虎渓山 永保寺から2台のタクシーに分乗、10分余りで多治見修道院着。
怪しげな空模様 … ポツリ 雨粒

カトリック神言修道会の修道院で、 日本人司祭と修道士の育成を目的に、ドイツ人のモール神父の
手によって、カトリック神言修道会の日本管区の本部修道院として設立された。
建物正面 正式名は 神言修道会多治見修道院
入口の掲示板にはマザー・テレサの写真が。
大聖堂正面
大聖堂の一部は見学が可能となっていますが、撮影は禁止されています。
ステンドグラスから漏れてくる淡く照らす光は、厳かな雰囲気を醸し出しています。
後ろを振り返ると 大型のパイプオルガンが2階に見えます … 音色聞いてみたかったです。
造形が美しいバロック建築の修道院。
白い壁と朱色の屋根、快晴の日には映えることでしょう。
メンバー(婆)の記念撮影 … 背景が主です。
修道院の建物は、地上三階、地下一階の木造建築で、建坪1千坪、
ぶどう畑は3千坪総面積1万8千坪ある広大な敷地です。
修道院建物の周囲に広がるぶどう畑 。
3千坪のぶどう畑をぐるり散策。
ぶどうは収穫済で、目を凝らして見つけようと探したのですが、一房も残っていませんでした。
多治見修道院は日本で唯一、ワインを醸造している修道院なんですって。
設立当時からミサで使うためにぶどう栽培をし、その歴史は80年を超え、
今では多治見産のワインとして親しまれているそうです。
毎年11月3日にはワインフェスタも催されるとのこと。
メンバーの1人がナツメを見つけて懐かしそうに … 子どもの頃庭の赤くなった実を食べたよ。
ナツメ クロウメモドキ科 ナツメ属
ぶどう畑にポツンと残されたリヤカー … 多分収穫したぶどうを運んでいたのでしょう。
修道院の裏手にはバーベキュー施設が整ったログハウスや研修センターが広がっています。
カトリック系の大学の学生などが研修に、一般にも広く開放されてるそうです。
今日も多くの学生さんたちで賑わっていました。
台風21号の影響を受けて無残にあちらこちら、引きちぎれた銀杏の大木。
大木の付近に一面に散らばった若い銀杏の実。

雨上りのグリーンが映えるどこまでも続くぶどう畑。
この場所で休憩 … 設備が整ったバーベキュー施設のようです。
どちらを眺めても鮮やかなグリーン … 収穫前のぶどう畑を想像しながら…
ゆっくり広大なぶどう畑をひとまわりして元の場所に戻って来ました。
白壁に規則正しく並ぶいくつもの窓 … 長崎出身のメンバー、地元でも見ることのない
規模の大きを持つ教会だそうです。

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多治見は「日本一暑い町」の名を競うことで知られるようになった市です。
今年も41℃という猛暑を記録しています。
多治見は美濃焼 (織部、志野、黄瀬戸) といった生産される地域の名称で呼ばれる
ものも多く、たくさんの種類の焼き物があります。
1300年前に及ぶ長い歴史によって培ったものす。
虎渓山永保寺本堂前、市の文化財にも指定されている高さ2.8mの陶器製の灯篭。
志野織部釉が施されているのを撫でてさすが焼き物に縁があるのだなあ…と。
以前、素朴な感じが好きで、買っておいた小さな織部焼の花瓶いくつかを、
緩和病棟の花活けに使っています。
18:30予定通り王寺着 … 2018年夏の青春きっぷの旅は終了しました。
青春18きっぷ8枚はオークションでゲット、タクシー代込みで交通費は、
出発したJR王寺駅から、ひとり 3,000円足らず。
奈良から岐阜まではやはり遠かったです。
ご縁があれば、多治見にお出かけしてみてください。