冬の大池(勝間田)池からの眺め * 薬師寺水煙

1月24日(水) 

9時過ぎの電車で奈良教堂へ … 清掃当番・聞法の集いへ参加。

      お昼の休憩を利用して大池(勝間田)散策へ。

      大池から眺めた薬師寺伽藍 … その先に若草山 … 大仏殿の屋根。


      写真家、故入江泰吉氏の写真によりすっかり有名になった場所です。




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                 国宝東塔(修復工事中)の後に小さく大仏殿の屋根が見えます。


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      大池(勝間田)の池から眺める、右から薬師寺国宝東塔(修復工事中)、西塔、金堂が

      並んで見えます。

      少し離れて、金色の鯱がそびえる大講堂。


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           大池には何種類もの鳥が飛来しています。

           オオバン … 全身がほぼ真っ黒ですが、嘴と額が白いのが特徴です。



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          頭をフリフリ泳ぐ可愛い姿 … 白い額がトレードマークのようです。

           「キュイッ ・ キュイッ 」と大きな鳴き声を聞きました。




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                     カモ …  多分いろんな種類の鴨がいるのでしょうね。                      


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                              キンクロハジロ


       名前の由来は、キンは、金色で、このカモの光彩が黄色いことから採られています。

       クロとは黒で、上面の羽が黒いことかららしい。

       翼を開いた時に白い翼帯が入ることから羽白で、このカモの名前は全て色から来ています。



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          今日は今年最低気温の1℃との予報。

          さすがにこの寒さでは、この場所からカメラを向けられている方が見当たりません。

          修復工事で2022年まで以前のような国宝東塔の姿が眺めることはできません。

          4年後の修復完成の姿をここから眺められることを願っています。



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               寒々しい、大池(勝間田の池)からの眺め。

               右手に見える若草山 … 今月27日に山焼きが行われます。
    
               今は芝色ですが、27日以降は山は焼かれて真っ黒な眺めになります。



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            午後のご法話が終了して、駅への道すがら、ちょっとみちくさ。
 
            裏道を通って薬師寺の南門前へ。



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                           南門前から薬師寺西塔



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                            薬師寺西塔・中門 ・ 二天王像


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                      修復中の国宝東塔 ・ 中門 ・ 西塔


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                  オフシーズンなのでしょうか … とても静かな中門付近。


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        国宝東塔と西塔と水煙のデザインは全く同じで飛天が配されています。


        ここからの確認は難しいです … 修復中の東塔の水煙は以前身近で拝見できました。




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            修復中の東塔の水煙は一昨年身近で拝見できた映像です。
            
            1300年の時を経た国宝東塔の水煙。


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     奈良時代から東塔(高さ約34m)の先端に取り付けられ、一昨年公開された「水煙」(高さ約1.9m)。

     水煙は、塔の先端の相輪の一部となる金属製の装飾で、塔の創建の奈良時代のものです。



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         飛雲の中に、笛を奏でたり(奏楽天人)、頭を下にして衣を翻しながら舞う天人、

         手に花びらを盛るためのかご「華籠」を持った天人が、計24人が装飾されています。



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          間近に観るとところどころに金で塗られていた痕跡がはっきりと見えたり、

          一部では金属が腐食しかかっていたり、パーツが取れているのが分かります。

          約1300年の時を紡いで今、地上で静かに待機し後世へバトンが繋がれていきます。


          東塔水煙は、一昨年7月に食堂(じきどう)立柱 ・ 上棟式の招待を受けた時の映像です。



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