。
ホテルから15分ぐらい、山門前に 久米仙人のゆかり のお寺・・・と案内されています。
久米寺本堂 … 雨は小止みになりました。
久米仙人とは、はて??
吉野の龍門寺で仙法をきわめ、自在に空を飛翔するほどになったのだが、
あるとき吉野川で洗濯をする女性の足に目を奪われて、川に墜落してしまったのだという。
この話は「今昔物語集 巻十一」に、「久米仙人、始造久米寺語」という題で語られています。
参道から眺める多宝塔 … 寛政年間に仁和寺から移築したもので重文。
本堂横の紫陽花園入口で400円を支払って入園。
入口に一重のカシワバアジサイ「スノー・クイーン」がピンク色に変色しています。

傘を差しての紫陽花散策道は、少々難儀なことでした。
雨の紫陽花は瑞々しく艶が有って美しいのですが、この細道の散策 …
しっかり雨を蓄えた紫陽花が通過する度に腕や肩に触れるのです。
寒い時期ではないのですが、衣類はしっかり紫陽花の露をもろに受けます。
でもお構いなしに細い散策道を傘でかき分けながら周りました。
紫陽花園には約40種、3000株以上が植えられていると聞きました。
本堂裏側から …
紫陽花園は池を周るように、散策路になっています。
池には白い睡蓮、垂れ下がる紫陽花、鬱蒼と樹木が生茂って、
晴れの日は木陰をもたらし、木漏れ日が揺れ、 癒しの散策路なのでしょうね。
雨が少し小止みになりました。
鐘楼のまわりも紫陽花
多宝塔紫陽花園
多宝塔を囲むように紫陽花散策道が続きます。
梅雨の紫陽花を堪能させていただきました。
11:00過ぎ、駅で一休みのはずだったのですが、京都行の急行の案内に「乗ろう!」
そんなこんなで、早い帰宅となりました。
明日香路の思い出がまた、日録のⅠページに加わりました。
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時を同じくして福栄寺住職さまから有縁の皆さまへと送付くださった明日香の落日です。
御批評下さい。
明日香村八釣太陽が三重のお鏡になりました。
明日香村立部広い水田を通して落日と小焼けを鑑賞。
明日香村栗原まだ田植えがしていなかった田が輝いてました。
明日香村奥山 良い夕焼けを期待したが下の方で雲とガスが出てしまいました。
まもなく梅雨も明け夏本番が来るのでしょうか? 皆さんお身体にはご自愛下さい。
福栄寺
明日香村八釣の夕日
「明日香村八釣太陽が三重のお鏡になりました。」 … 二上山へ落ちる夕日
明日香村 立部 落日
明日香村 栗原から落日
「明日香村栗原まだ田植えがしていなかった田が輝いてました」
明日香村奥山
明日香村奥山
明日香への小旅行は梅雨の真っただ中、夕日も夜の星空も
ご縁がありせんでしたが、大好きな落日の写真を福栄寺さまの
住職さまが送付くださって、明日香村の地図で場所を探してその場所を
想像しながら拝見しました。