
ここ2・3日の奈良は、高気圧に覆われて広く晴れ、気温が上がり3日続きの夏日の予報になっています。
少し早起きして、所用の前に春日大社砂ずりの藤の様子を拝見しようと出かけました。
人がまばらな飛火野
あちらこちらに鹿の群れ
世界遺産春日大社 … 弐の鳥居
春日灯篭並ぶ参道
春日山を水源とする清流滝
慶賀門への参道
慶賀門参道への春日灯篭
慶賀門から西回廊
西回廊沿いの春日灯篭
慶賀門から西参道を振り返る。
慶賀門から振り返ると、白ヤマフジ と ヤマフジンのトンネルでした。
西回廊と春日灯篭

西回廊内の釣灯篭
西回廊 直会殿の吊り灯篭
慶賀門を入ったすぐ右手に大きな藤棚が見えます。
「砂ずりの藤」で名高い砂にすれるということからこの呼名の藤です。
ノダフジの変種といわれます。

摂関近衛家からの献木と伝えられ、『春日権現験記』にも書かれている古い藤、
樹齢700年以上といわれます。
近くに居ながら藤の時期に参拝できたのはすでに四半世紀以前になります。
その時の印象では本当に地面すれすれに房が垂れ下がっていたのが、
強く印象に残ています。
砂ずり藤の最長の記録が記されていました。
2017年 1m65cm ・ 2016年 1m44cm ・ 2015年 1m72cm
月末には、倍に長くなるかもしれません。
南門辺りを清掃されている巫女さん。
南門内辺りから眺めた砂ずりの藤
朱色の建物は西回廊
700年以上前から砂ずりの藤を支えている古木の根っこ。
南回廊西端から参拝所方面
南回廊を
出かけに、カメラのバッテリー充電を確認するのを忘れて、赤の信号が点きました。
予備のバッテリーと交換、何と予備バッテリーも赤信号。
充電忘れ … 近頃よくあることです。
仕方なく回廊を回ることも取りやめ、慶賀門から戻ることにしました。
西回廊を清掃される巫女さん

西回廊から往路では気が付かなかった杉の大木に絡みついた白い藤。
20m以上はある杉の古木に垂れ下がる白い藤
白花支那藤
原産地は中国の東北部、日本へは昭和時代の初期に渡来した。
木に巻きついて上り、長さは20メートルにもなっています。
根っこは何処だろう … 樹木の中を辿って行ったのですが直ぐに見失いました。
杉の古木さん、陽の光も半分、重いし、「忍」 だよね。
かなり下った場所に何と藤の根っを支えてくぐり門に造られています。
この根っこの先も探そうとたどったのですが、直ぐに分らなくなりました。
参道を下って飛火野の藤棚、すっかり花は散り葉が茂ってグリーンを増やしています。
飛火野の「大楠」 クスノキの巨樹。
一本のようですが実際には3本のクスノ。
明治天皇が、陸軍の大演習で臨席された場所に記念に植えられた…と記されています。
バス亭まで下りてきました。
5分の待ち時間 … 後方が片岡梅林。
梅林内の丸窓を赤信号のバッテリーで1枚。
梅の丸窓も好いですが、新緑の丸窓も爽やかに感じます。
春日大社の滞在時間30分、市内で所用を済ませて11:00前に帰宅。
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13:30~15:30 浄照寺「声に出して読む歎異抄講座」に出席。
歎異抄11条12条 …輪番で読み進め、住職さまのまとめで閉会になりました。