今日も抱きかかえるように、お花の定期便をいただいて緩和病棟ボランティア室へ。
机の上にメモ書きと、グミの実が置かれていました。
ビックリグミ (ダイオウグミ) グミ科 グミ属
グミの木に赤い実がなっていましたので、木を切るのを中断しました。
今しばらく、このままにしてはどうでしょうか。
ことの始まりは … 1か月ほど前になります。
グリーンボランティアのNさんに 「庭にビックリグミの木を植えてから10年位になるのです。
樹ばかり大きくなり、実はいっこうになりません、大きな樹に2・3粒のグミの実では、
場所をとるばかりなので、すみませんが根元から切っていただけませんか…」
そんなお願いをしたのです。
ビックリグミの樹はその話を聞いて驚いたて、そりゃ慌てて ビックリ したのでしょうね

「困った!困った!こんなに大きな樹になったのに、根元から切られては大変 !

今年はひとまず実をつけて、樹を切るのをやめていただきましょう!!」
ビックリグミの気持ちは、そんなふうだったのかも知れません。
滅多にこんなに多く実をつけたことはありません …
何年か前までは花の咲いた時期を見計らって、ジベレリン処理していたのです…
が、それでも2・3粒の実をつけてくれるのを見て、満足していたのです。
そんなこんなでビックリグミは、赤い実を多く実らせてくれったのかしれません。
間違いなく樹を切る話を聞こえたのに違いありません。
こんなに多く赤い実をぶらっさげてくれたのは、苗木を植えて以来のことです。
「すっぱ!!! ・ こんなもんよ!! ・ 初めて試食したけど、もっと甘いのかと!」
メンバーが口に入れて発した感想の一言。
ビックリグミをテラスガーデンに植えたのは、紅い実がぶらぶら生って、
患者さんやご家族が、ほんの少しでも季節感を楽しんでいただこう ・・・
そんな気持ちから、仲間と苗木を探し求めて移植したのです。
子供の頃、祖母や母は、庭に植わっていた桃や柿、イチジク等などに、話しかけているのを
よくよく覚えています。
甘い桃には樹を撫でてお礼なんか言っていましたよ。
それとは反対に、実りの悪い吊るし柿を作る渋柿には、切ってしまおう!なんて言ったら、
翌年は随分豊作だったなあ!! そんなことも覚えています。
「樹や花も稲だって聞こえているんやでえ!」 遥かむかしむかしの懐かしいことを思い出しました。
優しいグリーンボランティアNさんのお蔭で、ビックリグミは、いのちをながらえたのでした。
本当はもう一本植えてみるとよく実が付くと聞きましたが … もうこれで十分です!
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奈良文化会館国際ホールで開催される 奈良交響楽団 第68回定期演会の開演少し前、
隣接する奈良県庁舎屋上開放日だったので、新緑の360度のパノラマを見せていただきました。
せんとくんのお出迎え。
エレベーターで屋上へ … 南側から眺めた興福寺五重塔
視線を南側から東南側に向けてみました。
春日山 ・手前に奈良国立博物館「なら仏像館」が新緑に埋もれたように。
南側はるか遠くには、大峰山系の険しい山々も望むことが出来ます。
前日まで大峰山地だけは山上は雪に覆われていました。
散策木道を少し東北に目を向けます。
奈良国立博物館の裏手には、大文字送り火の舞台である 高円山の大の姿も望むことが出来ます。
入口から東の方向を眺めた景色です。
東大寺大仏殿 少し後方は 東大寺二月堂
緑の芝生が眩い若草山 … 東大寺ニュージアム ・ 東大寺南大門
この場所からの山焼きの眺めは格別でしょうね。
往復はがきにて応募し、応募多数の場合は抽選が行われるとか。
東北方向には大仏殿、二月堂。
東北から東南の眺め
北側の眺め … 京都府に近い位置です。
小高い場所は、国の重要文化財に指定された同市の奈良少年刑務所。
2019年10月に行刑史料館、2020年をめどにホテル等の複合施設を開業する計画。
真西の眺め。
生駒山や奈良市街地の広範囲、また平城宮跡の「大極殿」なども望むことが可能となっています。
屋上西北の角から興福寺五重の塔を眺めます。
遠くの山々は葛城金剛山系が連なります。
興福寺五重の塔 … 再建中の中金堂
回廊状の庇の空間から階下を行き交う人たちがこんなに小さく見えます。
再建中の興福寺中金堂後方、金剛山系。
屋上散策木道を一周して元に戻って来ました。
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3か月前に同じ場所から眺めたいたのですが、鮮やかな眩い緑の眺めはまた格別です。
約束の時刻が近づいています。
隣接するコンサート会場文化会館へ急ぎました。