
5:40 ホテルロビー 集合。
御晨朝参拝のため本願寺阿弥陀堂へ。
5:50 本願寺 阿弥陀堂
6:00 御晨朝 勤行 讃仏偈
阿弥陀堂から左 阿弥陀堂門 蝋燭のような京都タワー 右 お茶どころ
阿弥陀堂 から 御影堂へ移動
ほんのり明るくなった 左から 阿弥陀堂門 ・ お茶どころ ・ 御影堂門
御影堂 勤行 正信偈 御堂法話
御晨朝が終わって御影堂を退堂する頃には朝日が堂内に。
一旦ホテルに戻ってバイキングの朝食。
8:40 本願寺安穏殿へ集合 … 2日目の日程説明など。
9:30 清掃場所、国宝 飛雲閣のある滴翠園内へ移動。
朝日に輝く 「逆さ銀杏」とも呼ばれる樹齢約400年の天然記念物大銀杏。
国宝飛雲閣のこけらぶきの屋根ふき替えや、耐震診断の修復工事が本格的に始まっています。
飛雲閣前の滄浪池の水は抜かれて工事用の丸太で足場が組まれています。
滴翠園内の最東側、普段は閉じられた重文鐘楼、鐘楼の階段を上がって梵鐘の下へ。
鐘楼台から眺めた、すっぽり覆われた飛雲閣の工事現場。
飛雲閣の骨組み … 思ったより細い柱だったのでびっくり。
梵鐘に刻まれた 「兵戈無用 國豐民安 日月清明 天下和順」。
佛説無量寿経に説かた 天下は太平になり、太陽も月も清らかに輝き、
国は豊かに栄え、民の暮らしは安らかとなり、武力を行使する事もない。
初代の梵鐘は、平安時代に鋳造され太秦の広隆寺から譲り受けたものです。
重要文化財に、指定されてます。(安穏殿入口に安置)
現在の梵鐘は、2代目です。

落ち葉掃きの手がとまり、美しいい極彩色が施された鐘楼の彫刻に見入っています。
何時まで見ていても厭きない美しさです。
こんな鐘楼の真下で見る機会は今回限り。
滴翠園内での約30分の清掃が終わりました。
200名以上で落ち葉の清掃ですが、やはり庭園は広いです。
集まった落ち葉ごみの袋の数 … 何と110袋と報告がありました。

10:30 清掃が終わって、お礼にと、国宝書院 203畳敷きの大広間。
上下段の境の欄間に雲中飛鴻の彫刻があるので鴻の間ともいいます。
その国宝鴻の間で、お抹茶接待を受けます。
赤い毛氈の敷かれた国宝書院 鴻の間 お抹茶茶碗は 「天目 銘飛雲」 お菓子は 「松風」
お抹茶接待の後、国宝書院拝観
国宝 北の能舞台 現存する日本最古の能舞台。
もとは徳川家康の命で、16世紀末に駿府城に建てられたものと伝えられています。
国宝書院 書院の「東狭屋の間(ひがしさやのま)」
書院の東狭屋の間(ひがしさやのま)天井には、様々な形の書物が描かれています。
その書物を書かれたなかに1匹だけ猫が描かれた巻物があります。
「八方睨みの猫」
大事な書物をねずみにかじられないように、睨みをきかせるこの猫は、
どこから見ても目が合うことから、「八方睨みの猫」と呼ばれています。
探すのに首が怠くなります … 小さいので見つけにくく、
前もって知っていなければ、見逃してしまいそうな猫ですよ。
書院の東狭屋の間に面した東側 … 名勝 「虎渓の庭」
書院拝観後、国宝「唐門」へ。
桃山時代の代表的な唐門の一つで、建築細部の彫刻を眺めていると、
日の暮れるのも忘れるといわれ、「日暮門」とも呼ばれる。
キリンビールのマークのような麒麟さん。
11:30 からの閉会式会場安穏殿へ。
安穏殿前 … 重文経蔵 ドウダンツツジの赤と薄ピンクのサザンカのコラボ。
台風で枝を折られ、痛めつけられた経蔵前のイチョウ、頑張って青空に映えてます。

12:00 全ての日程を終えました。
また来年来れることを願って安穏殿から阿弥陀堂 ・ 御影堂に礼拝して
御影堂門前からタクシーで昼食場所、新都ホテルへ移動。
国宝・重要文化財に囲まれてどっぷりの2日間 …
格調高く、優雅でもあり、忙しくもあり、年々疲れることも身体に覚え …
国宝建造物 11 阿弥陀堂 ・御影堂 ・飛雲閣 ・唐門 ・ 黒書院
対面所(鴻の間)、雁の間、菊の間、雀の間、白書院 ・ 北能舞台
特別名勝虎渓の庭 ・ 重文17建造物 南能舞台 ・ 阿弥陀堂門 ・ 御影堂門 ・ 経蔵
太鼓楼 ・ 水舎 ・ 総門 ・ 本願寺伝道院 ・ 御成門 ・目隠塀 ・ 築地塀
玄関 ・ 浪之間 ・ 虎之間、太鼓之間、浴室(黄鶴台) 鐘楼 等々。
国宝11建造物 重文17建造物 自然体で全て拝観致しました。