上池を囲むように一部分をラクウショウ林の黄葉が進んでいます。
ラクウショウ林の道を挟んで、コブクザクラの樹に花を見つけました。
曇っていたら気付かなかったかもしれません … ラビズ色の空に小さな花を見つけました。
コブクザクラ (子福桜) バラ科 サクラ属
ジュウガツザクラ と同じように秋から冬、早春にかけて咲きます。
コブクザクラ は八重咲きです。
名の由来は、普通八重咲きは結実しにくいが、一つの花に複数の雌しべがあるために
複数の実をつけるというところから。
開花時期は10月から4月くらいまでボチボチに咲きます。
桜の花姿は青空が似合います。
花径は2、3センチで春咲の桜より小さめです。
花弁数は20枚から30枚ぐらい。
花の色は咲き始めは白く、散り際に紅色を帯びるようです。
ラクウショウの樹の黄葉に映えて見えます。
ラクウショウ(落羽松) スギ科 ヌマスギ属
北アメリカ東部からメキシコ湾岸を原産とするメタセコイアによく似た木。
秋になると羽状の葉が付いた枝を落下させることから名付けられた。
幹の元の方には不規則に張り出す「板根」というものができていました。
樹齢は長く、中には1000年を超えるものもあるという。
巨木になると樹高は50m、幹の直径は5mに達する。
高い樹に多くの果実を発見 … ユラユラ揺れています。
高い樹に生る果実なので分りにくいのですが、亀の甲羅のような模様になっています。
以前落ちた実を拾ったことがありましたが、甲羅模様の形が割れてばらばらになりました。
別名を「ヌマスギモドキ」というそうで、メタセコイアに似ています。
遠くから眺めるているとメタセコイアだと思ってしまいます。
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公園内には馬見古墳群に属する古墳がいくつもあり、その中の一つが「史跡ナガレ山古墳」です。
被葬者は不明ですが、5世紀前半に作られたものとされています。
1976年に国指定の史跡となりました。
全長105mの巨大な古墳で、1600年前の築造当初の姿が復元されています。
後円の頂上部分へ移動してみます。
発掘調査の結果、様々な埴輪類や鉄製品が出土したそうですが。
「円筒埴輪」の数は約1,800本 … 驚きました。
現在は、強化プラスチック製のものと河合町民の方の手作りの埴輪が並んでいます。
後円の頂上部分からは、奈良の山々を一望できます。
後円の頂上部分から前方後円の中段・馬見丘陵公園内の眺め。
発掘調査によると、二上山麓の安山岩や花崗岩を使用しているそうです。
前方から後円を眺めると… やはり大きいです!
古墳の裏側はそのまま土と草の斜面になっています。
墳丘の全長が105m … 南の端から北の端まで歩くと長く感じます。
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ソーラー公園街路灯
この公園、あちらこちらに明るさの確保のLEDソーラーライトが設置されています。
CO2を排出しない自然エネルギーを使用、光源には省エネ・長寿命のLED、
環境への負荷を低減しているのですね。