
来春のカレンダーが例年通り、いただけるころから届いています。
寝室には早々、残り1枚になったカレンダーの後に重ねました。
亡くなった法友が、常に溜息と共に漏らしていたことば 「時の経過は遂に超特急!!」…と。
今、それをかみしめています。
昨日までの暖かさから一変して朝から、冷たい雨になっています。
10:00過ぎ、法友8名で奈良市内のアート スペース上三条で開催されている
寺田知世さんの個展を見せていただきに。
紅葉の落ち葉が重なった登り大路を、まずは県庁の食堂へ直行。
食堂の一般利用を知らない方が多かったので、散策の目的の1つに組み込みました。
本日の定食 … ご飯 ・味噌汁 ・ サラダ(小鉢) 蟹玉
これで520円也 … ご飯を残してしまいました。
美味しゅうございました。
今回は11時過ぎ、200席を自由に選べました。
南側の興福寺境内を見渡せる位置に並んで座りました。
食事の後、小雨に煙る屋上へ … 初めての方は感動。
建屋の最上階に上がる頃、小糠雨に変わり少し見渡しきくようになりました。
最上階建屋から、若草山、南大門、東大寺ミュージアム。
煙る 東大寺大仏殿、遠くに二月堂
興福寺境内 落慶法要の済んだ興福寺中金堂 右 南円堂
国宝j興福寺五重の塔
重要文化財 奈良国立博物館 佛像館
奈良県庁建屋 … 中間にある展望台から眺めました。
初めての方は、ここからの眺め、とても喜んでいただけました。
奈良市内に来てもなかなかここに立ち寄る縁が恵まれません。
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興福寺中金堂は先日拝観させていただいたので、今回はパス。
中金堂回廊礎石跡から国宝五重塔
境内西、南円堂 南円堂の右近のタチバナ(橘) ミカン科 の実がたわわ。
日本に古くから野生した唯一の柑橘で 別名をヤマトタチバナともいうそうです。
5~6月に白い花が開花し その果実は直径3cmくらい。
ユズに似た香りがあり 多汁だが 酸味が強く食用には向かないとのこと。
案内板
後方から眺めた重文 南円堂
奈良で生まれて住まいしていて、興福寺の国宝三重の塔を知らない…
そんな声に立ち寄ってみました。
境内の散策道に4ヶ所の国宝建造物が … その1つ国宝三重の塔。
知名度の高い五重の塔の陰??ほとんどの観光客も訪れない様子。
何時訪れてもひっそりしています … だからこの場所はお気に入りです。
この坂を上ると 国宝 北円堂
遙か昔のお気に入りの通学路でした。
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三条通りを下って寺田知世さんの個展会場へ。
浄照寺了賢会館の壁画を担当くださった画家です。
やすらぎの道率川神社向かい側、アートスペース上三条。
日常に溶け込む あたりまえのように有るもの、植物、野菜、魚 や 小さな生物
を描いた水彩画です … そんな案内がありました。
繊細な観察力に熱い視線を向けながら、繊細な筆線に溜息やら…凄いなあ… の声。
お許しを得て撮らせていただきました。
繊細に描かれたキノコ と どんぐり 立ち止まり穴のあくほど拝見!
秋いっぱいの感動。
それぞれが、口々に画題を言い当て乍ら描かれている画材にも頷いて感激。
ビナンカズラの実は、特に最近盆栽展で教わったことと重なっ、て
しばらく立ち止まってしまいました。
作品の前で1枚いただきました 寺田知世さん。
法友たちとゆったり流れた時間 … 小雨の散策もまた好。
駅の喫茶で少し早目のティータイム … 至福の半日を過ごさせていただけました。
私へのご褒美でした。