観無量寿経 王舎城の悲劇 紙芝居完成 * 母の初盆

7月31日(月) 


今年1月から浄照寺で始まった「佛説観無量寿経」の講座、紙芝居「王舎城の悲劇」の絵画部分が

寺田画伯のご指導によって漸く出来あがりました。



                        何シーンか紹介してみます。



画像



        同時に住職さまが脚本・製作してくださった紙芝居「王舎城の悲劇」の台本が仕上がり、

        会員さんに配布されました。




                  教学指導   本願寺勧学   森田 真円 和上

                  作画指導   洋画家      寺田 知世 画伯

                  朗読指導   朗読家      福井 しげこさん

                  脚本      浄照寺住職

                  政策 出演  浄照寺佛教婦人会員



画像画像




             「佛説観無量寿経 王舎城の悲劇」 紙芝居 何シーンか紹介させていただきます。



    父と母への恨みが原因となって、怒りのままに父を殺し、母をも傷つけようとしたアジャセ王が、

    父の死後、その罪にもだえ苦しみながら、悲しみのなかで、ひいてはよき友、ギバや 師、釈尊に

    めぐり遇い、救われていく物語です。

    アジャセは、父ビンバシャラから受けた愛情が偽りだったことに対する怒り、

    信じていた母韋提希からも愛されていなかったのではないかという虚無感や寂しさから

    自らの存在の意味を見失って苦しみ、それが怨みや殺意に変わっていった。



 
      釈尊が 韋提希に説かれたのが「観無量寿経」。

      母、韋提希がこの世で最初に、阿弥陀如来に救い摂られた人でした。



画像



         王妃・韋提希は、牢中のビンバシャラ王に飲食を届けます。

         衣服の飾りや冠にぶどう酒を詰め、身体にも食べ物を塗った上に服を着て、届けます。




画像



                韋提希 ・ 目連 ・ 阿難 ・ お釈迦様    王宮の部屋




画像



            韋提希の願いを聞いたお釈迦さまは眉間の白毫から光を放たれます。

            その金色に輝く光はひろく数限りない世界を照らし・・・




画像



                       ビンバシャラ ・ お釈迦さま

      お釈迦さまは牢獄に閉じ込められたビンバシャラの苦悩を慈悲の心によってお知りになります。

      お釈迦さまはにこやかに微笑まれると、五色のひかりがその口から輝き出て、その一つが牢獄に

      閉じ込められたビンバシャラの頭を照らします。


 

画像




                      お釈迦様 ・韋提希 ・ 阿難 …王宮

 
          「韋提希よ、阿弥陀さまはこの世界からそれほど遠くないところにいらっしゃるのだ。
 
          だから極楽を思い、阿弥陀さまをはっきりと想い描いてみるがよい。」





画像




                     夕日 ・ 澄んだ水   日想観 と水想観。


            「西の方に思いをかけてはっきりと夕日を思い描くがよい ・・・・・・・」

            「水を思い、水の澄み切った様子をはっきりと心に想い描き、心を乱さないように…」



画像




                      大地 ・ 宝の大樹   樹想観
                      



画像



                 阿弥陀さま ・ 観音菩薩さま ・ 勢至菩薩さま 
 
             阿弥陀さまの左右には観音菩薩さまと勢至菩薩さまがお立ちになりました。



画像



                           人間 ・ 九品


   「これまで説きあらわした13種の厳しい修業を心を静めて行うことができない者でも、日常の生活を

   営みながら極楽に往生することは不可能ではない。

   このような心が乱れた人々を上中下の三種に分け、それをさらに三種にわけて九種類の人々の姿

   をここに示そう。」



                       私たちの班が彩色したシーンの一枚です。



画像





                       紙芝居は全21シーンが描かれています。




                             ~~~~~    ~~~~~




               緩和病棟に月1回、リビングで朗読ボランティアに来棟くださる福井しげ子さんに、

               朗読のご指導をお願いすることになりました。

               第1回目の様子(7月29日)。







画像画像



                         配役は多数決で、抽選で決めることになり落着。

                         ナレーターとお釈迦さまが大部分を占めるので、

                         分割して全員が何かのお役につく段取りになりました。


                         第2回目の福井しげ子さんの朗読指導。

    いただいた台本に目を通しながら、自分のお役の部分を聴き漏らさないように …  し~~~んと。



画像画像




     本番、10月22日、門信徒の集い上演に向かって、練習を重ねてより良いものにと皆が願うことです。





                 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………   





8月4日(金) 


      第1金曜日、緩和病棟リビングの行事は、お琴と尺八の演奏。

      メンバーが7名になり、ゆったり余裕を持って分担して作業が進行します。

      広報誌の写真撮影があったのですが、婆は辞退。

      

画像画像





      院外は35℃の猛暑、リビングやお部屋へは何故だかホットコーヒーの注文が多かったですよ。





                ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………   



8月1日(火)    



      母の初盆の行事に妹の車に便乗させてもらって、実家へお参りしました。

      宗派によって随分御荘厳の仕方などが異なるのですね。

      盆棚 ・ ・盆提灯 などの荘厳がされています。

      10:00 僧侶の読経、休憩後、30分足らずの法話を聴聞させていただきました。

      お盆のお話 … 仏教のお盆は、盂蘭盆会ともいい サンスクリット語のウランバナが語源と

                 なっています。

                 ウランバナとは、さかさづりになったような苦しみ、  という意味ですが、   

                 さかさ吊りになったような苦しみに あえぐ亡者をすくう行事が盂蘭盆会です。



   廊下には無縁仏様用に、野菜・果物・水・仏飯などを盛り、お供えしています。


画像画像




        盂蘭盆会は、釈迦の十大弟子の一人目連尊者が 母親が地獄に落ちているのを知って、

       お釈迦さまの教えに従い7月15日に多くの僧侶を招いて供養したところ、母親が救われた

       ということに由来しています … 歓喜して踊ったのが盆踊りの始まりとか。



       僧侶はお参りの全てのお宅でこのお話をさせていただき、子どもさんたちにも熱心に

       聞いて下っています … と。

       子どもたちが、聞く機会の少なくなった昨今、伝えてくださっていることにちょっと感動。


                                                      合掌


この記事へのトラックバック