12月20日(水) 

御煤払当日、眠れないまま4:10 目覚まし時計が鳴りました。
室町時代から始まったといわれる迎春行事で、僧侶や門信徒・町の方や希望された方々が
国宝の御影堂と阿弥陀堂の煤を払う行事です。
御影堂の畳は内陣が282、外陣が441の計723畳、すす竹の棒をしならせ、大きな団扇で
はたきながら、一年間にたまった煤を屋外へ扇ぎ出す模様は年末の風物詩にもなっています。
5:10 御晨朝参拝へ、京都の最低気温が0.5℃。
普段より30分早いご晨朝参拝へ、阿弥陀堂から御影堂へと。
正面の諡号額にもすでに被いがなされています。
ご晨朝参拝を済ませて阿弥陀堂前から、
夜明け前のお茶処、御影堂門・小さく京都タワーの灯り。
御煤払準備の調った阿弥陀堂内,外陣は285畳敷です。
6:20 お晨朝を終えて安穏殿へ戻り、本願寺から準備くださった
御煤払いの必須アイテム タオル・マスク・軍手・2種類のカイロ。
6:40 いよいよ御煤払へ 日の出前の阿弥陀堂 ・御影堂
阿弥陀堂入り口で参加者に煤竹2本づつ、手渡してくださいました。
報道関係によると、全国から僧侶や門徒など約700人が集まったとのことです。
7:00 ご門主が「箒(ほてい)」と呼ばれる長さ4メートルの箒を使ってほこりを
払うしぐさをされますとその後、参加者は煤竹を使ってその場をたたきます。
阿弥陀堂での作法が済むと、御影堂へ移動、広縁から日の出に映える京都タワー。
御影堂へ移動
ご門主が「箒(ほてい)」で御煤払作法。
その後、参加者が阿弥陀堂、御影堂に分かれての作業。
煤竹2本で畳を叩きますが、中腰の作業って案外腰にきます。
報道関係者の方も中腰で撮影。
ピンボケもありますが、堂内に立ち込める埃の仕業なのです。
大団扇を使って埃を堂内から堂外へ煽ります。
各団体の名前が入った大団扇。
欄間に梯子架かると、宗門校の学生さんでしょうか…
軽々と欄間に移り、ハタキがけをされ始めました。
2人から3人、6人、どんどん人数が増えていきます。
すっかり見惚れています … お仕事放棄している状態。
最後に横一列に並んで、再度畳を叩きました。
堂内に朝日が射しこんで埃の舞うのがよくわかります。
欄間の宗門生 … 御影堂のほぼ半分に到達。
御影堂中央の扁額まで到達 … 総勢14名。
煤竹をお返しして、御影堂から阿弥陀堂前 … 阿弥陀堂欄間も清掃中。
7:50 安穏殿へ戻って本願寺さんが準備くださった朝食をいただきます。
大人数の食事、3か所に分かれていただきます。
温かい豚汁 、 おにぎり 、 味つけ海苔 、お漬物 、お茶。
七味の利いた温かい豚汁美味しかったです。
朝食後の散策、風も無く快晴 手前国宝阿弥陀堂 ・国宝御影堂。
阿弥陀堂から御影堂への鴬張りの渡り廊下に差し込む朝日。
御影堂内に差し込む朝日。
堂内の板敷には、舞っていた埃が落ち、一面真っ白に。
朝日が射しこんだ堂内 … この光景とても癒しになります。
埃が一面の御影堂前広縁に差し込む朝日 … 前方阿弥陀堂
9:10 御煤払も最終段階 御影堂へ移動。
濡れ雑巾2枚づつ、畳、縁側の雑巾がけ … 雑巾は何枚も取り換えます。
雑巾がけと並行して僧侶方の後片付けも始まっています。
濡れ雑巾の回収 … 備品の整備
再最終の乾いた雑巾で乾拭き仕上げ。
横一列で堂内から堂外 … 広縁 廊下へ。
乾拭きの雑巾、全く汚れが付かなくなりました … 凄いですね!!
早朝からの御煤払が終了 … 合掌礼拝を終えて安穏殿へ移動。
11:00 安穏殿で閉会式が行われ、11:30解散
12:00 東急ホテルで昼食親睦会
長く感じた半日が終わりました。
15:00 自宅で待っていてくれた連れ合いと、熱いコーヒーとカステラで一休み。
自宅の煤払はさて?? いかがいたしましょうか ??
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拙い日録をお付き合いくださいましたこと嬉しく思い感謝申し上げます。
有り難うございました … くる年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。
それでは好い新年をお迎えくださいますよう。 
