何かのお話の時に話題になった ジュズサンゴ(数珠珊瑚)のことを覚えてくださって、
白い花が咲き、赤い実のなる鉢をいただきました。
ジュズサンゴ(数珠珊瑚) ヤマゴボウ科 リヴィナ属
原産はメキシコ、ブラジル。日本には大正時代初期に渡来。
5mmほどの実が連なって生ります。
名前の由来は、赤い実が数珠のよう連なっており、珊瑚玉の様に見えることから。
4mm位の白い花のように見えるものは花弁ではなく萼片で、閉じているときは先端が
淡桃色の蕾のように見えます。
ジュズサンゴは花も実も同時に同じ枝で見ることができます。
1つの枝に目だたない白花、開花後、数珠状の実が緑~ピンク~赤色へと変化していく
過程が見られます。
果実は有毒なのだそうです。 注意。
花よりも花の後にできる実を楽しむ感じです。
黄葉も風情を感じます。
花の直径は約5mm、花弁のように見えるのは萼で4枚.。
4枚の萼の間から雄しべが4本、雌しべは1つ。
果実は直径4〜5mm小さく可愛いです。
紅い果実の萼は反り返って完熟、落下の準備中。
こぼれ種で春に芽が出て増えるそうなので、花友さんに分けましょう。
冬に霜などで地上部が枯れても根が死んでいなければ芽が出てくれるとか。
紅い果実の萼は反り返って茶色に変色、実は完熟してもう直ぐ落下ですね。
気をつけて落ちた実を拾ってみます。
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蕾の期間が長かった アオベンケイ ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属 が
今年も開花してくれました。
山里御杖村の山野草園でいただいたお花です。
好きな山野草なので、半日陰で育てています。
自然の中ではブナの苔むした樹上や、岩上に生えているそうです。
茎の先に花は径6~7ミリの小さく密集しています。
小さな虫が蕾をたくさん食べて、花数が少なくなりました。
縁あってこの庭にもらわれてきました。
奈良県 アオベンケイ 希少種 準絶滅危惧種
大切にしないとね …
本当は自然の中ではブナの苔むした樹上に咲いて似合う花なのね。