ネットショップ詐欺(魔のクリック)

  ネットショップ詐欺というものは、魔がさせば被害に遭うという実験のようなお話です。


  ネットで買いものをするようになってはや15年近くになりますが、魔の淵に一瞬はまりました。

  初めて詐欺に遭ってしまったのです。


  恥ずかしい限りで人に知られたくない一面、自分への腹立たしさ我慢ならず、日録に残しておこうと

  記しました …   また同じような魔の淵に落ちないためにも…


  問題の品物は、連れ合いの入浴のためのシャワ―椅子… 

  友が腰椎の手術後、シャーワー椅子を使うと随分楽…と聞いて検索したのです。

  普段は、楽天、アマゾンが主流なのですが、検索で目に留まったのが、割引率の高い商品だったのです。

  
  問題の パナソニックシャワー椅子の画面 …  詐欺サイトですよ!! 28日に全て削除されています。


  普段ならその他も検索して比較するのですが、値段に魅せられたのが、詐欺に遭った大きな一因だと反省。


成り行きを順次記してみました。

   8月20日 朝、  値段に魅せられた商品をカートに加えるをクリックして購入。

               折り返し丁寧な返送にゆうちょ銀行の振り込み先が記されていました。

       問題点 1 何故支払いの選択ができないのか?? ほとんどはカード払いにしています。

               振込先が個人名で日本名ではなかった。 過去にも何度も日本名ではない方に
              
               振り込んでいますが、問題はなかった。

        問題点 2  その時点で店の検索をかけたのですが、ヒットが出ずまま …

       問題点 3  椅子の使用を急いでいたこと。


   8月21日  早朝  指定のゆうちょ銀行に振り込みました。

               どうしてもすっきりしないので、お問い合わせメールからキャンセルの申し込みを

               入れました。
             
         7:40頃 連絡が入りました。


          大変お世話になり有り難うございます。

          ご入金確認と共に商品が商品センターより発送させていただきました。

          追跡番号を分かり次第に送りいたします(システム混雑より多少遅れる場合がある)。

          宜しくお願い致します。

               24時間サービスセンター担当 関谷 真紗美・・・・  言葉が続きます。

 
       問題点 4 日本の方の文章にしては助詞の使いかた少しおかしいなあと感じました。

        
               この時点で早々に諦めて、新しく購入の検索をかけていました … しかし、
  

       どうにも自分のミスがおさまらないので、会社の概要を見て、電話を入れたのですが、
 
       本社は常時話し中、支社の1カ所はこの電話は現在使われていません …決定的でした。

 
        この時点で 9,601円無駄使いしました … すみません と。



 8月21日 午後、 駄目もともとと思い、ゆうちょ銀行に相談の電話を入れました。


       その返答は「1個人からの通報では詐欺口座の凍結はできません」と冷ややかな返答。

       もう少し何とか説明の仕方があったのでは … と。


 8月22日、 諦めたのに今度は 都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口へ電話をしました。

        電話応対くださった方は、担当外のお方だったのですが、一部始終聞いてくださって

        「まだ2日目だから送って来るかもわかりませんね…と。」慰めるように、担当者に引き継いで

        おきます」…と。  

 8月24日(金) 病院へ行く日だったので準備中、警察の担当者より電話をいただく。


           「貯金口座の凍結ができました 」…と。 驚きました。 

           「これからお宅に伺って、証拠写真などいただきたい…と」

           出かけるところだったので、16:00頃にお約束していただけました。  


         16:00  担当者の若い刑事さんが来てくださった。

 

       私のみではなく、他にも詐欺被害者が警察に被害届を提出されていたようです。

       そんなことで、ゆうちょ銀行へ詐欺口座の情報が届いて詐欺口座凍結の手続きをして

       下さったのことでした。

       パソコンから送付した画面、詳細画面、通帳の画面など何枚も写真を撮られました。


        「口座凍結」を行ってこれを、訴えのあった人数で割った上に、ある程度は

        「救済法の保険(預金保険機構の活動費用)」として、差し引くために、満額戻ってくるとは

       限らないそうです。


       「まずほとんど戻らないと考える方が … 10ヶ月ぐらい手続きがかかりる」とのことでした。

       

       刑事さんの言われるには、最近のネット詐欺は高額より小額が多いのだそうです。

       振り込み詐欺の額から考えれば確かに小額ですが …

       振り込まれると直、引き出して残高は無いに等しいそうです。


       ゆうちょ銀行連絡先を教えてくださって、「被害回復分配金の申請」をしておきなさい。

       とのこと、早速連絡をいれて、また最初から同じ内容を話して届は済みました。

       再度、「全額は戻って来るとは考えないでください」…と。ゆうちょからも。




       口座凍結までの日数の短かったことは、商品が届くことを考えずに行動に移った。

       早かったからと言え、一段上の詐欺師、入金と同時に引き出すことぐらい当然のこと。

       
       情けなく恥ずかしい体験は、「安さ」という欲に目が眩んだのが第1の要因だったと反省。

       「怪しいな」って直感したのに送金したことの反省。

       少々お高い受講料になりましたが、 慣れてきた時ほど慎重にならなければいけないことを痛感。




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  後味の悪いままでは…と自身も13年前にネットで買った時計を思い出して、空箱を出して

  ネットショップの原点に戻ってみました。

  楽天で買った自動巻きの時計です。

  持っていた時計が壊れ、自動巻きがどうしても欲しかったので、近くの時計店も探したのですが、

  見つからず、楽天の検索で見つかったものです。

  友人は、「現物確認もしないでよく買えるね!! だまされるのでは!!」いろいろアドバイスをくれました。

  それまでも小物は買っていたので、何の心配もしませんでした。                 


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  当時は店の方も丁寧で、今からはとても考えられない気遣いをしてくださっています。

  当時の領収書や、保証書の他に自筆で、この時計の良さや値打ちまで記されています。

 
  この時計、13年後いまだに正確に作動して、私の行動に欠かせない存在です。

  携帯は腕時計のように簡単に見れませんから …




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                         小さなクサハナビの揺れに癒しを感じます。



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              タリヌム・カリキヌム(クサハナビ)   スベリヒユ科 タリヌム属



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        緩和病棟、患者さんのご家族が作られた可愛いフクロウのストラッㇷ゚をいただきました。


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           愚痴を読んでいただいて申し訳ないことです。

           念には念を入れる再確認を忘れないように心がけます。

           連れ合いさんすみませんでした … もう少しだけこのまま野放しにしてくださいね。

                                       




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