
毎年12月20日の早朝に行われる西本願寺 国宝阿弥陀堂・御影堂 「お煤払い」の行事に
参加するため、奈良教区の門推のお仲間と前日から参加しました。
集合場所安穏殿前に参加団体の案内が掲示されています。
12:00 安穏殿へ集合した北は北海道札幌他13団体331名 … 開会式後、
明日早朝より行われるお煤払いの日程説明の後、本願寺よりお掃除の先に、
お礼の抹茶接待を受けるため、国宝阿弥陀堂から御影堂より国宝書院へ移動。
御影堂縁側から眺めた 大銀杏
先月訪れてから1ヶ月足らず、黄色に色づいていた、天然記念物「大銀杏」(樹齢推定約380年)
幹周 6.5m 樹高 7m すっかり葉を落して枝振がよくわかります。
根っこを天に広げたような形から「逆さ銀杏」と呼ばれています。
御影堂から国宝書院 203畳敷きの鸛の間へ移動。
上下段の境の欄間に雲中飛鴻の彫刻があるので鴻の間ともいいます。
その国宝鴻の間で、お抹茶接待を受けます。
下段左右の襖絵と上段床の絵の絵の具にはすべて鉱物質(金、銀、白は水晶、赤は珊瑚、
松の幹は錆、松の緑は銅の錆が使用されています。
梅の花のピンクは珊瑚、鶴などには(金、銀、白は水晶)が使用されています。
400年の歳月を経た現在でも、美しい色を残しています。
お抹茶接待が終わった 国宝書院 鸛の間 正面より左側
国宝書院 鸛の間 正面
緋毛氈に331名が座ってお抹茶をいただきます。
接待のお手伝い15名が手を挙げて参加。
国宝書院 鸛の間 正面より右側
お抹茶接待が終わると、係りの方が緋毛氈を調えて巻いて収納されました。
国宝書院 鸛の間の向かい合って、江戸時代前期の1694年に建てられた
切妻造りの重文「南能舞台」は、現存する日本最大の能舞台。
国宝書院廊下から右、書院玄関(重要文化財)の屋根 … 左側 国宝 唐門が見えます。
国宝書院の東側、東狭屋の間、天井には様々な形の書物が描かれています。
東狭屋の間真ん中辺りに描かれている「八歩睨みの猫」を見上げておられるお方。

東狭屋の間に面した東側 … 名勝 「虎渓の庭」 1ヶ月前と違った景色。
ソテツがこも巻きにされて冬の準備が調っています。
お抹茶接待を受け、書院拝観後、御影堂から、阿弥陀堂 …
御影堂広縁正面側の蔀戸、外開きの一枚蔀戸が用いられています。
跳ねあげたときに下から格子が見える美しい仕様です。
御影堂広縁から眺めた重文 伝道院
近代の日本を代表する建築家伊東忠太によって設計されました。
御影堂広縁から阿弥陀堂
明日早朝のお煤払いを待つ 国宝 御影堂内。
阿弥陀堂への渡り廊下から控室安穏殿へ向かう各団体。
16:00 安穏殿 法話聴聞
16:30 明日の日程説明
17:00 宿舎チェックイン
聞法開館5F部屋から、夕日の落ちた眺め。
17:30 夕食懇親会
写真…と気が付いた時遅し、デザートの抹茶わらび餅など。
19:00 夜のご法座に参拝。
お煤払い前日の日程は全て修了。
同室の法友3名で相談、4:10 に目覚ましをセットして22:00 過ぎ就寝…
そんなに簡単に寝れません。